我々は疑問の種を植える。知恵の作物を収穫するために。                                      ――現実主義の修道士 ■セッション詳細 【セッション名】『DREAM PORT』第二話 【システム】天羅WAR 【プレイ方式】キャンペーン 【人数】 レギュラー4人、ゲスト0~1人、を予定  【セッションチャンネル】 #sadame_TW 【サプリなどについて】基本ルルブ、ロストヘブン、クロッシングポイントを使用。ただし、基本ルルブだけでも参加可能            ロストヘブンに収録された裁定者ルール、カラミティルージュを使用 「走り出してしまえば、こっちのもの」 大陸横断鉄道『カドリール』、ミラーズシティを出発から80時間後。 揺れる鉄の塊の上を、女が駆ける。計画は入念、目指すは一点。 法より外れた闇の荒野を巡る、精緻で安い欲望が一つ。 電光石火の無法は、しかし運命に阻まれる。 「お姉さん、寝不足きつくない?ちなみにあたしはきつい超きつい」 楠木の国の最後の領土、『カドリール』21両目。 そこに所属する「最大の戦力」は、偶然に翻弄されながらも任務を遂行する。 その傍らにはいつの間にか、もう1人。 遠い異国の地で、小さな影たちが逆風を進みゆく。 まるで、小さな世界を一つ一つ辿るように。 天羅WARキャンペーン『DREAM PORT』 第二話『「美しきもの」探すように駈け抜けた』 いつか、太陽の昇る場所へ――砂塵の彼方へ…… PC1:一角狩那 因縁:21両目を護る忍、『二戸 奈都(にのへ なと)』 感情:連帯感など これは鉄道出発から80時間。つまり、3日目の夜だ。眠れない夜、部屋を出ていた君は、偶然1階の騒がしさに気付いた。 駆けつければそこには、一人の《朧サムライ》の女と、君と一つ二つしか違わない忍者の少女。 あれやこれやする間もなく、女は夜の鉄道を、列車前方へ向けて跳び去った。 そして、忍者の少女は、君をじっと見つめると、肩を抱いて言った。「追うよ。手伝って」と。 PC2:マイケル・キングズベリー 因縁:陰陽師の賊、沙波羅 三奈(さはら みな) 感情:敵愾心など 4日目の朝の話だ。情報整理や業務に追われていた君の耳に、21両目に賊が侵入しかけた、という話が届いた。 興味を持たなかったわけではない。しかし、これでは話が漠然とし過ぎていて、動ける段階ではなかった……が。 見知った顔が最後部車両からだかだかとやってきたことで、状況が変わった。君は腰を上げた。 電話で本部に調査を依頼したところ、直ぐに返事が来た。東部で活動していた盗賊に、合致する顔がいた。 PC3:スロウス 因縁:3日目の夜に目撃された『エア・ウォーカー』 感情:好奇心など 3日目の夜。君は夜空と戯れていた。それは屋上でも良いし、ちゃんと帰ってこれるならバイク上でもいい。 何にしろ、君は空を飛ぶ超常の鳥と、そこから大陸横断鉄道後部に降り立つ人影を目撃することになる。 翌朝に問えば目撃者は他にも少数おり、噂になっていた。こいつは騒動の予感がする。 一つ様子を見に行こうとすれば、21両目で盗賊騒ぎだ。出発数日で騒がしいことだ。 PC4:サミュエル・D・マクドゥガル 因縁:21両目の主、河内 正成  感情:ビジネスなど 4日目。君の座席が何等車両かは知らないが、兎に角が安っぽい車両生活を送っていた君の元に、客が来た。 21両目の主、河内 正成。彼は、出発前の事件解決の礼を言った後、君に『仕事』を持ちかける。 「うちの小さくてかわいい子らが、あくどい盗賊を追いかけてる、手伝ってやってほしい」だそうな。 天羅の魔術を扱う盗賊とは、戦力としちゃ未知数のブツ。金払いは良さそうだ。君は生活を少し潤すことにした。