【システム】ソードワールド2.5 【開催日時】休日10時一括 【開催場所】ユドナリウム予定 【募集人数】3〜5名 【締め切り】適正人数になり次第 【トレーラー】 ――『来るもの拒み、去る者追わず』。 アルフレイム大陸ウルシラ地方。スフバール聖鉄鎖公国とエユトルゴ騎兵国に臨むナザルス海。 『導きの星神ハルーラの修練場』とも謳われる、その奇怪な島はその北東に位置している。 広漠なる変幻地、クラスナダール島。 様々な自然や豊富な資源、そして危険な生物がかき集められたようなこの島に人々が移民して随分経った。 今ではその住民は独自の生活様式を持ち、フスバールやエユトルゴとの交易も盛んとなった。 そして……冒険者ギルドがその発展に大きく関与することになるのも、自然な流れであった。 深層に踏み入るごとに苛烈になる、危険生物と自然環境は、冒険者の修練と金策にもうってつけであったのだ。 だが、何より、このクラスナダール島が特別視される理由は、ある一つの超常的な自然法則にあった。 『その自然環境は不規則に変動し、新しい道が形成される』。 人の手の入らぬ土地において、地図は意味を成さない。それが、広漠なる変幻地の最大の法則(ルール)。 故にこの島が完全に開拓されることは永遠にない。故にそこは冒険者の『修練場』と呼ばれた。 そこで生き抜くためには、前へと進むためには、知恵と力が不可欠なのだ。 そして、その最奥部、神の住まうとされる山の頂にたどり着いたものは、まだ、居ない…… Sword World 2.5 キャンペーン 『Weather Light ――天候、良し』 冒険者は、標無き道をすすむ。 【キャンペーンについて】 クラスナダール島という、GMが好き勝手したいがために作った割と適当な設定を組んだ島を舞台に冒険します。 基本、普通にSW2.5やるのと変わりませんが、この島には他の場所にはない幾つかの特性があります。 ・奥へ奥へ行くごとに敵が強く、環境が苛酷になる。基本的に、エネミーたる存在は侵入者に対して敵対的対応を取る。 ・超常現象により道が不規則に変動するため、その度に地図を作りなおす必要がある。 ・立地条件の問題から、守りの剣が効果的に機能しており、蛮族が出現する場所はごくごく限られている。 ・魔剣の迷宮?奈落の魔域?無いとは、明言しません。 こんな感じの、えー、イメージとしては世界樹の迷宮なり不思議のダンジョンなり、そんな感じの場所を奥へと進んでいく感じになります。 君達は島唯一の上陸地点となる港より進み、腕を磨き、奥へと進むことになります。冒険者として強くなる目的は、様々なれど。 なお、プリーストは宗派に迷った場合、『導きの星神ハルーラ』を選択することを推奨します。理由は、セッションを始めたら割とすぐにわかります。 とりあえず、ここまでできたので募集します。 第一話は冒険者ギルドでPTを組んで異常発生した野生動物を狩りに、とかそんなノリで考えてます。 なお、設定置き場はこちら。読まなくても参加には問題ありません。 http://sadatuka.shime-saba.com/hour/WL.txt メンバー集まり次第、役割決めてキャラシー作ってー、って感じで考えてます。 11月頭にでも出来ればいいなぁ、と思いつつ、そーいやそろそろ繁忙期なんだけどこの場合、第二話年内に出来るかなぁ(>x<; ======以下、別に当面知らなくても問題ない設定====== 【クラスナダール島について(オリジナル設定)】 アルフレイム大陸北東部に位置する、そこらの国ひとつぐらいなら収まりそうな規模の島です。 大陸の北方は寒冷で知られていますが、東から流れる暖流の影響で、周辺の国に比べると温暖な気候を保っています。 その為、クラスナダール島の沿岸は古くから多くの移民が流れ着きましたが、島の中央に広がる草原に向かう人は一握りでした。 『早ければ数日、長くとも数週間おきに、道が変わる』。その怪奇現象故に。 草原を抜けた先の河川部に生る、この島独自の果実を目当てに一部の商魂たくましい農民が果樹園を作ったのが、精々の冒険だったでしょう。 奥の密林に入る命知らずはごく僅か。彼らはその果てにある山脈は鉱物が豊富に含まれていると気付きましたが、流石に掘る人はいませんでした。 こうして、クラスナダール島は沿岸部のみに人の住まう――秘境を孕む島として、長い年月を過ごしてきました。 そして、我が子が道に迷わぬよう、迷った家族が生還できるようにと、導きの星神ハルーラの信仰が非常に強いものになりました。 冒険者ギルドがこの特異な性質に目を付け、冒険者の訓練を兼ねた調査を開始したのは〈大破局〉の後の話になります。 その調査により、密林、山岳と、今まで伝承でしかなかった土地に踏み入ると、他にはない生態系や豊富に眠る資源に気付きました。 そこから先の話は早いものでした。冒険者ギルドが『冒険者の訓練所』としてこの島を用い、周辺国家も介入し、砦や宿営地が建てられました。 ……そのすべてにおいて、先ず第一にハルーラの神殿が建てられたのは言うまでもないことでしょう。 それでも今なお、島の中央にそびえる山の頂に至った人間は一握りであり、その調査はまだ行われていません。 理由としては、冒険の過酷さもさることながら、そこまで至れた優秀な冒険者は他の国でも引く手あまた、という事情もあります。 特にスフバール聖鉄鎖公国は、国の求める『勇者』の育つ島として、騎士団まで用いて冒険者の支援を行っています。 以下、序盤から知ってても良さげな覚書 ◆Lv1-3『内陸の湾港/Hinterland Harbor』 通称『港』。この島の玄関口であり、最大の街。立地の問題で、ここ以外からの島への上陸は困難。 二つの国から船が出ており、アルフレイム大陸と島の特産品を交易して成り立つ。また、冒険者ギルドの支部もここにある。 『守りの剣』は万全に働いているため、泳ぐ、飛ぶなどの能力を持たない蛮族がこの島に入るのはほぼ不可能。 そこから先は『平原』となっており、法則の及ばない島の外周部では住民が農地を開拓している。 ○PCの関わる主なNPC “狸のおいちゃん”カンイー・チャンドー 男性 51歳 冒険者ギルドクラスナダール支部の幹部の一人であり、見るからに肥えた中年。元はたたき上げの冒険者。君達が最初に頼りにする相手。 実働よりも交渉ごとや内務を担当していい加減長く、その剣技は衰えを見せている。 だが、ぺーぺーのひよっこに遅れを取るほどではなく(ファイターLvは5程度は維持している)、新人戦士の相談役も兼ねる。 ギルド支部は『西風の隼亭』の看板を掲げており、酒のついでに冒険者たちにアレコレのアドバイスや依頼を持ってきてくれる。 「先ずは、力をつけることだよ。若ぇのに先立たれちゃ、おっちゃんも泣くに泣けないからねぇ」 “西風の隼亭の主”ジュン・ランカード 女性 26歳 黒眼鏡をトレードマークにする伊達女。『西風の隼亭』は老舗の……港でも有数の大型の宿でもあり、彼女が亭主を引き継いで5年になる。 冒険者ギルドの例にもれず、手厚く駆け出しの冒険者向けのサポートは手厚く、部屋と食事を安価に提供してくれる。 その他、『果樹園』から行商に来た――ついでに一定期間『港』でバイトをする若者に寮めいて部屋を提供するなど、色々な手段で採算を取っているようだ。 『港』の輸入品を取り扱う様々な店に顔が利き、流行を追う若い女性たちにとってはちょっとしたカリスマ的存在。 「客も従業員も、早々といなくなるのがこの宿さ。だからこそ、一期一会を大切にしたいんだ」 “果樹園からきた少女の一人”ルパ・ゼルコー 『西風の隼亭』でウェイトレスをしている、ちみっこくてよく走り良く喋る、普通の女の子。 彼女に限らず、『果樹園』から社会見学を兼ねて『港』にやって来た若い女の子がこの店でバイトをする、というのはよくある話らしい。 だが、特に彼女は好奇心旺盛であり、カンイーのオジサンや君達に対しても良く話しかけてくる。 「短い間だろうけど、何か色々お世話になりそうな気がするっす。よろしくっすよー、ウチで獲れたファスツの実のジャム共々」 ◆Lv4-5『風変わりな果樹園/Exotic Orchard』 通称『果樹園』。川の中にある奇怪な果樹園。樹木はみな、根が川の底に沈んでいる。(マングローブが川で生育されているイメージ) ここで取れるファスツの実はクラスナダールの特産品ともされている、癖はあるが美味な果実。 ここの農家は樹の生育もさることながら、害獣との戦いの日々を送っている。 ここから先は『河川』となる。地形が制限され、水生生物や鳥型のエネミーとの戦いになる。例外的にギルマンも存在する。 ◆Lv6-7『樹上の村/Treetop Village』 通称『村』。河川を抜けた先にある密林。その足元は危険生物の棲み処の為、人々は樹上に村を作った。 クラスナダールにおいては『港』に次ぐ規模の人類の集落であり、その規模はパッと見たよりもずっと大きい。 森の下には危険生物が多いが、その分様々な素材が得られるため、職人や商人が手厚くフォローをしてくれる。 ここから先は『密林』となる。エネミーの危険度は増す上、毒や病気を放つ自然の罠が数多く存在する。 ◆Lv8-9『ドワーフの砦/Dwarven Hold』 通称『砦』。密林は山のふもとまで続いており、密林の途切れる場所は次の難所の入り口となる。『砦』はその境界に位置する。 ここから先には数多の坑道が存在する。宝石やマナタイトなどの貴重鉱物が多くあるが、ここまでくると危険生物も大概なものだ。 この『砦』を拠点とし、頑固なドワーフや命知らずの山師が、冒険者を雇う。そういう形で坑道は掘り進められる……帰ってこないものも数多だ。 ここから先は『洞窟』となる。クラスナダールの法則が一番厄介になる立地であり……ここから先、幻獣も頻繁に顔を出すほか、例外的にアンデッドが多い。 ◆Lv10-11『断崖の避難所/Clifftop Retreat』 通称『避難所』。切り立った崖の下には海が見える。スフバール聖鉄鎖公国の騎士団の一個小隊が、冒険者の為にここに宿営地を用意している。 これは、ここまでやって来た勇士を無駄死にさせないためと……あわよくば、彼らを国の騎士団へとスカウトする、という意図が含まれている。 実はここにはスフバール虎の子の小型飛空船が着陸できる。物資の補充もそれで賄っている。 ここから先は『山脈』となる。過酷な地形もさることながら、いい加減、連中が侵入者を阻み始める……そう、ドラゴンだ。 ◆Lv12-13『星明りの聖域/Starlit Sanctum』 通称『聖域』。山越えを果たした猛者たちは、そこに、意外なほどに平たい大地が形成されていることを知る。 質素なハルーラ神殿が設えられた、如何な夜でも常に月明かりに守られた一画では、一握りの修験者が生活をしている。 彼らは、ここから先に何があるのかを知りたいがために、ここで修練を続けている。君達が望むならば、物資も取引してくれる。 ここから先は『秘境』となる。クラスナダールの『道が歪む』法則が、君達に本気で牙を剥く。 森や河が突如現れることもあり、およそ自然法則が役に立たないウィルダネスダンジョン……?どこかで聞いたことがある話のような……? Lv14- ――詳細不明