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G M: それは“本来”、敵の頭が、未だ健在であるという予測を立てての行動であった。
G M: だが、今の彼は、その先に何かがあるような気がして、足を進めた。
G M: 砂村 けやき「あわわわ、大丈夫なんすか!?これ!?大分まずくなったっすよ!?」
G M: 石崎「(SoGのメンバー……?放送の――“Hordes”の声とは違いますね)」
G M: タワーの裏口を回ったところで、少女の声が聞こえた。訝しむ。
G M: それは、この事件そのものではなく、この事件中、今さっき起こったことに対して動揺しているようだった。
G M: レイナ・アスカーリ「一旦、我々も撤退したほうが良いのではないでしょうか?」
G M: 石崎「(こちらも、違う声だ……何がしかの目的を持って行動している別動隊か……?)」
G M: 状況は見えてきた。“Hordes”の作戦行動に関する致命的な妨害行動に、SoGの他メンバーが及び腰になっているようだ。
G M: と、なれば……連中は、放っておいても後退するか……?となれば――
G M: 【以下から1つを選ぶ】
G M: ・この場で息を殺し、もう少し話を聞き続ける
G M: ・すぐさまに奇襲をかけ、鎮圧する。
G M: ・踵を返す
G M: 石崎「(――……)」
G M: 奇襲?無くはないだろう。だが、自分はそこまで攻撃的な生物だったか?
G M: 立ち聞き?自慢ではないが、隠密能力には全く自信がない。が、戦えばすむ話とも――
G M: ……誰かに、自分の袖を引かれた気がした。
G M: そして、理屈もなく理解した。幾度となく繰り返されて来た、境界線の分岐を。
G M: 石崎「(ああ――そうか。ここか。ここが僕の境界線だったんだ……だとしたら)」
G M: >・踵を返す
G M: 石崎「(『孤立無援となる“Hordes”の動向が不安になってきましたね。万一に備え、他の市民の傍に戻りますか』)」
G M: 石崎 彰也は――この次元においては――確信していた。
G M: 今、自分が――生死の境を歩んだことを。
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