『ドラゴンの迷路』目次へ
GM:佐田塚
PC1:御神楽
PC2:Hover-B
PC3:自爆5秒前
ログ編集:佐田塚
(敬称略)





『滅び』が地球に到達するまで、あと6日。
 
タワー・クロスバベルを落とさんと、一つのセルが立ち上がった。セルの名は"arcanum"。
もはや怨敵。当方に迎撃の用意あり――と言いたい黒巣UGNだが、そのメンバーは予想を超えていた。
 
奔り去るもの"El Carro"(戦車)――ヨシュア・ダバイユ。
愛説くもの"La Sacerdotisa"(女教皇)――春日 未央。
枷つくもの"El Colgado"(吊るし人)――樋浦 彼方。
 
そして、それらを統括すると思しき……各務ビルの屋上から、正面からの宣戦布告を行った人物……
定めるもの"El Juicio"(審判)――的場 啓吾。
 
新市街において苛烈な迎撃戦と迅速な情報分析を強いられる黒巣UGNをよそに、旧市街もまた激戦区と化す。
バーネット――FHの究極生物の咆哮一つで、多くのジャームが暴走する。
 
住民の避難もままならぬ状況下で、UGNが、FHが、自警団が、ヤクザが、それぞれの目的のために動き出す。
――すべては、黒巣市を護るために。


ダブルクロス The 3rd Edition /"Gatecrash"
キャンペーン『ドラゴンの迷路 -Dragon's Maze-』
  第3話『死闘-Mortal Combat-』


十のエンブレム、ただ一つの目的地!






  共通ハンドアウト
  シナリオロイス:バーネット

  昨日までとは状況が違ってきた。それもやばい方に変わり続けている。
  どうにも黒巣UGNや黒巣タワーの方では"arcanum"セルが宣戦布告だとかで大変らしいが、こちらもこちらだ。

  身長数10mを超える巨大ジャーム“バーネット”が黒巣市中央に向けて接近中。
  それに中てられたかのように、ジャームの雑兵が増加中。
  だってのに、市民の非難が全然間に合っていない。

  多くの人々が逃げ回る中で、UGNのクリフはん、あるいはFHのジャネッタさんから君たちに依頼があった。
  ――たまたま旧市街にいた。それだけの理由で、あの化け物と戦わざるを得なくなった。

  別に望むのならば逃げ出してもいい。『滅び』の迫るこの星に、逃げる場所があればの話だが。


 G M: よし、追加ハンドアウト順に自己紹介お願いします。その間にコーヒー作ってきます


●PC1 :"神代の少女" 神代 科妓
    シナリオロイス:“バーネット”

  ここ数日兄貴がクロスタワーに泊まり込んだりしてるわけだが、
  知らんうちに大変なことになってきちゃったぞ><

  たまたま旧市街にいた君の元には新市街への応援要請はやってこなかったわけだが、
  旧市街が安全だったかというとそうでもない。
  『新市街での同時多発テロ』という名目で、住人の避難誘導を警察が行っている。

  そこに来て、突如現れて接近を始める巨大怪獣。
  え、何?巨大ロボで迎え撃てばいいの?>< とも思ったが待ったがかかった。
  待ったをかけたのは“プロフェシー”……彼女は君へ、一般市民の避難への協力を依頼した。



 科 妓: 「まいど。何でも屋の神代ですよ~っと」
 科 妓: 「兄貴はどうしたかって?何か最近できたあのクロスタワー?の処に居るってさー。
 科 妓:  んで、さっき荷物とか食事とか届けて来たとこ」
 科 妓: 「しっかし、なして皆そうやって暴れたがるのかね?
 科 妓:  祭りじゃないんだからさー。。。他人の迷惑考えないと」おまゆう
 科 妓: 神代 科妓(かみしろ しなぎ) 便利屋として生活してる結構普通な高校生。(まて
 科 妓: ただ、特異能力(と本人がどこまで認識しているかは未知数)で、
 科 妓: バイク創ったり、色んなモノ仕舞いこんだり、ロボ乗ったりしてるぐらい、な
 科 妓: 何処にでも居る(居てたまるか)モルフェウスのピュアブリードでもって申し子
 科 妓: HP31 IV11 基本侵食33%
 科 妓: PC間ロイス:"人魚の心" 夏目 春花 ■信頼□不安
 科 妓: 「ちゃおー。うん、デート中ごめんねー?」ぉ(この期に及んでそれか
 科 妓: シナリオロイス:“バーネット”□興味■脅威
 科 妓: 「アレの進行を止めればいいんだよね。よーし...って、だめ?え?なんで?」

 科 妓: ということで、中の人はみかぐーでお送りいたします。
 科 妓: 以上、宜しくお願い致します。


●PC2 :"人魚の心" 夏目 春花
    シナリオロイス:“バーネット”

  タワー・クロスバベルが起動した日、君をはじめとする賢者の石保有者は、一時的に体調を崩した。
  原因は、巨大な賢者の石が起動した際の共鳴反応……要は『中てられた』のだ。
  幸いにして、数日と立たずに体調は回復したが、念のために君は戦闘任務から外されていた。
  ……故に。今の任務は旧市街の避難誘導の手伝い、ということになっていた。

  黒巣市の賢者の石は今、『レネゲイドクリスタルとの交信』という目的に向けて変質を始めている。
  君の石もまた、それに呼応するかのように僅かにだが変質を始めている。
  だからだろうか。君にだけは判った。判ってしまった。

  迫りくる怪物、“バーネット”。奴もまた、賢者の石を取り込み、巨大化、更なる暴走をおこしている。



 春 花: 「私たちの持っている"賢者の石"は、もしかするとこの時のために……流石に、自惚れ過ぎでしょうね」
 春 花: 「いずれにしても、私は出来る事をするだけです。彼が――皆がそう教えてくれたから」
 春 花: "Mermaid-Heart"夏目春花。元FHの実験体である"賢者の石"適合者の少女。
 春 花: 趣味(特技)は水泳。年の上下に関わらず基本的に丁寧語。
 春 花: "人魚"の姿に変身し戦う能力を持つ。
 春 花: キュマイラ/モルフェウス/ハヌマーン(Opt.) HP:32 IV:6
 春 花: 基本侵食率:33% D-ロイス:賢者の石
 春 花: PC間ロイス:"沈黙の銃声"八雲誠二 ■幸福感/□不安
 春 花: 「私にとって大事な人です。今までも、これからも」
 春 花: シナリオロイス:"バーネット" □連帯感/■脅威
 春 花: 「もしかしたらあれは、私が辿ったかもしれない一つの可能性なのかも――と、どこかで思ってしまいます」
 春 花: ――"本来の流れ"とは外れども、一つの区切りには違いないこの戦い。
 春 花: その先で彼女が――彼らが何を見るかは、今は誰にも分からない。
 春 花: 紹介は以上で。PLはHover-Bです。宜しくお願いいたします。


●PC3 :"沈黙の銃声"八雲 誠二
    シナリオロイス:“バーネット”

  タワー・クロスバベルが起動した日、夏目 春花が体調を崩した。
  幸いにすぐに回復したが、心配に思った君は念のため、戦闘任務から外れ、後方支援に回った。
  先程、新市街において"arcanum"セルによる襲撃があったというが、仲間に任せるほかない。
  ……皮肉なことに今、君の任務はそれを憂う余裕がなくなってしまった。

  “バーネット”の襲撃は、偶然でもなく何者かの策だろう。タイミングが良すぎる。
  目ぼしい戦闘要員は新市街。旧市街には多くの一般市民。そして電波妨害による支部との通信断絶。

  この極限状態において。
  この場にいる正規のUGNエージェントの中で、最も戦闘に秀でたのは……君だ。君しかいないのだ。



 誠 二: 「生き残るぞ。絶対に、全員で!」
 誠 二: "沈黙の銃声" 八雲 誠二 ノイマン/モルフェウス
 誠 二: UGN日本支部長、霧谷雄吾直属の工作員。
 誠 二: 現在黒羽学園に、強力なOVの多い生徒の監視と報告の任務で、高校生として通っている。
 誠 二: しかし、その割には高校生活を満喫しているように見えるのは気のせいだろうか。
 誠 二: 得意技は二丁拳銃による射撃。ただし、二丁同時に撃つのは本気の時のみ。
 誠 二: 【基本侵食率】33【HP】08/25【行動値】15 Dロイス:生還者
 誠 二: シナリオロイス:バーネットに、□同情/■恐怖
 誠 二: 「さすがに無茶苦茶すぎる。本当に勝てるのか?
 誠 二: PC間ロイス:“神代の少女” 神代 科妓に、■庇護/□不安
 誠 二: 「さすがにあんなのと戦わせるのは、できれば避けたかった。」
 誠 二: PLは自爆5秒前です。以上、よろしくお願いします。

 G M: ありがとうございますー。では。
 G M: GMは佐田塚にて。よろしくお願いします。




==============================
マスターシーン
==============================





 G M: 的場啓吾『黒巣市のUGNの諸君におかれてはお初にお目にかかる。私はFHに所属するエージェント、的場 啓吾だ』
 G M: 的場『諸君にとってはよく見知ったCNがあると思われるが、所以あって今日の私はこのように名乗り、宣告するものである』
 
 G M: 的場『"arcanum"セルに属する札の一枚“定めるもの(El Juicio)”。これより、他の札とともにこの地に攻撃を仕掛ける』
 
 G M: 的場『私にはかつて目的があったが、遺憾にもそれは『どうでもいいもの』となっている。私の今求めるものは真なる『解放』のみ』
 G M: 的場『【再活性】によって暴走を起こした我が心にとって、もはやすべてが『どうでもいいもの』となった』
 
 G M: 的場『私は今各務ビルの屋上にいる。これより黒巣支部……“エリュシオン”に向かい、これを粉砕することを宣告する』
 G M: 的場『望まぬならば止めるといい。我が魂の解放のためにも、私はそれを積極的に望むものである』
 
 
 G M: 《タッピング&オンエア》にてジャックされたエリュシオンの全モニターに放送された宣告はそういうものであった。
 G M: 遅れ、次々に報告があった。エリュシオンを囲むように、“arcanum”セルと思しき戦闘部隊や暴走ジャームが出現したという。
 G M: そして、ヨシュア・ダバイユ、春日未央、樋浦彼方らの姿も確認されたという。それぞれが、それぞれの『札』の名を名乗りて。
 
 G M: 「……」「……」「……」「……」
 
 G M: ジャネッタ「メンバーがおかしい!"arcanum"セルにこれほどの影響力があったというんですの!?
 G M:   って言うか、これ後継試験とやらほんとにやってますの!?」
 G M: 美鈴「……これまでに対峙した“札”も、知名度はともあれ手練れぞろいでしたが……ここまでの手勢を一度に『札』とするとは」
 
 G M: “プランナー”「“ファートゥム”。あなたなら知っているのではないですか?……どういうことですか?」
 
 G M: “プランナー”のあげた声は疑問だった。
 
 G M: “プランナー”「アレは、元々は“夜”の戦闘部隊が肥大化し、一つのセルと化しただけの存在でしょう?
 G M:   あの儀式の如き風習も、私がOVの能力覚醒のための蟲毒として用意したものがそのまま残っていたに過ぎなかったはずですが……」
 
 G M: 虚ろなるメッセンジャーは返答を返した。
 
 G M: “ファートゥム”「ええ、“プランナー”おっしゃる通りですが、貴女の離反後、その後援は“誘惑者”が行っております。
 G M:   恐らく……今、“札”の選定と作戦立案は"arcanum"ではなく、“誘惑者”の手腕により成されているものと思われます」
 
 G M: クリフ「――つまり、今の"arcanum"セルはリエゾンロード直属のセルと化している可能性があるってことかい!?」
 
 G M: “ファートゥム”「いえ、その解釈もやや誤ったものです。あのセルに関しては、様々な事情がございますが……」



 G M: *           *           *


 
 G M: 細かい事情など関係ない。
 G M: 他人の事など、どうでもいい。
 
 G M: いまのヨシュア・ダバイユにとって、己の渇望を満たしてくれる『闘争』こそがすべてだ。
 G M: それを手っ取り早く得られるならば。“奴”の口車に乗り、『札』などというよくわからないものを頼るのも厭わない。
 
 G M: 闘争を。戦いを。一心不乱の戦いを。それを成せているうちは。
 
 G M: ヨシュア「まだだ……俺はまだ……壊れていない……ッ!」
 
 G M: “マスターグレイヴ”「……いや、お前はもう壊れているよ。埋葬は俺たちがやってやる」

 G M: 立ちはだかった人影は、UGNではなくFHだった。UGNに阿った連中がいたな。どちらだろうと構わない。
 G M: “マスターグレイブ”に、隣にいるのは……雇われか。夜堂院とかいう、暗殺者か何かだったはずだ。どうでもいい。
 
 G M: ヨシュア「……やろうってのか」
 誠 二: 綴「滅びなさい。 誇りも持てぬ残骸ごときが。」
 
 G M: 残骸か。言ったな。何だって良い。誰だっていい。
 G M: 今この場でやるべきことをやるだけだ。ああ、そういえば、必ず名乗れと言われていたな。
 
 G M: ヨシュア「俺は……“奔り去るもの(El Carro)”……ヨシュア・ダバイユ!」




==============================
オープニングフェイズ
シーンプレイヤー:なし(全員登場)

==============================





 誠 二: #1d10+33
 ダイス: 1d10=(3)=3+33=36
 春 花: #1d10+33 [登場]
 ダイス: 1d10=(7)=7+33=40
 誠 二: よし。
 科 妓: #1d10+33 登場
 ダイス: 1d10=(3)=3+33=36

 G M: *           *           *

 G M: “バーネット”の咆哮が響く。
 G M: この黒巣市の旧市街に、とんでもない化物が迫っている。
 
 G M: 櫛田藤一「……海道って言ったな。こっから先は一人で逃げてくれないか?」
 G M: "arcanum"「どういうことだ?」
 
 G M: 櫛田「俺、行ってくるわ」
 G M: "arcanum"「行ってくるって……OVでもないお前が、一人で何をするって言うんだ?」
 
 G M: 櫛田「ああ、そうだな。俺はOVとやらでもなんでもない。踏まれりゃ死ぬし、ビームも出せねぇ。
 G M:  でもさ、ここ、俺達の街なんだ。出来ることがあるならさ、やんなきゃならないじゃないか」
 G M: "arcanum"「出来ること?」
 
 G M: 櫛田「ああ。一つ訂正させてくれ。『俺たちは一人じゃない』」
 G M: "arcanum"「……!?まさか、その魔鍵は……」
 
 
 G M: 路地裏で一人の女の子を助けた時には――いや、それも彼女の作為的なものだったのかもしれないが――
 G M: まさか、こんなことになるとは、思ってもなかった。
 
 G M: 『滅び』がやってきたあの日、彼女は言った。自らの本当の役目を果たす時が来たと。
 G M: そして、『ある島』へ連れて行って欲しいと頼んだ。『ある島』の全ての記憶を引き継がなければと。
 G M: それは果たされた。彼女は『魔鍵』として、自らの役目を果たすのだ。なら、自分に出来ることは……
 
 G M: 櫛田「やれ、“プロフェシー”!」
 
 G M: 彼女の助けになることであり、彼女の向かうべき地を護ることだ。
 
 G M: “プロフェシー”「いくのですよ!今は、可能な限り時間を稼ぐのですよ」
 
 G M: ――《ラビリンス》!

 
 G M: *           *           *
 
 
 G M: さて、ここは旧市街だ。先ほどまで、「新市街が大変なことになっている」ってんで、UGNやら警察やらが、市民の避難を進めていたところだ。
 G M: 誠二君や春花さんは、そっちの手伝いに回されてたし、しなぎーもどっからか手伝わされていたんだろう。が。
 
 G M: “バーネット”「GAAAAAAAAA!」
 
 G M: 旧市街も、やべーことになった――
 G M: 黒巣市民「なにあれ……」「怪獣じゃん」「やばくね……」
 科 妓: 「でっけー」うわーっと見上げつつ
 G M: ちな、まだ黒巣市内までは入り込んでない。姿ははっきり確認されているが、どういうわけか足踏みを続けている。
 春 花: 「…………」 呆然と見つめる。無意識のうちに――"石"のある胸に手を当てて。
 科 妓: 「しっかし、このままだと街中大変になるかなー」さて、怪獣大戦でもしにいくかなーという感じで、そっちをちらちら見つつ、避難誘導は手伝ってる
 科 妓: きっとこの流れが切れたら向かいそうな勢いだけど(
 誠 二: 「理由はともあれ、入ってこないなら今の内に避難を完了させるぞ!」
 G M: うん、春花さん。自分の持つ石が、何かを伝えたがっている。まるで、『仲間がそこにいる』とでも言いたげに、“バーネット”の存在に反応している。
 春 花: 「……私と、同じ……?」
 G M: そして、誠二君。君に《声無き声》が届く。
 G M: クリフ『……君、セイジ君!……聞こえ……かい!?……」《真昼の星》を持つクリフ支部長補佐の『視界』は、恐ろしく広い。
 G M: クリフ『こちら支……が、《電波障害》………生で、通信……とれ……!』
 誠 二: 「クリフさん! はい、繋がってます!」
 G M: クリフ『君達……――く、くそ……『視界外』……!とに……』
 G M: クリフ『……難場所……黒高に……へんこ…………』
 G M: 《声無き声》が、そこで途切れる。
 誠 二: 「向こうも余裕なしか。 確かに受け取りました!」
 G M: どういうことかと辺りを見回すんだが、ちらほらと暴走ジャームが姿を現し始めている。
 誠 二: 「二人とも! 避難場所を黒高に変更するよう連絡が来た!」
 G M: UGNエージェント「確かに、もう外に逃がすわけにはいかなくなった……了解!近くのエージェントにも知らせてくる!」モブがそれを聞いて指示を出していく。
 春 花: 「……っ……は、はい!」 声をかけられて思わず身体を震わせるも、我に返って返事を。
 科 妓: 「らーじゃー。どうする?専用ルート作った方が良い?」まて、思考回路
 G M: ではま、しなぎー。いや、君達全員になんだが、『彼女』はしなぎーを目当てに飛んでくるので、しなぎー。
 G M: ムクドリ『――!見つけたのですよ!しなぎー、しなぎー!』
 科 妓: 「ん?呼んだ?呼ばれた?」ほいほーい とムクドリに視線向けよう
 G M: ムクドリ『しーちゃんは“プロフェシー”なのですよ!状況を聞いて伝えて欲しいのですよ!』
 G M: 《ハンドリング》だろう。
 G M: プロフェシー……ティンダロスの櫛田藤一の警備会社に居候していたRBだ。(知らん人用の解説)
 科 妓: 「おー。元気?そっちは大丈夫そー?」という世間話?を挟みつつ、聞くですよ
 科 妓: クリスマス以来か(何
 科 妓: セッション外では普通に会ってるとは思うが(
 G M: プロフェシー『……しーちゃんは今、アレの……“バーネット”の足元に、とーいちと一緒にいるのですよ』
 科 妓: 「ちょ、そこは流石に危なくない?」空見つつ誘導してる器用なヤツ(ぁ
 G M: プロフェシー『あいつは、あろうことか《ワーディング》を使おうとしてたのですよ。それも、酷く広域に。だから、しーちゃんの力で今、足踏みをさせてるのですよ』
 G M: 《ワーディング》。非OVの無力化。今、避難誘導を進めているところで、それが飛んで来たら……
 科 妓: 大混乱では終わらないだろうねぃ
 G M: プロフェシー『奴と戦う前に、避難誘導を終わらせてやってほしいのですよ。被害を食い止めるには、それしかないのですよ』
 科 妓: まぁ、科妓はワーディング嫌いな側でもある(それはそれで時と場所と状況弁えないと大変な事になるんだが
 科 妓: 「ってことは、兎に角急げーって事だねー」
 G M: プロフェシー『……ちなみに、言いたくないけど目を背けちゃいけない事実を一つ』
 G M: プロフェシー『あいつ、《ヴァイタルアップ》を使ってたのですよ……』
 科 妓: 「何だっけ?異常にタフになるんだっけ?」こいつはそういう認識である
 G M: バーネットの基本HP100、浸食率は666%。
 科 妓: まて(
 G M: 現在HP:666/100。これはシナリオ終了まで持続する。
 G M: プロフェシー『避難が終わったら、大急ぎで援軍に来てほしいのは言うまでもないのですよ……』
 科 妓: 本当、避難専用ルートを創造した方が早いんじゃなかろうか( 分岐点の(不要な)道路を壁で封鎖したり、高速道路ならぬ道を創造して家の上通過させたり(ぇ
 誠 二: 「残ってるメンバーが総攻撃してもどうなるか、ってレベルなんだが……」
 科 妓: 「らじゃー。こっちも軌道に乗せたらそっち行くんで、もうちょっと待っててー」
 G M: この際だからやってもいい気がするGMであった――(何)、ルート創造
 G M: さて、ともあれ。そういうことをしようにも。
 G M: UGNエージェント「くそ、“バーネット”に中てられたジャームが暴走を始めてる!手伝ってくれ!」
 科 妓: 「っとー。そっちが対応先かなー?」
 科 妓: パトレイバーで誘導すると分かり易いかな(何
 G M: では、そういったところでオープニングを切りたい。よろし?
 科 妓: はーい
 春 花: あいさー。
 誠 二: 了解。



==============================
マスターシーン
==============================





 G M: “プランナー”「"arcanum"の話をする前に、“鎖の夜”と呼ばれる計画についての話をしましょう」
 
 G M: 言葉を探しながら、彼女は続ける。
 
 G M: “プランナー”「かつての私は、緊急時にタワー・クロスバベルを破壊すること計画していました。
 G M:  それは、堤防を破壊しての水没が一番手っ取り早いものでした」
 G M: 美鈴「……地下のあの施設には生物が活動するための酸素等を供給する設備がありました。そちらを突くと」
 G M: “プランナー”「……やはり、貴女も同じことを考えておりましたか」
 
 G M: 美鈴は答えなかった。
 
 G M: “プランナー”「“鎖の夜”とは、黒巣市の水没計画。その真意はあの賢者の石の埋没。
 G M:  そのための社会的、非暴力的な工作を行うためのセル……“夜”を立ち上げ、
 G M:  そのサポートのための戦闘部隊として用意したのが"arcanum"です」
 
 G M: クリフ「しかし、現状だとどう見ても"arcanum"の方が大きなセルになっていないかい?」
 
 G M: “プランナー”「……この二つのセルに関しての私の関与は、ここまでなのです。
 G M:  “夜”の計画がある程度の現実味を帯びた頃合いで、面影島の案件が形になった」
 
 G M: 彼女は続ける。
 
 G M: “プランナー”「“夜”の計画は『インフィニティコード』で完全にとん挫しました。
 G M:  《無形の影》を持つOVがクロスバベルに侵入したとき、水没などと言っても遅すぎます」
 
 G M: クリフ「ああ……ウロボロスを危険視したのはそのせいか」
 
 G M: “プランナー”「それも一つの理由、と言っておきましょうか……
 G M:  一方。"arcanum"は『小さなFH』ともいえる奇妙な変化を遂げていました。
 G M:  “ファートゥム”。私がFHを抜けたのち、何があったのですか?」


 G M: *           *           *


 G M: “コールドスナップ”袁藤 倫一郎は内心で頭を抱えていた。
 
 G M: “愛説くもの(La Sacerdotisa)”を名乗ったこの女は相当な難敵だ。
 G M: 戦闘力もそうだが、マインドがやばい。
 
 G M: 春日未央「とうとう、あの方がUGNに拐かされてしまったの。
 G M:  ねぇ、これって誰のせい?誰を殺せばあの方は帰ってくるの?やっぱり全員殺さなきゃ駄目?」
 G M: 袁堂「(心の底から 知 ら ん が な !)」
 
 G M: 今回、UGNとFHは、それぞれ別に適切な戦力を振り分けて連中の対応に当たっている。
 G M: 無理に混ぜこぜにしても戦力は上がらんだろうとの判断だが、貧乏くじだと思った。
 
 G M: いや、それとも、ほかの場所の敵もまたそれぞれにこのレベルの難敵なのだろうか?
 
 G M: 未央「ゼノスだけじゃ駄目なのね。UGNも何もかも、悪い害虫はぜんぶ駆除しなきゃ。
 G M:  駆除、駆除、駆除……うふふ、うふふふふふふふ」
 
 G M: 袁堂「(“プランナー”さーん!貴方って実は、物事の後始末が下手だったりしませんかー!?)」




==============================
ミドルフェイズ1
シーンプレイヤー:なし(全員登場)

==============================





 科 妓: #1d10+36 登場
 ダイス: 1d10=(1)=1+36=37
 誠 二: #1d10+36
 ダイス: 1d10=(9)=9+36=45
 春 花: #1d10+40 [登場]
 ダイス: 1d10=(5)=5+40=45
 
 G M: *           *           *
 
 G M: >>――公開できる思念情報があります。
 
 
 G M: 太平洋に浮かぶ、地図に載らない孤島。知識ある者からは“学園島”と呼ばれるこの島の一角。
 G M: ある桜の木の前で、2人の男が話し合っていた。
 
 G M: オピス・プロパトール「……私は、UGNに報告するべきではないと思っている」
 G M: 関口 香西「ふむ……まぁ、その気持ちも判らないとは言わないよ」
 G M: ケラスス「とはいえ、あんたらが保管しとくって訳にもいかねーだろ」
 
 G M: 彼らの前にあるのは、樅(モミ)の木を削って作られたような、一本の棒。
 G M: それが、UGNとFHが水面下で血眼になって探している“遺産”であることは、ケラススが看破した。
 G M: それは、非OVである彼らの前にこそ、その姿を現したのだ。
 
 G M: FHよりこの“遺産”を狙ってエージェントが派遣されているという情報はケラススにも届いていた。
 G M: 今UGNに連絡することは、FHにまで存在を察知されるリスクがある。それは間違いなかった。
 G M: “遺産”の争奪戦などに、子供たちを巻き込みたくない。それは3者の総意である。
 
 G M: 関口「……僕の伝手を使って、密かにこの島から外に出そう」
 G M: オピス「その後までフォローされるなら、それが一番いいだろうね」
 G M: 関口「心当たりはある。芳賀君なら、うまくやってくれるだろう」
 
 G M: ケラスス「……とのことだが、お前さんはそれでいいのか?」
 G M: モミの木のRB「…………構わないのですよ。きっと、それが良いと思うのですよ」
 
 G M: “遺産”よりRBが生まれていた。
 G M: これは驚くべきことだったが、だからこそUGNへ報告せずに処理を行うという決断ができた。
 
 G M: RB「きっと、自分は黒巣市へ向かうと思うのです……あそここそが、向かうべき地なのです」
 G M: ケラスス「一発目でとんでもねー街を選びやがったな。ま、とやかくはいわねーよ」
 
 G M: オピス「ただ、そうだね……島を出て街に行くのなら、名前を用意するべきだね」
 G M: RB「そうですねー……そのうちに、考えておくのですよ」
 
 G M: *           *           *
 
 
 G M: さて、君達の前には複数体のジャームがいる。他のモブエージェントもそれぞれに戦線に立って、君達に宛がわれたのがこの数体となる。
 G M: 大した敵ではない。が、それだけに、消耗を抑えたい。
 
                       [ジャーム(鳥)*2]==[ジャーム(犬)]==5m==[PC]==5m[ジャーム(犬)]
 G M: データは上級ルルブP142参照。あ、《コンセントレイト》はそれぞれに生やしておくぐらいはするよ(何




==============================
戦闘開始――ラウンド1
==============================





 G M: IV宣言よろ
 G M: 犬が7、鳥が12
 春 花: IVは6。
 誠 二: こちらは15
 科 妓: IV17-1 が正解だった(何だ11って
 G M: んじゃあ

 G M: IV16:しなぎー
 科 妓: どーすっかなー
 科 妓: とりあえず、できるだけ相手に回る前に落とすのが最適解かの?
 誠 二: とはいえ全部落とすのも難しそうだし、抑え気味でもいいのでは。
 科 妓: 全員殴れるんですお
 科 妓: >スプリットアタック4Lv
 科 妓: +リミブレ
 G M: お、いっちゃう?
 科 妓: ちょっと組み合わせてどこまでいくか確認中
 G M: あ、そうだ
 G M: 今回、全ての敵の最大HPは公開情報とするんだった
 G M: 犬:20 鳥:15
 科 妓: レインフォース削って +10%位かの。但し虎の子のアンチマテリアルライフルが消滅する
 科 妓: 二人の浸食抑えられるなら、ありかな?という話でもある
 誠 二: そこまでなるなら、犬一体倒してもらうくらいでいいかも。
 誠 二: 鳥2体はこっちで低コストで一応倒せるし。
 科 妓: ほむ。となると。。。
 科 妓: +9%で、マルアク>ロボ作成&移動 巨匠コンセで殴る感じかの
 科 妓: (浸食としては、変わらんのよあまり
 G M: ああ、そうだな。
 G M: 黒高で購入判定を許可する、と現在の時点で決めておこうか。
 科 妓: おぅ。それならそこで購入できる可能性あるのか>それだとまだ有りか
 春 花: であればまあ、侵食率にさほど差がなくなるし良い気がする。>スプリット
 誠 二: ですな。我々はその分この後がんばろう。
 科 妓: auto:ウェポンケースよりアンチマテリアルライフル
 科 妓: MJ:《リミブレ/スプリットアタック4Lv/カスタマイズ/コンセ:モル》+10=47%
 科 妓: 対象:敵全部
 科 妓: 10%上がっても二人とあまり変わらない(ぁ
 科 妓: #11r7+10 「よっこいしょっと。。。。どっせーーぃっ」
 ダイス: 11r10=(5,6,2,8,9,7,6,8,5,3,1)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(8,1,8,4)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(4,5)=5+20=25+10=35
 科 妓: 伸びないなぁ
 G M: 《イベイジョン》にて全員命中
 科 妓: #4d10+20 ダメージ
 ダイス: 4d10=(8+1+5+6)=20+20=40
 G M: 全員入ってるんだな。じゃあ、一掃された。


 G M: では、しなぎーの一撃で周囲の危険存在は殲滅された。
 科 妓: 「とりあえず、この辺はこんな感じでー」ぷすぷすと煙出してるアンチマテリアルライフルを折り畳んでぽっけないない
 G M: UGNエージェント「突破口は開いたか……しかし、市民の人数が多い……」

 G M: 警備員「……!科技!お前たち、そこにいたのか!」
 G M: えー、科技には見覚えのある制服の連中が、こっちはこっちで避難誘導をしながらやってくる。
 科 妓: ピットサイクルの方ですか
 G M: ピットサイクル警備。藤一んとこの会社の連中だ。顔見知りもいる。
 科 妓: 「ちゃおー。うん、騒がしいのをちょっと静かにさせたところー。そっちは順調?」
 G M: その多くはティンダロスストラップを服に結びつけている。緊急時の識別票代わりだろう。
 G M: 警備員「俺達の担当区域の連中を集め終わったところだ、だが、外に逃げられなくて立ち往生してたところだ」
 科 妓: 「とりあえず行先困ったなら、黒高に誘導したげてー」
 G M: 警備員「黒高か!判った、他の区域の連中にも伝えておく。なんだったら殿も引き受ける」
 科 妓: 「街外が難しいならそこが一番安心だろうし、うんよろしくー」で、いいよね?って二人に視線も送って確認は取っておこう
 誠 二: 「よろしくお願いします。」
 G M: 警備員「……それと、藤一の奴、見てないか?数日前に『“鍵”を形にしてくる』とか言って出てった後、戻ってきた様子がないんだ。」
 科 妓: 「直接は見てないけど、しーちゃんと一緒にいるって連絡はあったよー」
 G M: 警備員「……そうか。何しろこの状況だ、無事だといいんだが」
 科 妓: 「まぁ、安全な場所とは言えないと思うんで、ここが落ち着き次第そっちに行く予定」
 G M: 警備員「頼んだ」
 科 妓: 「頼まれたー」
 G M: UGNエージェント「話はついたか?俺達は露払いをしながら道を確保しなきゃならん、先陣を頼みたい」
 科 妓: 「らじゃー。とりあえず、全体的に楽出来るように道は創りながらいくねー」
 G M: UGNエージェント「この際だ、何とかなるなら何だっていい」
 科 妓: 「おっけー。じゃぁ、自重するのちょっとだけ、やーめたっと」
 科 妓: 通路上の邪魔になるのを折り畳んだり急速分解したり万能器具で道創造したり
 科 妓: 極力最短ルートを組み上げる科妓であった(シムシティの様に(まて
 誠 二: 「皆さん、くれぐれも無理はしないようにお願いします。戦闘は俺たちの方が主体で何とかします。」
 G M: 警備員「頼んだ。俺達には、そういう力はないからな」
 G M: 警備員「……あいつがいるんだ。何とかなるだろう――何とかして、くれるだろう、あいつなら」殿を引き受けた警備員は、この場においては頼もしくもあるその背を見送ってから、自分の持ち場に着いた。



==============================
マスターシーン
==============================





 G M: 夜風「……理解できかねますね」
 G M: 彼方「そうかね?俺としちゃ、いつも通りなんだがね」
 
 G M: “ウィンドマスター”月城夜風は、“枷つくもの(El Colgado)”樋浦彼方と対峙していた。
 
 G M: 夜風「態々あなたほどの人間がこのような招集に応じ、刃を交わすことが奇妙だと言いたいのです」
 G M: 彼方「いつも通りだよ?呼ばれれば応じ、任務をこなす。俺はそれだけの人間だ」
 
 G M: 飛び交う風の刃と振るわれる炎の刃がぶつかり合う。
 G M: 双方、本気を出してなどいない。牽制打だ。
 
 G M: 夜風「今、"arcanum"を差配しているのは“誘惑者”と聞きます。彼が貴方を呼んだと?
 G M:  ……何の欲望も無い、“終わった男”を名乗っていた貴方を」
 G M: 彼方「そうさ。彼はこの空虚な器にふさわしい、空虚な者たちを並べたのさ」
 
 
 G M: *           *           *
 
 
 G M: “ファートゥム”「継承試験を用い、より強力なOVを生き残らせる蟲毒に目を付けたのは“誘惑者”です。
 G M:  ちょうどその時、"arcanum"の主の代替わりも重なり、統制が弱まっていたことも機会でした」
 
 G M: “プランナー”の話を、軽薄そうな、意志の薄い瞳の男は引き継いだ。
 
 G M: “ファートゥム”「かつてより、『札』の中には“誘惑者”の息のかかったものは少なくありませんでした。
 G M:  〝誘惑者”の欲望が“他人の欲望を満たし、育てること”であるが故、彼らの傍若無人なる立ち振る舞いも当然」
 
 G M: ジャネッタ「……"arcanum"は、彼らを好きにさせてたというより、抑えきれなかったというのが正しいんですのね」
 
 G M: “プランナー”「そこまで形骸化していたとは……かつて用意した『伝言』を『予言』にして流布していたあたりから、
 G M:  なにがしかの作為を感じていましたが、実態はこの程度のものでしたか……」
 
 G M: “ファートゥム”「『αから始まりΩに至ろうとする者よ。22枚の札 その欠けたる配役を埋めよ』……ですか。
 G M:  あなたの用意したものを捻じ曲げて用いてましたね。あれも、ただ『札』の欲望を煽っただけのものです」
 
 G M: ジャネッタ「……似たノリの言葉、見知ってますわね。それ、セントラルドグマの『伝言』ですの?」
 G M: “ファートゥム”「はい」
 
 G M: “プランナー”「“ファートゥム”。それについてもそろそろ頃合いでしょう?
 G M:  私が去った後のセントラルドグマはどう変化したのですか?」
 
 G M: “ファートゥム”「…………」
 G M: “プランナー”「“ファートゥム”?」
 
 G M: “ファートゥム”「いえ。確かに、頃合いでしょう――何も変わってませんよ、何も」
 G M: “プランナー”「では、今も――」
 
 G M:              「『セントラルドグマなど存在しない。ただの虚構である』――それでいいのですね?」




==============================
ミドルフェイズ2
シーンプレイヤー:なし(全員登場)

==============================





 科 妓: #1d10+47 登場
 ダイス: 1d10=(1)=1+47=48
 誠 二: #1d10+45
 ダイス: 1d10=(1)=1+45=46
 春 花: #1d10+45 [登場]
 ダイス: 1d10=(10)=10+45=55
 科 妓: 超低空飛行(一人除く
 
 G M: *           *           *
 
 G M: >>――公開できる思念情報があります。
 
 
 G M: 寛和2年。今はまだ天満宮とは呼ばれぬ頃の太宰府。
 G M: 菅原道真公の曾孫、菅原輔正は、災難消除を願う鬼すべ神事をその年に初めて行ったという。
 
 G M: その祭の影で、輔正は一人の女性の助言を受けていた。
 
 G M: 輔正「……京の方では、この神社に天満宮の社号をつけようという動きまであるようですよ」
 G M: 八尾比丘尼「それで十分でしょう。近々、道真公の怨霊は完全に鎮められることでしょう」
 
 G M: 輔正は胸をなでおろす想いだった。彼女がそういうのならば、間違いはない。
 
 G M: 八尾比丘尼「ただ、1つ……貴方に行って欲しいことがあります」
 G M: 輔正「それは?」
 
 G M: 彼女は、杖のような棒を一本彼に差し出した。
 
 G M: 八尾比丘尼「これを……道真公を祭る社に、奉納していただきたいのです」
 G M: 輔正「唯の杖ではないか?これがなにか?」
 
 G M: 八尾比丘尼「これのことは、『鍵』とお呼びください……いつか、これが必要になる時が来るかもしれません」
 G M: 輔正「重要なことなのか?」
 
 G M: 八尾比丘尼はええ、と頷いた。道真公の怨霊が鎮められたという保証のこともあり、輔正は納得しておくことにした。
 
 G M: 輔正「判った、都の陰陽師に頼んでおこう。しかし、これで我が祖父の厄災も解決か……本当に長かった」
 G M: 八尾比丘尼「……」
 
 G M: 八尾比丘尼「(怨霊が、完全に祓われたわけではない……けれども、これで良いのかもしれない)」
 
 G M: 彼ならば、忘れることなどないだろう。
 G M: この地でもまた、未来にレネゲイドと呼ばれる災禍の引き起こした物語があったことを。
 
 
 G M: *           *           *
 
 
 G M: 黒高校門。
 G M: UGNエージェント「なんかおかしな奴が来たぞ!」
 G M: 怪人「ククク、我が名は“連れ去るもの(La Muerte)”死神の札に選ばれし者なり」
 G M: 突然現れた“札”を名乗る怪人は、衝撃波をぶちかましてエージェントを校門ごと吹き飛ばした。
 誠 二: 「ああもう、この忙しい時に!」 急いで校門に向かう。
 G M: 死神「やはりここに市民が集まっていたか!これは我の奇策であり、決して新市街にそろった他の『札』が大物ばかりでビビったわけではない!」
 春 花: 「………っ!」 飛んできたエージェントをとっさに受け止める。
 春 花: 彼女もキュマイラである以上、人一人くらいならどうにでもなる。
 G M: 死神「まして、大物UGNエージェントやイリーガルが揃ってて思わず逃げてしまったわけでもない!」(何
 G M: エージェントは一応、死んではいないね、ダメージはそこそこでかいが
 春 花: なる。
 G M: えー、この邪魔者の説明は以上です(何
 誠 二: 「小物扱いかよ。別に他人の評価なんぞどうでもいいけど。」
 春 花: 「……神代さん、治療できます? 私、物質操作はあまり得意じゃないので」 エージェントを地面に下ろしながら。
 G M: 死神「…………」では、受け止めた春花さんや誠二君、あとしなぎーやらに気付いて、慌てて他に誰か来ないか辺りを見回す。
 G M: 死神「さ、さささ三人程度なら!」(何
 科 妓: 「任せてー大丈夫これ位はどうにかなるなる」
 科 妓: 5D10+5位は回復できるね
 G M: さて、こいつはデータ的にはジャーム:ジェノサイダー。基本ルルブ2のP266だ。
 春 花: 「……お願いします」 "水の刃"を起動させつつ前に出て。
 科 妓: アウェイクンもあるから、気絶もへっちゃら(ぁ
 G M: ただし、【再活性】は用いる。
 G M: 戦闘に入っていいかな
 科 妓: あいー
 春 花: あーい。
 誠 二: あい。




==============================
戦闘開始――ラウンド1
==============================





                       [ジャーム:ジェノサイダー]==5m==[PC]
 G M: IV14
 春 花: 変わらずIV6。
 誠 二: 同じく15
 科 妓: 17-1=16
 G M: さっき確認忘れてたけど、セットアップある人いたっけ?
 科 妓: うちは無いですね。
 春 花: 無いです。
 G M: こいつはあるんだ。《灰色の庭》でIV-6>しなぎー
 科 妓: 狙われたー><
 G M: 誠二くんもないかな?
 誠 二: まだなし。

 G M: では、誠二君から
 誠 二: マイナー:《ハンドレッド・ガンズ/ダブルクリエイト》 二丁拳銃を錬成。
 誠 二: メジャー:《コンセントレイト/カスタマイズ/マルチウエポン》で射撃攻撃。
 誠 二: #9r7+7 侵蝕低いとやれることが少ない
 ダイス: 9r10=(1,3,1,5,1,1,10,2,7)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(9,8)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(9,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+40=46+7=53
 G M: 回避などない。ダメージどうぞ
 誠 二: #6d10+18
 ダイス: 6d10=(10+9+1+4+5+8)=37+18=55
 誠 二: 55点、装甲は有効。
 G M: ごふっ。……実はこいつはタフだ。少し残った

 G M: 死神「お、おのれー!」
 G M: IV14にてこっちだ。
 G M: 《黒の鉄槌+雷の槍+因果歪曲+コンセントレイト》。範囲攻撃ぶち込むぞ
 G M: #10r7+4
 ダイス: 10r10=(8,2,4,3,2,5,3,8,3,8)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(6,5,4)=6+10=16+4=20
 科 妓: 乗り物乗ってないからなー回避できんのよな
 誠 二: #1r10+1 一応素で振ってみる
 ダイス: 1r10=(3)=3+1=4
 科 妓: #6r10+1 素回避
 ダイス: 6r10=(3,5,5,2,9,2)=9+1=10
 G M: 範囲だから全員やでー
 春 花: 素で回避してみる。
 春 花: #5r10+8
 ダイス: 5r10=(6,6,4,2,6)=6+8=14
 春 花: ダメか。
 誠 二: 失敗。どっちかカバーする?
 春 花: 特に追加効果ないし、こっちは良いかな(HP消費するEFも持ってない)。
 G M: 攻撃力は+14だからー
 G M: 3d10+14
 G M: #3d10+14
 ダイス: 3d10=(5+6+6)=17+14=31
 科 妓: 次の時皆回復させる方向で
 G M: おい、全員生きてるっぴ
 春 花: HP2/32で残った。
 春 花: (装甲で-1)
 誠 二: 了解。じゃあこのまま受ける。そして私だけ倒れる(何
 誠 二: #1d10+59
 ダイス: 1d10=(5)=5+59=64
 科 妓: 装甲7あるので....
 G M: ああ、誠二君が足りなかったかw
 誠 二: 《リザレクト》 肉体型じゃないので30点ないんだ。
 春 花: まあ、二人とも女子力(白兵)だし今回(何

 G M: えーと、IV下がってもしなぎーのが先か
 科 妓: HP13/37 か
 科 妓: んー。二人に支援飛ばすか。回復がてら
 科 妓: 正確には自分もだが
 G M: ちな、再活性はするってもう一回言っておくぞ
 春 花: 待機してもらって、復活したら追加で殴り飛ばす手もあるかなとは。
 春 花: (こっちが倒せる前提だけど
 科 妓: そっちにする?
 科 妓: んじゃ、待機しとくか。
 春 花: うい、んじゃこっち動きます。
 春 花: マイナー:《影走り/破壊の爪》 素手を攻撃力+17に変更して戦闘移動。死神へエンゲージ。+5%で60%。
 春 花: 人の姿のまま地面に"潜る"。
 春 花: メジャー:"アクアブレード" <白兵>+《音速攻撃/コンセントレイト:HM》
 春 花: 追加効果は特になし、対象は死神。
 春 花: 侵食率+4%の64%。割り込みあります?
 G M: NO
 春 花: うい、では。
 春 花: #7r7+8
 ダイス: 7r10=(1,9,3,4,10,3,3)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(4,5)=5+10=15+8=23
 G M: ダメージきなさひ
 春 花: #3d10+17 [ダメージ]
 ダイス: 3d10=(2+10+3)=15+17=32
 G M: 十分。HP0になって【再活性】を行使。
 春 花: 32点装甲有効。"潜った"地面から飛び出すと同時、抜き手の要領で"水の刃"で貫く。
 G M: 死神「ごはぁぁぁ!?お、おのれおのれおのれー!」
 科 妓: 某黄金色の英雄王の声に聞こえた科妓であった、まる

 G M: てなわけで、そのしなぎー。
 春 花: 「……生憎ですが、死神のお迎えはこの場の誰も待っていませんので」 しなぎーに視線を向け。
 科 妓: さて。全力で殴る方がよかね?
 科 妓: ってー。
 科 妓: あー。。。ふむ
 科 妓: と、いいのか。さっきは銃撃だったからこっちは使ってない(回数制系は時折混乱する(複数案出してると
 G M: 残りHPは68
 誠 二: 雑魚ですらフル回復しやがる……
 G M: まぁ、雑魚とは言ってもそこそこやる方の雑魚だけどね(一応『札』を名乗らせたわけだし)
 誠 二: これは殴るべきかな。次の攻撃前に一撃で倒せる火力はまだない。
 科 妓: ヴィークル:ロボ で15 レインフォースで+14 約30点は確保できるとして....残り40点。期待値だと70以上必要で、13r7+10 で70以上。厳しいのう
 科 妓: 切札1枚切っても18r7+10 うむ。厳しいのう
 誠 二: 次のRに入る前提でHP減らすくらいでいいかね。
 科 妓: もしくは、皆のHP回復とDB付与に回るのも...って 春花ちんは範囲外か
 誠 二: まあ素直に攻撃でいいのでは。
 春 花: 範囲外ですね。
 春 花: 普通に攻撃で良いと思う。
 科 妓: じゃぁその方向で。
 科 妓: mia:《マルアク/ヴィークルモーフィング》+移動ジェノサイダーへエンゲージ +5=53%
 G M: ほいほい
 科 妓: MJ:《巨匠の記憶/レインフォース/コンセ》+6=59% でもって、ジェノサイダーにジオクラッシュ(まて ※タイタンのジャンプからの中央着地
 科 妓: #13r7+10 とーぅ あ。ヴィークルはロボねー
 ダイス: 13r10=(4,5,3,10,3,10,6,3,9,9,9,2,2)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(6,5,8,5,9)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(5,7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(9)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+60=64+10=74
 誠 二: じゃあそこに新技、《支援射撃》 判定に+5Dで。
 春 花: (何
 春 花: >74
 科 妓: あれ。期待値前提に届いたかもしれない何か(
 G M: +5d、いる?(何
 誠 二: と、遅れたか。取り下げいいですか?
 G M: いいよw
 誠 二: ではなかったことに(何
 G M: ちょっとダメージよこしてみなさい
 科 妓: #8d10+15+17 どっかーん
 ダイス: 8d10=(1+4+10+8+8+4+6+6)=47+15+17=79
 春 花: 届いてる(何
 G M: あーっと、死神くんふっとばされたー!
 誠 二: 取り越し苦労だった(何

 G M: では、邪魔者を吹っ飛ばして黒高へのルートを確保した。
 科 妓: 「...あれ?死神さん、どこいった?」着地して一言(ひでぇ
 誠 二: 「ぺらぺらになって飛んでったんじゃないのか」(何
 春 花: 「良くあるパターン……なんでしょうか」(何 
 科 妓: 「折角次の攻撃耐えれる様にロボ出したのに...」
 科 妓: 現装甲25である(
 G M: ひょえー
 春 花: 「ともあれ、避難は何とかなりそうですね……」
 G M: クリフはんは他のエージェントにも連絡を入れてるのだろう、エージェントによる避難民の誘導はこの調子なら問題なさそうだ。
 G M: ここなら落ち着いて態勢を立て直せそうだ。一人一回の調達を許可する。
 科 妓: わーいw
 科 妓: まぁ、調達いきまー。買うの無い方は、普通の銃とか買って渡してくれるとちょっと喜びます(
 春 花: 流れた血をぬぐいつつ。
 科 妓: 「そだねー。怪我人もどうにか動けるまでは手当したしー」
 誠 二: 「今の内に俺たちも休んでおこう。 先は長そうだ」 じゃあそれはこっちで。
 春 花: まあ応急手当キットが無難か。《知恵ある獣》ないから防具とかはどのみち機能しない。
 科 妓: #5r7+10+14+3 マシンモーフィング/コンセ +3=6% アンチマテリアルライフルを狙う。目標35
 ダイス: 5r10=(10,1,10,1,10)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(8,3,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(10,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(4,5)=5+30=35+10+14+3=62
 科 妓: +5が正解で64%ですね。そして、62とかパワーアシストアーマーも確保できたよ(ぁ
 春 花: (社会2に調達1なのであんま期待できない)
 誠 二: じゃあショットガン(スラッグ)を。 目標11
 科 妓: さっきのアンチマテリアルライフルをちゃかちゃかと整備して使える様にした感じですかの。演出的には
 G M: どんどこ振っちゃってくださいましー
 科 妓: (そしてよく見たらコンセの意味がない
 春 花: #3r10+1 [侵食ボーナスあった]
 ダイス: 3r10=(3,3,9)=9+1=10
 春 花: 買えたのですぐ使用する。
 春 花: #2d10+2 [回復]
 ダイス: 2d10=(7+10)=17+2=19
 G M: めっちゃ回復したな
 春 花: HP19/32まで回復。
 誠 二: #5r10+6 コネ:手配師も使う。
 ダイス: 5r10=(6,5,6,3,2)=6+6=12
 誠 二: よし、成功。命中マイナスなしで火力5という非常に計算しやすい武器だ。
 科 妓: あぁ。
 誠 二: じゃあこれと、固定化してるバイクもしなぎーに渡しておこう。毎回ロボより節約になるかも。
 科 妓: 皆に回復投げる方が良かね
 科 妓: おー。ありりです。すみません助かります
 科 妓: ...あ。
 科 妓: 二輪持ってない(驚愕の事実
 G M: わろす
 科 妓: まぁ、乗れてさえいれば
 G M: まぁ、技能無しでも振れない訳じゃない
 科 妓: エースドライバー発動するからねぃ
 誠 二: 他シンドロームなら鈍器として使うEFもあるんだが(何
 科 妓: てことで、お礼を兼ねて皆のHP回復させるかー
 G M: じゃ、その辺まで終わったらこっちから動くよ
 科 妓: 《ヒール》*3(高速練成考えたけど、浸食1しか違わないので
 科 妓: うち、春香さん誠二君の純
 科 妓: 順
 科 妓: #5d10+5
 ダイス: 5d10=(10+4+3+4+1)=22+5=27
 科 妓: #5d10+5
 ダイス: 5d10=(7+2+6+5+10)=30+5=35
 科 妓: #5d10+5
 ダイス: 5d10=(2+10+7+4+8)=31+5=36
 科 妓: それぞれHP回復、どうぞ。 つことで、科妓はMAX +6=70%
 G M: では、回復処理は各自お願い
 誠 二: こっちも全快。
 春 花: ではそれで全快。ありがとうございます。
 誠 二: ありです。

 G M: “赤衣の座敷童”花観月 楓華「さっきのロボは……やっぱり……」
 G M: 鴻央会菅原組「やっぱり、神代 科技か!」
 G M: えー、セッション共演経験はないが面識はあるとさせてくれ。何しろ君は『何でも屋』なのだ。
 科 妓: うむ。顔はきっと広い。相手がどう思ってるかは知らないがw
 G M: 助けられたんだか煮え湯飲まされたんだかは知らん、が、ここにおいては些細な問題だ。
 科 妓: 「あー。ちゃおー」
 G M: 何にしろ、彼らがある程度理性の働くタイプのヤクザであり、楓華ちゃんが若旦那の彼女であるぐらいは把握している。
 G M: 楓華「UGNの人も、いる……ええと、私達も避難誘導で、こっちにきたの」
 G M: 菅原組「ま、陣地が固まった以上、ここの護りには手を貸すつもりだが……問題は、ウチの若旦那の話だ」
 G M: 楓華「道之君……黒巣市に戻ってきた、って言ってたけど……合流できてない」
 誠 二: 「あー……現状無事なのか?」
 科 妓: 「どっか逸れてるとか、別の処で気張ってるとか?」
 科 妓: 「あー」
 科 妓: ラビリンスの影響か(
 科 妓: PCは預かり知らない部分だろうけど
 G M: 楓華「……戻って来た、ってとこまでは、『あの人』に、聞いた」
 G M: 楓華「その人に……UGNで、戦力になりそうな人がいたら……商店街の中央広場に、向かわせろって言われた」
 春 花: 「……あの人?」
 G M: 楓華「行けば、判る……私……ここの守り、頼まれたから」
 G M: 楓華「お願い、していい……?」
 春 花: 無言で二人を見る。
 誠 二: 「さっきみたいな小物なら、後はこの面子に任せても大丈夫か。」
 科 妓: 「此処も大分手厚くなったし、そっち経由していっても良いだろうねー」
 科 妓: しーちゃんの処がゴールとしても
 春 花: 「Aクラスの皆さんも何人かは残ってるでしょうしね」
 G M: うむ、クリフはんもそれを見越してここを合流場所にしたのだろう。黒高所属OVの見知った顔がある。
 誠 二: 「よし、行ってみよう。 やばそうなのが来たら連絡してくれ。」
 G M: 楓華「……道之君のこと、お願い」
 科 妓: 「任されたー」



==============================
マスターシーン
==============================





 G M: 的場「……ふむ」
 
 G M: “定めるもの(El Juicio)”的場啓吾は、真っ先にこの各務ビル屋上にやってきた2人の剣士の攻撃を往なし、距離をとった。
 G M: 噂に違わぬ、と言うべきか――この街のUGNの強靭さは、この短い時間の切り合いだけでも舌を巻くに十分だった。
 
 
 G M: 目的をもってFHにやってきた自分だが、あるいはその時には既に呑まれていたのか……
 G M: 手段と目的が混濁し、何のために戦っているのか判らなくなって久しい。
 
 G M: “滅び”の接近――“再活性”によって、自分の中の混濁したものがはっきり見えた。
 G M: ――自分にはもう、何もない。この言葉に偽りは、ない。
 
 G M: 的場「(彼らには、俺のようになってもらいたくない……だからこそ)」
 
 G M: この程度の窮地は、乗り越えてもらわないと。
 
 G M: 約束の時間は来た。“■■■■■■”の策を果たさねば。
 
 G M: その瞬間、彼はその戦とはなんも関係もなく。
 G M: 新市街を《通信支配》で包んだ。
 
 
 G M: *           *           *
 
 G M: “プランナー”は話し続けた。セントラルドグマの真実を。
 
 G M: “プランナー”「20年前に、その犯罪組織がFHを名乗る以前より、
 G M:  12人のリエゾンロードで構成された前身と、『偽物の看板』は存在していました」
 
 G M: クリフ「つまり、セントラルドグマなど、最初から存在していなかったということかい?」
 
 G M: “ファートゥム”「ええ。最初から、私めは使者を名乗り、ありもしない中枢の伝言を行っていました。
 G M:  日本支部長という1支部でしかない“プランナー”の言葉を、効率的に届けるスピーカーとして。
 G M:  後は精々、資金面、人材面のマネジメントをしていた程度ですよ、私は」
 
 G M: ジャネッタ「曖昧な言葉を使い、伝言ののみが届けられていたのはそう言う話でしたの……
 G M:  ん、待ちなさい。コードウェル博士をFHに迎え入れたのはセントラルドグマという話でしたが」
 
 G M: “ファートゥム”「――私です。“プランナー”の居なくなったFHは、最早統制を失っておりました。
 G M:  そこでかの博士がFHを利用しようとしたのは、私にとっては渡りに船だったのです」
 
 G M: “プランナー”「その辺りは、突然消えた私の方にも責任はありますが……
 G M:  では、“ファートゥム”。貴方がセントラルドグマとして行ったことは、精々その程度と言うことでいいのですね?」
 
 G M: “ファートゥム”「仰る通りです。FHはセルシステムにより、多少の支援をすれば動き出す欲望の培養所。
 G M:  システムを維持し、各々のエージェントの活動に任せるだけの、変わらず空虚な時間でしたよ」
 
 G M: ジャネッタ「じゃあ、リエゾンロードやコードウェル博士の動向は判るのではないですの?
 G M:  って言うか貴方、最初、『セントラルドグマと連絡が取れない』とか言ってましたわよね?」
 
 G M: “ファートゥム”「彼らとの連絡がとれないというのは本当です。私にはもう何のラインも残されていない。
 G M:  セントラルドグマとして出来ることが何もなくなったのです。手っ取り早く合流するためにああ言いました」
 
 G M: ジャネッタ「(――………………?)」
 
 G M: ジャネッタが、自分の感じた違和感の正体を探り始めるより前に、事は起こった。
 G M: 先ほどから戦況を伝えていたモニターが突然消え、支部内に警報が走った。有線の回線からコール。
 
 G M: エージェント「大変です!各務ビルを中心に、この場所まで届く規模の電波障害が!」
 G M: クリフ「なんだって、一体何が――あ!そ、そうか!奴らは囮か!」
 
 G M: クリフの《真昼の星》は窓より旧市街を見た。巨大生物が接近する旧市街を。
 
 G M: 美鈴「《ディメンションゲート》……駄目ですね、状況が緊迫しすぎている」
 G M: クリフ「セイジくん!セイジくん!聞こえるか!?こちら支部だが、《通信支配》の発生で通信がとれない!君達は――く、くそ、『視界外』だ!」
 G M: “ファートゥム”「……タワー・クロスバベルへも伝令に向かいましょう」




==============================
ミドルフェイズ3
シーンプレイヤー:なし(全員登場)

==============================





 科 妓: #1d10+70 登場
 ダイス: 1d10=(9)=9+70=79
 科 妓: #1d10+70 逸品
 ダイス: 1d10=(6)=6+70=76
 春 花: #1d10+64 [登場]
 ダイス: 1d10=(7)=7+64=71
 誠 二: #1d10+64
 ダイス: 1d10=(8)=8+64=72
 G M: 並んでのびてるなぁ
 
 G M: *           *           *
 
 G M: “arcanum”「――話は以上だ。お願いできるかい?」
 G M: “崩れ去るもの”菅原 道之「ああ、わかったよ。じゃあ、僕は加勢に行ってくるよ、“arcanum”」
 G M: “arcanum”「……頼んだ」
 
 
 G M: ミカヅチ『時が迫っておる!判っておろうな、小童!』
 G M: 道之「判っている!もうすぐ《ラビリンス》が剥がれるけど、こいつはまだ先に進ませない!」
 
 G M: やるべきことは【雷帝】の声と、魔鍵が教えてくれる。
 
 G M: 《早九次》を切り、《鳴弦》と共に、最も慣れ親しんだエフェクトを乗せる。
 G M: 《雷の砦》。
 
 G M: 半ば捨て身のエフェクトで、怪物の歩みを押しとどめる。
 
 G M: “滅び”がやってきた日、ミカヅチは本来の自分の役目を取り戻した。
 G M: 記憶の継承を。かつて栄華を極めた都の記憶を、然るべき場所へ届けるのだ。
 
 G M: 道之「(その為にも……!)」
 G M: 今は待つ。きっとやってくる援軍の到着まで、こいつをここに留めるのだ。
 

 
 G M: *           *           *
 
 G M: 君達は道中で、奇妙な物体が転がっているのを見かけた。
 G M: 赤くぶよぶよした、従者の出来損ないが肥大化したような物体だ。
 
 誠 二: 「なんだこりゃ?」 《究極鑑定》でわかるだろうか。
 G M: クリムゾンビースト(ルルブ2,P266)「く、くそ、“バーネット”め、貴様を呼び起こしたのは我々だぞ……」くぐもった呻き声を発しながら、奴から逃げてここまで来たようだ
 G M: 生物と見るや取り込んでいるらしいそれは、君達の方へ向かってくる。
 誠 二: 「って生きてるのか。 止まれ!」 銃を向けて静止してみる
 春 花: こっちも《破壊の爪》起動しておく。
 春 花: あ、侵食率は74%。
 G M: クリムゾンビースト「邪魔だ、どけ!」止まる意思はないようだ。単に制御が効かないだけかもしれないが。
 G M: OK、いいだろう。
 G M: こいつはHP72。【再活性】はない。
 科 妓: 「しぶとそうだなー」
 G M: こいつに道を譲っても構わないが、こいつは見た目のわりに相当にしぶとく危険な奴だ。次にぶつかる相手が対処できる人員だとは限らない。被害は出ると見た方が良いだろう。
 春 花: 「でも、放置できる相手じゃなさそうですからね……」
 誠 二: 「何か情報を持ってそうだし、一度倒して止めるしかないか。」
 G M: 放置しないのなら戦闘だ
 誠 二: うん、戦うしかない。
 科 妓: 放置することはないなー




==============================
戦闘開始――ラウンド1
==============================





                       [クリムゾンビースト]==5m==[PC]
 G M: IVは10だ
 G M: セットアップ
 誠 二: なし。
 科 妓: なし
 春 花: 無しです。
 G M:  
 G M: さて、先ずはしなぎーからか
 科 妓: ふむー。
 科 妓: 借りた銃とバイクを早速活用させて貰おう
 科 妓: mia:なし
 科 妓: MJ:《カスタマイズ/レインフォース/コンセ》+6=82%
 G M: おっと、ばらけないのはありがたいぞ
 科 妓: 離れるとカバーリング周りがね(必要かどうか未知数でもあるけど
 G M: その考え方もあるか
 G M: ともあれ、こいつもまた回避能力を持たない。基本ルルブデータのかなしみよ
 誠 二: じゃあ今度こそ《支援射撃》 判定に+5D こっちは74%に
 科 妓: ありりす。じゃぁこみこみで。。。
 科 妓: #20r7+10 諸々入って ドラグーンっぽく(騎馬鉄砲隊的何か
 ダイス: 20r10=(9,8,7,8,5,1,4,9,1,3,6,3,2,4,2,3,6,8,9,9)=Critical!!
 ダイス: 8r10=(2,10,3,7,9,10,3,3)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(9,3,4,8)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(10,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(1,7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+50=55+10=65
 科 妓: #7d10+5+14
 ダイス: 7d10=(2+6+10+7+4+6+9)=44+5+14=63
 科 妓: 63点装甲有効
 G M: HP72だっつってんだろ!

 G M: 次、せーじくん!とどめさせよこらぁ!
 誠 二: じゃあ一応、マイナーで移動、敵とエンゲージ。移動を封じておく。
 誠 二: メジャーで《コンセントレイト/カスタマイズ》 拳銃で零距離射撃。
 誠 二: #10r7+10
 ダイス: 10r10=(7,2,6,1,1,9,4,6,3,10)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(3,9,6)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+20=26+10=36
 G M: ダメージかむ
 誠 二: 射撃の36 このままダメージ行きます。
 誠 二: #4d10+4
 ダイス: 4d10=(7+1+7+8)=23+4=27
 G M: OK、それで沈黙だ
 誠 二: 27点。
 
 G M: クリムゾンビースト「――っ……」その一撃で動かなくなる。
 G M: さて、情報を持ってそうだとは言われたが。
 G M: クリムゾンビースト「“バーネット”め、暴れるだけ暴れて、肝心なことは、なにも出来ておらんではないか……貴様は、“夜”のため……クロスバベルを崩すために解き放ったんだぞ……」ぐらいのことしか言いませんわな、これは。
 G M: 末端でしょう。大した情報は持ってません。
 G M: 特に何もなければそのまま進むことになりますが、よろし?
 春 花: OKです。
 科 妓: 「面倒なことした元凶かー><」ということで、OKです
 誠 二: 「他人を思い通りにできると思うのが間違いなんだよ」 崩れるならそのまま進もう。
 誠 二: と、こちらもOK
 春 花: 無言で"水の刃"を消して、二人に続く。




==============================
ミドルフェイズ4
シーンプレイヤー:なし(全員登場)

==============================





 G M: 登場をお願いします。
 科 妓: #1d10+82 登場
 ダイス: 1d10=(4)=4+82=86
 誠 二: #1d10+78
 ダイス: 1d10=(4)=4+78=82
 春 花: #1d10+74 [登場]
 ダイス: 1d10=(7)=7+74=81
 
 G M: *           *           *
 
 G M: 「……これで、本当に良いんっすか?」
 G M: 美鈴『理論上は。今のタワー・クロスバベルの状況を考えれば、このぐらいのことは出来る筈』
 
 G M: 姫凪「……取り扱いには十分注意を。その『魔鍵』は、耐久性が特別低い様子」
 G M: 「う、うん……」
 
 G M: 突然『やってみてくれ』と言われたときには何事かと思ったが。
 G M: 成程、これは自分にしかできそうにない。自分こそが適任だろう。
 
 G M: 美鈴『……賢者の石の現在の役割は、『はるか遠くの同族へ、意思を伝えること』にある
 G M:  万能のツールであるそれならば、“バーネット”への切り札に成り得る筈』
 
 G M: 「……ボクに出来ることが、あるのなら――やってみるっす」
 
 G M: *           *           *
 
 G M: さて、問題の中央広場。そこには襲い掛かっては切り賦されたのだろう、幾らかのジャームの骸が転がっており。
 G M: 返り血なのか負傷なのか……白いスーツを幾らか赤く染めた男が、ベンチに腰かけて待っていた。
 G M: 神経質そうな、眼鏡の中年だ。君達には、見覚えが――ありすぎるほどに、ある。
 
 G M: 春日 恭二「……遅かったな、UGN」

 
 春 花: 「確かに、すぐわかる方でしたね……」
 科 妓: 「ちゃおー。」まぁ、邪魔しないなら普通に挨拶(
 誠 二: 「意外といえば意外だが、納得といえば納得だな。」
 G M: 春日「早速だが、時間がない。……あれは、“崩れ去るもの”のエフェクトだ。それほど長く持つものじゃないだろう」
 G M: “バーネット”の方角を見やれば、いつのまにやら激しい雷鳴が発生していた。
 G M: 春日「一気に上昇する。座れ。しがみ付いていろ」《鷹の爪》で飛び上がった“ディアボロス”は、そのまま座っていたベンチを片手で掴み上げる。
 誠 二: 「わかった。二人とも」 素直に言われたとおりにする
 科 妓: 「おけー」ベンチに取っ手を生やして、掴みやすくしつつ>皆の分
 春 花: 「……はい」 覚悟を決めて頷き、同じく。 
 
 G M: 春日「態々このような手段を取ったのには理由がある。――“朗々たる根本原理”らが、UGNと協調行動をとっているな?」
 科 妓: それ、科妓は知らない可能性あるなー(ぁ
 春 花: 明確に知ってるとしたら八雲君だけかね。エージェント的な意味で。
 G M: 春日「……その中に、裏切り者(ダブルクロス)がいる。私と、“arcanum”セルのリーダーは、そう見込んでいる」
 誠 二: 「上からはそう聞かされているが……何だと?」
 科 妓: 不穏な....
 G M: 春日「貴様らの計画を邪魔する者が当然いるわけだが……妙にその情報について、筒抜けの部分があるのだ」
 G M: 春日「今から流す情報は、UGNの上層部……支部長補佐やらだけに話すと良い。“魔鍵”の情報だ」
 G M: 春日「私は『滅び』の出現後、“魔鍵”の当てを見込んで、自分の支配地域に戻った――湾岸地区だ」
 春 花: 「風見さんから、"黒幕"が居るとは聞いていましたけど……って、そこで新しいものが見つかったってことですか?」
 G M: 春日「ああ。見込み自体は当たっていた。あの地区のギャング団“ブラックスワンズ”。その団旗が、魔鍵の役割を果たしている」
 誠 二: 「またよりによって……」(頭を抱える
 G M: 春日「“魔鍵”とは、その土地の記憶。私の支援した地域最大のギャング団こそが、土地の中心となっていたのだ……そこまでは、いいのだが」
 G M: 春日「【再活性】の影響で、奴らは完全に暴走している。後援者である私の指示すら聞かない有様だ」
 科 妓: 「?」神妙な顔してるけどよく見ると頭に?が付いてる事に気づくかもしれない
 春 花: 「……つまり、その……湾岸地区って場所で、ギャング団1つが、丸々ジャーム化しているってことですか?」
 G M: 春日「そう思ってもらえばいい」
 G M: 春日「死に辛さにだけは自信がある。何とかあの街より脱出し、“崩れ去るもの”等と一時合流し、今に至る……と、ここまでが『滅び』以降の私の動きだな」
 誠 二: 「なるほど、行方が分からなかった訳だ。」
 G M: 春日「市民の保護は済んだのだろう?勝算は疑わしいが、“バーネット”を野放しには出来ん。これより突貫し、貴様らをそこまで送り届ける」
 G M: ――と、そこで。だ。
 G M: 『――さん……花さん……夏目春花さん……』
 春 花: 「……っ!?」 聞こえてきた"声"に、思わず顔を上げる。
 G M: 春花さんにしか聞こえない声が響いた。
 G M: 少女『……聞こえるっすか……夏目春花さん……』
 春 花: 「……エフェクト、じゃない? いや、今は気にすることじゃない……はい、聞こえています!」
 G M: 《声無き声》ではない。もっと別種の、自分の体内から響いてくるような声だ。
 春 花: 数刻前と同じように無意識に胸に手を当て、その言葉に返事を返す。
 G M: 少女『……通、じた……!信じられない……え、えっと、あとは、もっと響くように――』『――こうか!』
 G M: こうか!から先は、春花さんを中心として全員に聞こえる。
 科 妓: アンプ役かー
 G M: 少女『え、えっと、こんばんは!?その、ボクは今、タワー・クロスバベルにいる砂村けやきっていう者っす!』
 G M: 春日「……む」声が聞こえて、スピードを落とす。
 G M: けやき『……今、ボクはクロスタワーの賢者の石を介して、夏目さんの賢者の石に、直接意思を、届けているっす。そっちの、状況を、確認したいっす』カンペでも読んでるように少々たどたどしい。
 春 花: 「そういう事、か……分かりました」
 春 花: 「黒羽学園への避難は完了してます。そして今は……誠二さんと、神代さんと"協力者"と一緒に、"バーネット"の元へ向かってます」
 春 花: "ディアボロス"の事は濁した方が良いと判断して。
 G M: けやき『……了解。これより決戦とみて、いいんすよね?』
 誠 二: 「ええ。詳細はバーネット撃退後、戻って報告します。」
 春 花: 「そうなります。……これ、私の周りの人も話せるんですかね」
 G M: けやき『戻って報告します……までちゃんと聞こえてるっすから、大丈夫だと思うっす』
 G M: けやき『とにかく、そういうことなら、タワー・クロスバベルより、そちらへの援護ができる……はず、っす』
 G M: けやき「……“バーネット”の体内にも賢者の石があることは、こちらからも感じ取れているっす」
 誠 二: 「え、そうなの?」 そういや聞くタイミングなかった。
 科 妓: 「面倒な事になってるねー」
 春 花: 「私も見ていた時に感じただけで、確証はなかったんですけど……やっぱり、そうでしたか」
 G M: けやき「今声を届けているのと同じ要領で、そちらに向けて、ボクら――といっても、ボクが何か出来るわけじゃないんすけど――から、攻撃や妨害を飛ばすことができる……はず、っす」
 G M: けやき『ただ、こっちも狙われてて人手が厳しくて……』
 G M: けやき『手が空いているのが、風見 高人って人と、神代 優斗って人だけなんすよ』
 
 G M: 解説します。
 G M: クライマックスで、春花さんは、任意のタイミングで一度ずつ、高人君と優斗君の『一連のメジャーアクションのコンボ』あるいは『一つのオートアクションエフェクト』をぶち込むことが出来ます。その際、浸食率は100%としてください。
 G M: 特にこれで浸食率がーとかは考えなくていいです。出し得です。
 G M: いじょ。
 
 G M: けやき『あと、こっちの賢者の石の力を制御している“魔鍵”の負荷の問題もあるから、何度もは使えないと思って欲しいっす』
 春 花: 一応確認ですが、コンボはその場で組んで良い認識でよいですか? 明記されてるものだけ?
 G M: その場で組んでいいよ
 春 花: 了解、ありがとうございます。
 春 花: 「いえ、そもそもできるという時点で十分ありがたいです」
 G M: けやき『じゃ、2人にスタンバって貰うっす。そっちの状況に合わせてやってもらうから……その、頑張ってください、っす』
 科 妓: 「兄貴ー。よろしくねー」
 G M: けやきからの通信は一時的に途切れる。
 誠 二: 「高人、そっちも大変なところ悪いが頼んだぞ。 何しろあのサイズだからな。」
 春 花: 高人『了解、気張れよ八雲に夏目、神代。くたばったら承知しねえからな!』 切れる前にそんな声が聞こえた。
 
 G M: 春日「――では、いくぞ」悪魔が速度を上げる。
 G M: 雷鳴は音を失い、“バーネット”の巨体は再び歩き出そうとしている――悪魔と怪物の目が合う。
 G M: 《飛礫》《魔獣の衝撃》。“バーネット”があらん限りの遠距離攻撃で“ディアボロス”の強襲を阻もうとするが、悪魔は同乗者を庇い、そのまま突貫する!
 G M: 春日「その程度で止まるか!私は“ディアボロス”だぞ!」



==============================
クライマックスフェイズ
==============================





 G M: 登場浸食率お願いします
 誠 二: #1d10+82
 ダイス: 1d10=(9)=9+82=91
 科 妓: #1d10+86 登場
 ダイス: 1d10=(1)=1+86=87
 春 花: #1d10+81 [登場]
 ダイス: 1d10=(4)=4+81=85
 
 G M: 春日「――く、ここまでか!各々、着地は任せる!」“ディアボロス”が大きな一撃で吹き飛ばされる直前、ベンチを投げ出す。
 G M: えー、この戦闘においては、初期位置は各自で決めて良いです。また、このタイミングでマイナーアクションのエフェクトを使って準備して構いません。
 G M: <あ、位置関係は戦闘開始時で。
 春 花: よし、では本気モードこと"シフト・マーメイド" 《完全獣化/破壊の爪/鷹の翼》 侵食率は+12で97%。
 春 花: シーン中[飛行状態]移行、[肉体]判定+4/+5(ドッジ判定はダイス+6/+8)。
 誠 二: 「おい、俺は飛べな」 ぐしゃっと10mほど離れて墜落しつつ(何)《ハンドレッド・ガンズ/ダブルクリエイト》で2丁拳銃錬成。97%に。
 春 花: 水球に包まれ、それが弾けて空を泳ぐ"人魚"が姿を現す。
 科 妓: 「ひゃっふーっ」《ヴィークルモーフィング:ロボ》+2=89% ベンチからロボに変形(
 春 花: 「ちょ、間に合わなかった……大丈夫ですか!?」(何
 誠 二: 「今は気にしないで……」 ヨロヨロ起きる
 G M: よし、ちょっと演出入れるぞっと。
 
 G M: *           *           *
 
 G M: 藤一「……よう、メガネ。生きてるか?」
 G M: 道之「生きているよ、カタギ……とはいえ、これはきついね」
 
 G M: 男2人は、寝そべっていた。《ラビリンス》して逃げ、《雷の砦》して逃げ……
 G M: 必死に機を待ち続けたが、いい加減限界が近い。
 
 G M: 2人は、互いに互いのことをよく知らなかった。
 G M: だが、街を護りたいという気持ちが本物だということは判った。
 
 G M: 共同戦線を張るにはそれだけで十分だった。
 
 G M: 藤一「……あの怪物、さっき上を向いてなんかしてたよな。援軍か?」
 G M: 道之「落とされてなきゃいいけど……ん?」
 
 G M: 2人は同時に、何かを見つけた。突如大きくなっていくそれは……なんだ?
 
 G M: 「……は」「はは……」
 G M: 「「ははははははははははは!」」
 
 G M: 藤一「あれはなんだ!鳥か!?飛行機か!?」
 G M: 道之「いやいや、飛行ジャームか!?戦闘機か!?」
 
 G M: 全部違う。
 G M: あんなロボットを空中で作ってやってくる奴は他にいない。
 
 G M: 「「神代科技だ!」」
 
 G M: *           *           *
 
 G M: さて、着地には若干の不幸があった人がいたが。
 G M: 君達は“バーネット”の懐までやってきた。
 G M: “バーネット”「GHAAAAAAA!!」
 G M: 巨体という暴力が君達の方を向く。この怪物は言葉というものを持ち合わせていない!


 G M: 注釈。
 G M: ・【再活性】は『使用済み』です。復活はありません。
 G M: ・クリンナップごとに、支援射撃が飛んできます。これは、ラウンドを経るごとに強くなっていきます。
 G M: いじょ。




==============================
戦闘開始――ラウンド1
==============================





 G M: さて、まずはIVだが
 科 妓: IVは17-1-3=13 まで下がります(おっふ
 春 花: IVは6。
 G M: このバーネット、恐ろしいことにIV45ある
 春 花: アッー(何
 科 妓: ぎゃーすw
 科 妓: クララさん呼ばないと(
 G M: えーと、大体20mまでの距離で、好きな場所に配置お願いします
 誠 二: じゃあ10m離れます。
 科 妓: うちは、同エンゲージ内かな
 春 花: 同じく同エンゲージで(でないと攻撃できない
 G M: [バーネット、科技、春花]==10m==[誠二]
 G M: えーと、ではセットアップ。バーネットは、えーと、なしだ。
 科 妓: ありません。
 誠 二: 計算ミスった気もするが《サポートデバイス》 103%になってラウンド中感覚に12個のDB
 G M: 春花さんもセットアップエフェクトは持ってない、か
 春 花: 実は無いっす(何
 G M: では。

 G M: IV45:バーネット……の、IVで
 G M: 【さらなる絶望】
                       [バーネット、科技、春花]==10m==[誠二]=5m=[クリムゾンビースト]
 G M: さっき潰した奴が戻ってきた
 春 花: ええ……(何
 誠 二: まさかの。
 G M: あと、Eロイスと言えば忘れていた。現在の状況は【破壊神顕現】の効果内だ。バーネットをセッション終了時まで野放しにすれば、黒巣市が崩壊する。
 G M: んで。
 G M: バーネットが動く。
 G M: マイナー:《破壊の爪》   (めんどいから《完全獣化》は使っててこの肉体数値とさせてください><)
 G M: メジャー:《獣の力+腐食の指先+ポイズンフォッグ+コンセントレイト》。えーと、獣の力はLv15だ。破壊の爪はLv14
 G M: 固定値52で、同一エンゲージにかますわ
 春 花: 固定値が酷い(真顔
 科 妓: 酷いね
 G M: #38r7+20
 ダイス: 38r10=(8,8,9,6,1,2,10,1,5,4,6,5,1,4,6,10,4,10,8,2,10,9,10,10,5,5,4,8,4,5,10,4,8,6,9,6,10,1)=Critical!!
 ダイス: 16r10=(7,10,7,10,3,10,5,2,10,4,2,9,5,6,9,7)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(9,7,10,9,3,6,6,3,5)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(2,7,4,3)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+50=54+20=74
 G M: 回避よろしゅ。
 科 妓: エースドライバー/リフレ+3=92%
 科 妓: #8r7+10 「お待たせーーっていきなり来たー><」
 ダイス: 8r10=(2,6,3,8,5,9,6,9)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(7,6,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(10,6)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(3)=3+40=43+10=53
 科 妓: まぁまぁ頑張った...
 春 花: ノーガード。
 G M: 8d10+52
 G M: #8d10+52
 ダイス: 8d10=(7+7+1+1+1+5+9+4)=35+52=87
 G M: 87ダメージ、装甲持ってるなら何かえーと、70ぐらい失うよ
 科 妓: 25引いて62
 科 妓: 2回死なない程度か(ぁ
 春 花: #1d10+97 [リザレクト]
 ダイス: 1d10=(3)=3+97=100
 G M: <《腐食の指先》による装甲ロス
 春 花: ぴったり100%。HP3/32。
 科 妓: あーそういう意味ね。装甲0扱いかw
 科 妓: #1d10+92 リザレクト
 ダイス: 1d10=(1)=1+92=93
 春 花: 「かふっ……!」 血を吐く。
 科 妓: 軽っ
 G M: 次、しなぎーやね
 科 妓: 「いったー><....おぉぅ。ロボ溶けてる溶けてる><」
 G M: あいや、誠二君の報が早いか
 科 妓: だね今13なので此方
 
 G M: では、誠二君
 誠 二: マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト/カスタマイズ/スプリットアタック/クリスタライズ/マルチウエポン》 対象は敵2体。
 誠 二: #25r7+8 攻撃専念じゃないと押し切られるな
 ダイス: 25r10=(4,8,8,10,3,3,5,8,4,5,10,9,3,9,6,4,5,4,2,10,9,2,5,4,7)=Critical!!
 ダイス: 10r10=(4,10,6,9,10,3,8,4,2,3)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(2,1,6,3)=6+20=26+8=34
 誠 二: くそ、思ったより低い。射撃の34
 G M: んー。
 G M: それで確定で良いかい?
 誠 二: いや、ここは《勝利の女神》で+18して52にしておくか。
 G M: OK、【再活性】の影響下にあるこいつは[暴走]している。
 G M: クリムゾンビーストも回避放棄だ。ダメージどうぞ。
 誠 二: じゃあダメージに《フェイタルヒット》乗せて、ダメージ+4Dする。
 誠 二: #10d10+32 侵蝕は126%に
 ダイス: 10d10=(10+10+4+10+9+7+10+3+2+1)=66+32=98
 誠 二: 98点、装甲無視。
 G M: OK
                       [バーネット、科技、春花]==10m==[誠二]
 G M: 巨体がよろめくが、まだそれだけだ。
 
 G M: 次、しなぎー
 科 妓: おぅ。遠距離消えたか、んじゃちょっと組み替えて
 科 妓: mia:演出で溶けたロボを修復させつつ
 科 妓: MJ:《巨匠の記憶/レインフォース/コンセ》+6=99%
 科 妓: 対象はバーネット。
 科 妓: #15r7+10 「ちぇりおーーーー」とロボでぶん殴る
 ダイス: 15r10=(3,8,8,3,4,7,8,3,3,8,7,5,1,7,6)=Critical!!
 ダイス: 7r10=(10,2,3,2,3,1,2)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+20=26+10=36
 G M: ほいほい。
 科 妓: 低い><
 G M: 確定でいいかな
 科 妓: 確定だね。変更できるものは無い
 G M: ダメージかむ
 科 妓: うい
 科 妓: #4d10+15+14 腰の入りきらない剛腕が唸る
 ダイス: 4d10=(10+3+5+5)=23+15+14=52
 科 妓: 52点装甲有効
 G M: まだまだバーネットは元気だ
 
 G M: 春花さんよろしゅ
 春 花: あいさー。マイナーは使用済みなので無しで。
 春 花: ■メジャー:"ブルーインパクト" <白兵>+《音速攻撃/コンセントレイト:HM/神獣撃》
 春 花: 対象はバーネット、追加効果は特になし。
 春 花: #16r7+8
 ダイス: 16r10=(2,5,1,7,1,5,4,10,10,1,1,4,10,1,3,5)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(2,4,9,7)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(10,9)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(4,4)=4+30=34+8=42
 春 花: 42で。
 G M: OK、そのままくらう
 春 花: ではダメージを。
 春 花: #10d10+18
 ダイス: 10d10=(9+8+6+2+3+1+3+2+8+1)=43+18=61
 春 花: 61点装甲有効。
 G M: OK、くらう。
 
 G M: さて、クリンナップ、の、前に《加速する刻》だ。
 G M: 流石にほぼほぼ一匹だからな、これぐらいはさせてもらう
 G M: ……いうて、まだしなぎーが100%超えてないからな、至近エンゲージにさっきのコンボで範囲攻撃、と言わせてもらう
 G M: #38r7+20
 ダイス: 38r10=(7,2,5,10,10,3,4,3,2,9,2,8,6,4,9,2,6,5,10,4,7,9,10,1,8,10,8,2,7,5,2,6,7,3,4,10,4,9)=Critical!!
 ダイス: 17r10=(10,7,7,1,5,8,1,10,1,5,5,9,4,4,9,3,4)=Critical!!
 ダイス: 7r10=(9,5,3,1,2,8,7)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(8,7,7)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(1,6,10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+60=64+20=84
 春 花: ナニコレ(真顔
 科 妓: ぎゃーす
 春 花: 完全獣化も解けてるしどうしようもなし。ノーガード。
 科 妓: うちは、これは素で喰らっていい感じになるが....
 春 花: あ、さっきので侵食率+6して106%。
 G M: こいつのはもう広範囲殴るってだけで碌な妨害能力はないぞ。ほれ、しなぎー、できることがあるんじゃないのかい?
 誠 二: 支援しても回避無理そうな値だ。
 G M: なかった(何
 G M: <カバーしたらって言おうとしたけど、カバーしたら100%超えるやん
 科 妓: そだよ。。。
 G M: んじゃ、二人とも素でくらう、でいいかね
 春 花: うい。
 科 妓: はいさ
 G M: 9d10+52
 G M: #9d10+52
 ダイス: 9d10=(4+6+8+8+7+3+4+3+1)=44+52=96
 科 妓: 初期回避EF乗せるんじゃなかったなーと後悔はあり(いけるかなーとか思ってたりしたんです、えぇ。
 春 花: シナリオロイスの"バーネット"を切る。HP15/32で復活。
 科 妓: #1d10+99 リザレクト
 ダイス: 1d10=(5)=5+99=104
 春 花: 「……まだです!」 叩き伏せられるも、口の血を拭って立つ。
 
 G M: クリンナップ……
 G M: 藤一「やれんのか?」
 G M: 道之「ああ、まだ撃てる」
 G M: “プロフェシー”『……なら、支援するですよ』
 
 G M: 物陰から、バーネットに向かって雷の槍が放たれる。
 G M: 4d10ダメージの支援射撃だ。これは、ラウンドを経るごとにダイス数が増えていく。
 G M: #4d10
 ダイス: 4d10=(5+4+5+5)=19
 G M: 他に何かあるひとおるかな
 誠 二: こちらはなし。
 春 花: 「今のは……!?」 こっちは無し。
 科 妓: 「おー。感謝助かるー」よっしゃ、仕切り直しだーと元気さをアピりつつ




================
ラウンド2
================





 G M: セットアップ……うん、ここできろう、【システムダウン】。
 G M: 指定はオート。〈意思〉対決で負けるとラウンド終了時までオートアクションが使えなくなります。
 G M: #13r10+10
 ダイス: 13r10=(4,4,3,2,4,1,3,6,5,8,3,6,2)=8+10=18
 科 妓: #8r10+10+3 意志勝負では負けなーい><
 ダイス: 8r10=(5,10,9,8,9,2,5,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+10=11+10+3=24
 G M: あ、対象は全員な
 春 花: #5r10+7+1 [意志/思い出の一品]
 ダイス: 5r10=(1,3,6,2,7)=7+7+1=15
 誠 二: #6r10+11 負けるとちときつい。
 ダイス: 6r10=(4,9,2,5,9,10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+10=16+11=27
 春 花: ダメだ。
 誠 二: よし、勝った。
 春 花: なお はるかさんに オートアクションなどというものは ない(何
 G M: 意味なし!
 科 妓: (何
 
 G M: IV45のバーネット!
 誠 二: と、まった。
 G M: お?
 誠 二: 抵抗で忘れてた。《サポートデバイス》 で感覚に12DB
 G M: おっけ
 G M: 他は大丈夫そうだな。
 G M: 全員100%を超えたこのタイミングで《獣の力+腐食の指先+アウトブレイク+コンセントレイト》!
 G M: 対象はシーン全体!
 科 妓: 優斗君出番?
 G M: お、使う?
 G M: 何もなければ命中振るけど
 誠 二: 使う方がいいかな、これは。
 春 花: そうですね。
 G M: この辺りの決定権は春花さんにありますので、宣言お願いします。
 春 花: あ、仲介役だからか。
 春 花: では、優斗君の《時の棺》起動。
 G M: けやき『――!合図がきたっす!神代さん、お願いするっす!』
 G M: 《原初の黒:時の棺》。
 G M: バーネットの行動は失敗となります。
 科 妓: 優斗「...始まって早々に危機に陥るとか、何遊んでいるんだか(溜息)...が、すまんな、その手は『否定する』」
 
 G M: バーネット、行動終了。次、誠二君ですな。
 誠 二: 「あんなの相手に無茶言うなよ……」(何
 誠 二: マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト/カスタマイズ/クリスタライズ/マルチウエポン》
 誠 二: #26r7+8
 ダイス: 26r10=(2,3,8,6,2,9,3,7,10,8,10,4,7,7,6,3,6,2,6,3,10,8,1,9,5,10)=Critical!!
 ダイス: 12r10=(5,10,5,3,5,5,6,8,6,4,1,1)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(7,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(6,3)=6+30=36+8=44
 G M: ダメージきなさい
 誠 二: ダメージに《フェイタルヒット》 ダメージをまた+4Dする。
 誠 二: #9d10+32 侵蝕が147%まで上がる。
 ダイス: 9d10=(4+3+5+8+9+9+7+2+6)=53+32=85
 誠 二: 85点、装甲無視。
 G M: いたいいたい
 
 G M: で、次はしなぎーやね
 科 妓: 「兄貴ーそんな言い方はないと思うんだー。こっちだって一生懸命やってるってのにー」
 科 妓: 優斗「しれっと次考えてギリギリで収まる様に手を抜いててか?(99%の件)」
 科 妓: 「うぐっ」
 科 妓: というコントを挟みつつ
 科 妓: auto《オリジナルツール》運転:ロボを指定 +3=107%
 科 妓: MJ《巨匠の記憶/レインフォース/クリスタライズ/コンセ》+10=117%
 科 妓: 「そこそこ全力だーい><」
 科 妓: #17r7+10+16
 ダイス: 17r10=(2,9,7,5,4,1,8,6,7,3,9,5,4,7,3,3,5)=Critical!!
 ダイス: 6r10=(4,10,4,1,3,2)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(3)=3+50=53+10+16=79
 科 妓: あと1たりない
 G M: 確定でいいかなっと
 誠 二: なら上乗せしよう。《勝利の女神》で+18
 科 妓: #8d10+15+16+18
 ダイス: 8d10=(1+4+2+5+6+2+6+4)=30+15+16+18=79
 科 妓: 79点装甲無視
 科 妓: と
 G M: +2dな
 科 妓: では2d分追加して
 科 妓: #2d10+79 補正込み
 ダイス: 2d10=(5+2)=7+79=86
 科 妓: 86点装甲無視 3桁は遠いなぁ
 G M: うむ、ダメージは蓄積されている。
 
 G M: 春花さん、よろしゅ
 春 花: ■マイナー《完全獣化》 侵食率+6で112%。
 春 花: ■メジャー:"Oceanus-Judgement(単体版)" <白兵>+《音速攻撃/コンセントレイト:HM/神獣撃》+[賢者の石]!
 春 花: Cr-2、対象はバーネット。
 誠 二: そこに《支援射撃》で+6D 「春花さん、弾の後ろを!」 眉間に一発。
 G M: バーネット「GUUUUUU!?」賢者の石の発動に、驚いたような顔のバーネットが春花さんをみた。
 春 花: #22r5+8 頷いて、両手を掲げ――空気中から突如大量の水が発生して渦巻く。 
 ダイス: 22r10=(2,4,9,4,3,9,2,3,10,9,8,7,5,7,6,1,9,9,5,2,5,7)=Critical!!
 ダイス: 14r10=(5,3,7,10,4,9,6,7,9,7,10,4,4,3)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(8,2,10,10,5,5,10,8,2)=Critical!!
 ダイス: 7r10=(4,4,2,8,4,4,1)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(2)=2+40=42+8=50
 G M: これが賢者の石の恐ろしさだな……回らないときはてんで回らん……
 春 花: へたった……! 50。
 G M: ダメージきなさい
 春 花: "石"から聞こえてくる"声"――祈りにも聞こえるそれに従って言葉を紡ぎ、力を解放する。
 春 花: 「海の最果てを護りし神よ――その力の一欠片、しばしの間貸し与えたまえ」
 春 花: 「破壊を振り撒く獣に、海神の裁きを――"Oceanus-Judgement"!!」
 春 花: #11d10+18 [ダメージ]
 ダイス: 11d10=(9+3+1+7+10+3+1+8+4+3+6)=55+18=73
 春 花: 73点装甲有効。両手を振り下ろすと同時――放たれた大量の水が巨大な"爪"となり、目の前の獣を引き裂く。
 G M: 「GYAOOOOO!」ダメージは蓄積されている……が、まだ倒すには至らない!
 
 G M: 《加速する刻》!
 春 花: 「私じゃ、まだ、力およびませんか……」
 G M: んー……
 G M: #1d2  1:2人 2:誠二くん
 ダイス: 1d2=(2)=2
 春 花: と、賢者の石反動が。
 春 花: #1d10+118 [賢者の石反動]
 ダイス: 1d10=(2)=2+118=120
 G M: おっと
 春 花: ぴったり120%。
 G M: 《獣の力+腐食の指先+タブレット+コンセントレイト》
 G M: まだ攻撃していない誠二君の方に衝撃波が飛ぶぞ、と
 G M: #38r7+20
 ダイス: 38r10=(1,2,2,1,9,6,3,6,8,8,2,8,8,7,1,9,4,5,8,1,2,10,10,8,7,8,10,9,9,2,2,7,7,10,1,3,10,3)=Critical!!
 ダイス: 20r10=(10,5,1,9,6,10,5,4,4,1,10,2,7,7,4,4,1,5,1,4)=Critical!!
 ダイス: 6r10=(10,5,10,4,4,3)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(1,10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+60=61+20=81
 春 花: 固定値が酷い(たぶん3度目
 誠 二: う、ラストアクションだと火力が出ない。ここはそのまま食らう。
 G M: #9d10+54
 ダイス: 9d10=(10+5+2+10+3+4+6+10+1)=51+54=105
 春 花: これ4回くらい死んでね?(何
 G M: わろす
 誠 二: 25点だから確かにほぼ4倍。
 科 妓: ミンチになってる(
 G M: で、どうする?こっちの残りHPは182。
 誠 二: 「ぐはっ!」 叩き潰される。バーネットのロイス取ってタイタスに、HP11点で復活。
 春 花: 「誠二さん!」 思わず叫ぶ。
 G M: ここで寝て祈ることもできるとこだが、そうか。なら復活だ。
 誠 二: うん、とりあえずこれで。
 
 G M: クリンナップ。
 G M: ヤクザ「……よし、準備はいいな。間違えても近づこうなんて思うなよ、足を引っ張るからな」
 G M: 自警団「いつでもいいぜ、少しでも引っ掻き回してやる」
 
 G M: ヤクザ「撃て撃て撃てー!タマとったらぁー!」
 G M: 道之「あいつら……よし、続く!」
 
 G M: #8d10
 ダイス: 8d10=(3+8+6+9+4+3+2+7)=42




================
ラウンド3
================





 G M: セットアップはない!
 春 花: 此方もなし。
 科 妓: ありません
 誠 二: ※前のR訂正 バーネットのロイスは持ってたので取得を取り消し
 G M: 誠二君は……サポートデバイスは残ってるだろうけど、流石にいらないと思うよ……(何
 誠 二: 原初の混沌で死神の書を取得、バーネットを対象に使用!
 G M: そんな隠し技が!それなら浸食率も使わん!
 誠 二: 「フェイズ:ノイマン!」 このラウンド中、バーネットが受けるダメージは常に+10される。
 
 G M: さて、相も変わらずIV45なバーネットだ!
 春 花: その前に割り込みかます。風見君の支援攻撃!
 G M: だろうねぇ!
 G M: けやき『――ここっすね。風見さん、お願いするっす』
 春 花: 高人『オッケー……今から見せるのは"影"ですらないチャチな"紛い物"――本人達の"業"には届くはずもない』
 春 花: 『されど"数"と"威力"だけは遜色なしのフルコース! たらふく味わえやデカブツっ!!』
 春 花: ■"Marice-Breaker:Finalize"
 春 花: <RC>+《焦熱の弾丸/コンセントレイト:SR》+《黒の鉄槌/魔王の理》+《コキュートス》+《暗黒の槍》
 春 花: +《プラズマカノン/インフェルノ》+《イレギュラーシフト》+《マイティトランス》+《オールマイティ》
 春 花: 対象:バーネット、装甲無視。ダメージ貫通時[行動済み]。対象・射程変更無効、EFによる失敗&ダメージ軽減無効(HP消費、侵食率は省略)
 春 花: #17r7+19
 ダイス: 17r10=(2,4,8,4,10,10,1,10,9,9,2,7,5,7,8,9,8)=Critical!!
 ダイス: 11r10=(9,5,3,1,1,6,1,6,4,6,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+20=24+19=43
 G M: ダイスが伸びない呪い!とはいえ避けぬ、ダメージきなさい!
 春 花: なんか全体的に微妙だ。とまれダメージ!
 春 花: #5d10+62
 ダイス: 5d10=(4+3+2+4+5)=18+62=80
 G M: +10入っとるかな?
 春 花: 80+10=90点装甲無視。
 春 花: 砲撃、斬撃、打撃、突撃――場の3人を含めた彼の"戦友"の業を再現した乱撃が、"距離を無視して"次々と炸裂する!
 G M: バーネット「GU、GYAAAAAA!?」足が止まる!追撃をかける余裕が生まれた!
 G M: バーネットは行動済み!
 
 G M: さて、順番的には誠二君だが
 科 妓: 「うわーすっごーーい」
 春 花: 『これだけの大ゲンカだ、ちっとくらいカッコつけてもバチ当たんねえだろ……もう一息だ!』
 誠 二: さすがに待機。
 G M: けやき『――〝魔鍵”が限界っすね。ボクらに出来るのはここまでっす』
 G M: けやき『あとひと踏ん張り、頑張ってくださいっす!』
 G M: ……賢者の石の共鳴による声はそこで途切れる。
 
 G M: 次、しなぎーだ。
 科 妓: おーす
 科 妓: この勢いに乗るぜー
 科 妓: auto《オリジナルツール》運転:ロボを再指定 +3=120%
 科 妓: MJ《巨匠の記憶/レインフォース/クリスタライズ/創造の御手/コンセ》+13=133%
 科 妓: 「これが、全力全開だーー」
 科 妓: #23r7+10+16
 ダイス: 23r10=(7,5,4,1,4,10,10,9,8,3,3,2,4,6,4,2,4,3,8,4,9,4,5)=Critical!!
 ダイス: 7r10=(9,3,7,3,8,9,4)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(9,9,6,3)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(6,1)=6+30=36+10+16=62
 科 妓: のびなーい
 G M: こいやダメージ!
 春 花: けど頑張った。
 科 妓: #7d10+15+16+18+10 死神の書込み!
 ダイス: 7d10=(10+10+4+5+5+2+4)=40+15+16+18+10=99
 科 妓: 3桁、届かず><
 誠 二: でも十分届くはず!
 G M: OK。こいつはHP666なんて規格外だ。しかもエフェクトLv+12。復活エフェクトなど持たせられん。
 G M: 科技の一撃でもって、バーネットは膝をつく。ゆっくりと倒れ伏す。
 G M: それと同時に、賢者の石の過剰なエネルギーをキュマイラが増幅した故の、数十mを超える巨体も、徐々に収縮していく。
 G M: 自警団「倒れるぞ!離れろ!」
 G M: ヤクザ「……?アイツ、小さくなってないか!?」
 G M: 最終的に、小さくと言っても5m程度だろうか、十分な化物サイズの獣が、倒れ伏した。
 G M: バーネット「GU……GA……」倒れ伏したバーネットは、最後の力で、首を動かし、誰かを探し始める。
 誠 二: 「こいつ、何を?」
 G M: そして、どうにか、探し人を見つける……夏目 春花。
 春 花: 「…………」 こちらに向けられた視線に気づいて。
 G M: バーネット「GA……」バーネットは、言葉というものを持ち合わせていない。
 春 花: 少し迷った後、静かに彼の前に歩を進めて。
 誠 二: 何かあったら、すぐ割って入れるようにはしておく。
 G M: バーネット「……」……バーネットの胸元に埋め込まれた賢者の石が、ほのかに光った。
 G M: 先ほどのように、意識が流れ込んでくる。
 
 G M:    『……あり、がとう……やっと、休める……』
 
 G M: 伝わったのは、ただそれだけだった。賢者の石の輝きは、収まった。
 春 花: その"言葉"を聞いて、静かに身をかがめて"彼"の手を取る。なぜか、そうしなければならない気がした。
 春 花: 「……本当は、貴方は……いえ。今はただ、これだけで」
 春 花: 「……おやすみなさい」 呟いて、僅かに目を伏せた。
 G M: ……【再活性】された身体は、もはや治癒する術はない。バーネットの生命は、静かに、安らかに、眠りについた。
 誠 二: その言葉に、何となく何かを察して。バーネットの亡骸に、そっと手を合わせる

 G M: *           *           *
 
 G M: 彼方「……ああ、これでいい」
 G M: 夜風「本当に?本当にこれで良かったのですか?」
 
 G M: 樋浦 彼方は地に伏していた。
 G M: 少し遠くで行われている、的場 啓吾らの戦いも、彼の敗北で幕を閉じようとしていた。
 
 G M: 彼方「いいんだ。“誘惑者”の招集に応じたやつらは、未来に興味がない奴らばかりだ。
 G M:  いかなる形であれ、世界は変わる。そのために邪魔な連中なのさ」
 
 G M: 夜風「……」
 G M: 彼方「ついでに教えておこうか。多くのマスターエージェントが『こっち』側だよ。
 G M:  『再活性』による暴走は厄介なものでね。人間らしい意思ってのを纏めてこそぎ落とすのさ」
 
 G M: “終わった男”は、目を閉じた。
 
 G M: 彼方「君達はこうはなっちゃいけないよ……じゃあ、頑張れよ」




================
バックトラック
================





 G M: さて、えーと。
 G M: 死神:【再活性】
 G M: バーネット:【再活性】*2【さらなる絶望】【破壊神顕現】【システムダウン】
 G M: 6個!
 G M: ……えーと、特に誠二くん、大丈夫?(何
 春 花: ホントに帰ってきてくださいよ……(何
 春 花: ともあれ侵食率120%。Eロイスは使う。
 春 花: #6d10-120
 ダイス: 6d10=(5+8+9+5+4+10)=41-120=-79
 科 妓: 最終侵食133% Eは使用する
 科 妓: #6d10-133
 ダイス: 6d10=(6+7+8+7+2+2)=32-133=-101
 誠 二: 生還者でよかった(何 とにかくまずは最終侵蝕149%、当然Eロイス分は使う。
 誠 二: #6d10-149
 ダイス: 6d10=(4+1+8+1+5+4)=23-149=-126
 春 花: メモリークリスタル使うまでもなかった……(何
 G M: パッと見おっかなくて、最終的にはなんか何とかなっちゃうのがあちしの敵だから……(何
 春 花: とまれD1/ロイス3/タイタス1/空き1で通常振る。生還者効果って強制でしたっけ?
 G M: いや。
 科 妓: #4d10-101+10 兄貴のメモリー使用して通常で
 ダイス: 4d10=(2+3+9+3)=17-101+10=-74
 春 花: んでは3d10で普通に振ろう。
 春 花: #3d10-79
 ダイス: 3d10=(6+5+8)=19-79=-60
 科 妓: 理想的な帰着値>通常74%
 春 花: 60%で通常帰還。4点台かな。
 誠 二: うん、これなら行けそうだ。空きに優斗君と高人君のロイス取得。生還者分と合わせて8d、通常ぶりで。
 誠 二: #8d10-126
 ダイス: 8d10=(10+3+1+1+6+3+8+9)=41-126=-85
 G M: おっけおっけ
 誠 二: 85%で帰還。
 G M: では、マスターシーン挟んだのちエンディングにて。アフターは後日掲示板な感じでー
 春 花: あいさー。
 誠 二: はーい。



==============================
マスターシーン
==============================





 G M: “バーネット”が、斃れる。
 G M: “■■■■■■”は、その様子を映像越しに眺めていた。
 G M: 面白くない風景ではあったが、取り乱すほどのものでもなかった。
 
 G M: その場におらぬ、“誘惑者”テトが声をかけてきた。
 
 G M: テト「良かったのかね?DHシステムを用いれば幾らでも妨害は出来たのではないか?」
 
 G M: 返答する。
 G M: DHシステムは枯れた技術だ。黒巣市UGNに使用を察知されれば、行先まで逆探知されかねない。
 
 G M: テト「あの、SoGのリーダーに用いらせた秘儀は?」
 
 G M: 返答する。
 G M: 【輪廻の獣】がいる以上、対処され得る――が、それ以前に、アレは自分には扱いきれない。
 
 G M: テト「ふむ。ならばここいらが潮時か」
 
 G M: 肯定する。
 G M: どの道、“魔街”の魔鍵は彼らの手には届かないところに飛ばした、その上……
 
 G M: テト「君が既に“魔鍵”をひとつ、確保しているものな。破壊できぬのが惜しいところだが」
 
 G M: どうにも、“魔鍵”の強度には差があるらしい。それは、鍵と土地の記憶の繋がりの強さだろう。
 G M: SoGの魔鍵は破壊でき得る脆いものだったが、『これ』には相当な思いが込められているらしい。
 
 G M: テト「“arcanum”を逃がしたことを含め、中途半端に終わった感はあるが……まだ慌てる段階ではないな」
 G M:  もう少し、世の崩れる様を愉しむとしようか、『我が最高傑作』よ」
 
 G M: ……肯定する。
 G M: “誘惑者”が自分についてどう思い、どう呼ぼうが、勝手だ。
 G M: どの道、『自分には、何もない』のだから。
 
 
 G M:        *       *       *
 
 
 G M: “バーネット”が、斃れる。
 G M: “arcanum”海道 直は、路地裏の物陰でその光景を眺めていた。
 
 G M: ……『滅び』の到来と同時に、“誘惑者”は動き出していた。
 G M: 空席だった『札』に外部のエージェントを当て嵌め、UGNへの攻撃を開始した。
 
 G M: “arcanum”当人としては何のメリットもない行動だが、押しとどめることはできなかった。
 G M: いや、そもそもとして、ハナから制御しきれていなかったメンバーも少なくなかったが。
 
 G M: セルリーダーの座を追われる形でここまで落ち延びた自分には、彼らに協力する余力もなかったが……
 
 G M: “柵掲げるもの”「ここにいましたか、“arcanum”」
 
 G M: ああ、彼女がいた。僅かに残った手勢を連れて、彼女がここまで戻ってきてくれた。
 G M: “倒し臥せるもの”とその母親も、確かな意思をもってここにいた。
 
 G M: ああ。まだできることはある。
 
 G M: “arcanum”「……このままじゃ終わらないよ。“崩れ去るもの”にも話は伝えてある」
 
 G M: 彼は“魔鍵”を携えてタワー・クロスバベルに合流する。それでいい。
 G M: そして――
 
 G M: “arcanum”「来てくれたか、“唆すもの”」
 G M: 春日 恭二「はい。“プランナー”との旧き盟約に従い、“El Diablo”、ここに“arcanum”セルに復帰します」
 
 G M: “悪魔”の札は、永らく『その場限りの札』として扱われてきた。……真なる札の後継者が、存在しなかったために。
 G M: だが、それも戻ってきた。
 
 G M: “arcanum”セルは、まだ何も終わってない。
 
 G M: “arcanum”「このままで終わると思うなよ、“誘惑者”め」



==============================
エンディングフェイズ
==============================





 G M: バーネットは倒れた。戦いは終わった。君達は、生き延びた……勝利したのだ。
 科 妓: 「っぉ...........わったーーー」何かあるかも、と。ロボの状態で警戒してたけど。終わったとみて、ロボも解体。
 科 妓: 科妓は落下しつつ下にはクッションを生成。。。。そして、ぽすんっと着地
 G M: 君達に判るかは知らないが、旧市街で暴走していたジャームたちも、バーネットが倒されたことで沈静化を始めている。
 春 花: 「…………っとと」 "バーネット"を見送って立ち上がろうとして、尻餅をつく。
 G M: ヤクザも、自警団も、少しずつだが生存を実感しはじめ、歓声が大きくなっていく。
 春 花: 初めて本格的に"石"の力を解放し、血も流して。予想以上に消耗していた模様。
 誠 二: 「目先の脅威はひとまず収まった、かな」 春花に手を差し出す
 春 花: 「あ、ありがとうございます」 手を取って立ち上がり。
 誠 二: 「もう少し体力があったら抱き上げてたんだけど」(何
 G M: では、そこに、ふらふらとだが近づいてくる人影が……三つ。
 G M: ヤクザ「……!若!」
 G M: 警備員「藤一!プロフェシーも、無事だったか!」
 G M: 藤一「何とかな……助かったよ、皆」
 科 妓: 「...う...いしょっと」クッションから上半身を起こして周りを見
 G M: 道之「……楓華も無事だよね?……うん……」
 科 妓: 「お疲れー。いやー色々支援助かったー。ありがとー」>3人に
 G M: お互いに身内に囲まれた二人だが、誠二君と春花さんの方を見やり、近づくよ。
 G M: 藤一「科技。助かったってのは、こっちの台詞だ。だけど、さきにやっとくべきことをやらせてくれ」
 G M: 道之「そうだね。話はその後だ」
 誠 二: 「なんだ?」
 G M: “プロフェシー”「……ん」少女が、《ヒューマンズネイバー》を解除する。
 G M: 藤一が、今まで少女の姿をしていた“魔鍵”を誠二君に見せる。
 G M: 同じく道之が、自分が背負っていた梅の木の杖……“魔鍵”を見せる。
 
 G M: 藤一「『学園島』の記憶を引きついだRB……ティンダロスの協力者“プロフェシー”の本体だ」
 G M: 道之「平安時代、菅原道真公の怨霊を鎮めるために奉納されたという、古の祭器だ」
 G M: 「またの名を」「“魔鍵”」
 
 G M: 藤一「ティンダロスとして」
 G M: 道之「鴻央会として」
 
 G M: 「「我々は、『ドラゴンの迷路』に協力することを誓う」」
 
 G M: 彼らは、彼らの仲間と共に、そう宣言する。
 誠 二: 「今この場における、UGN代表として。 両者の協力に、心から感謝する。」
 誠 二: 「そして、二つの魔鍵。 確かに預かった。」
 G M: 藤一「よし、やること終わりだ、これだけは言っておかなきゃいけなかったからなー――あー、つ、か、れ、た……」崩れ落ちかけて、警備員の仲間に支えられるよ
 G M: 道之「僕らは、タワー・クロスバベルで休ませてもらうかな。楓華にも、連絡しないと」
 誠 二: 「お前はその前に、黒高に行ってこい。 心配してたぞ。」
 G M: 藤一「そんなわけで。ほんと、お前が来てくれてよかったよ、科技。何だよあのロボ。飛んでくるのを見て、馬鹿馬鹿しくて希望が湧いてきたわ」
 科 妓: 「いやー。できる事全部詰め詰めにしたら、あんなになった><」
 春 花: 「あ、確かに。連絡だけじゃダメですよー、ちゃんと顔見せてあげなきゃ、ね?」
 春 花: 菅原君に。
 科 妓: 「あー。どうせなら。黒高経由、黒巣タワーの移動便でもやろーか?」
 G M: 道之「……ハ、確かにそりゃそうだ。じゃあ、クロスバベルにはその後で――じゃ、頼んでいいかい?正直、僕もクタクタだ」
 春 花: 「……移動便?」
 G M: 藤一「しなぎーだからなぁ」
 G M: 道之「しなぎーだからねぇ」
 科 妓: 「おけー。何でも屋の神代にお任せをーと」まぁ、皆が乗れる位の大きさのヘリをモーフィングして 見た目を魔法の絨毯にして(何《ヴィークルモーフィング》&《テクスチャーチェンジ》
 科 妓: 「さー乗った乗ったー」誠二君と春香さんの席もちゃんと用意しつつ(もちろんペア席ですじぇ
 春 花: 「もう何でもありですね……」 超苦笑いしつつ乗り込んだ。なおこの人もモルフェウスである。一応(何
 G M: 警備員連中にも、ヤクザ連中にも、不思議とその光景に動揺する奴はいなかった。
 G M: OVも、非OVも、「そういうもんだと」と納得していた。納得させるだけの力が、彼女にはあったのだ。
 誠 二: 「だいぶなし崩しに受け入れられてるなあ」 こっちも苦笑しつつ乗り込む
 科 妓: 「皆乗った?それじゃ、黒高へ、しゅっぱーーーつ!!」絨毯の先頭に座って進行方向指さして  うん、楽しそうだ
 
 G M: 新市街では“arcanum”の侵攻があり、旧市街では“バーネット”の騒動があり――《ワーディング》のない空間で、数多の力が行使された。世界の変貌は、黒巣市全土で明るみに出た。
 G M: 今更、世界の真実の隠蔽は、本当に果たせるのか――そんな問題すら投げ捨てるかのように、魔法の絨毯は飛んでいく。



==============================
マスターシーン
==============================





 G M: エリュシオンの支部長室。
 G M: 複数の組織の代表とのオンライン会議を開きながら、天城美鈴は思案を続けていた。
 
 G M: ディアス=マクレーン『我々の推察に間違いはなさそうだ。北欧の城塞都市ブラドホルトは別の『ステージ』と化している。
 G M:  “プランナー”の証言と、“デモンズシティ”の法則を照らし合わせるに、あそこに魔鍵がある可能性は高い』
 
 G M: テンペストもまた、“魔街”と縁の深い組織だ。ストレンジャーズ程ではないが、ステージの理論には精通していた。
 
 G M: 棟居誠司『湾岸地区の一件は警察が受け持とう。可能な限りの戦力を動員しよう。
 G M:  FHに何らかの形で内通者が居る疑いがあるというのなら、水面下で事を運んだ方が良いだろう』
 
 G M: “ディアボロス”からの情報のリークを受け、特調が動いた。こちらは、一任してしまっていいだろう。
 
 G M: 美鈴「……“レネゲイドウォー”なる書籍の情報は、結局見つかりませんでした」
 
 G M: ……それは、未来を描いた小説“オデッセイ”の著者、沙原 三奈からの情報であった。
 G M: 彼女は言った。
 
 G M:  『無限書庫内で読んだことがある。ここじゃない今に、OVという能力者がヒーローになってる小説があってさ……
 G M:   あとがきにさ。『件のレイジングアーク、帰ってきました。ホントにこれが世界を救った魔鍵なのかな?真実は闇!』って』
 
 G M: 小説の名は“レネゲイドウォー”。タイトル名だけで劇物だと判る代物。実在するのなら、見つからないとは思えない。
 G M:  
 G M: 棟居『……流石に、眉唾に過ぎると思わないか?』
 G M:  
 G M: 美鈴「……どの道、今のままでは手詰まりです。我々の手元に4本、魔街で消失した1本、既に情報のある2本……
 G M:  これ以上の情報を、今のままで得られるとは思えません」
 
 G M: 一息、ついた。これは、ジャネッタ=マクレーンの思惑に乗る形でもある。だが、他の選択肢は、考えつかなかった。
 
 G M: 美鈴「やはり、捜索の範囲を『レネゲイドを知る組織』から『世界』に広げなければなりません。
 G M:   ――レネゲイドの真実の公開の必要があると、私は考えます」




ダブルクロス The 3rd Edition / "Gatecrash"
キャンペーン『ドラゴンの迷路 -Dragon's Maze-』
  第3話『死闘-Mortal Combat-』
                    ――End.



==============================
ボーナストラック
==============================





 G M: 黒巣市防衛戦と『次なる一手』の合間。
 G M: 支部長室で、天城支部長代理は、ある医師の報告を聞いていた。
 
 G M: 医師「……ではやはり、夏目さんに起こっている現象は、賢者の石が関わっていると」
 G M: 美鈴「そう見るのが自然でしょう。これは、十分に想定の範囲内の現象です。
 G M:  面影島の一件で、賢者の石が人との繋がりを繋ぎ直すような事例ははっきりと確認されています」
 
 G M: 医師「それはそうですが……まさか、賢者の石という高純度レネゲイド物質が、
 G M:  人間の浸食率を直接低下させるように作用するとは……」
 
 G M: 医師は俄かには信じがたい、と言った表情だった。
 G M: だが残念ながら、美鈴にとっては、それはずいぶん前に通過した話だった。
 
 G M: 美鈴「……レネゲイドには意思があります。それも、動植物のそれなどとは訳が違う……
 G M:  我々とは全く異なる精神構造をしつつも、我々に寄り添うことが出来るほどの意思が」
 
 G M: この際だ。ついてに、思い描いていたものを言葉にしてしまうことにした。
 
 G M: 美鈴「理論上の話をしましょう。ジャームやOVを無能力者まで戻すことは可能です。
 G M:  賢者の石を触媒のごとく――人とレネゲイドの媒介とする使い方をすれば、
 G M:  レネゲイドを鎮静化し、暴走の危険を限りなくゼロに近づける手段は立証されています」
 
 G M: 事実、それは未だ青写真ながら、自分がかの遺跡の賢者の石を使って計画していたものである。
 G M: それが成されたとき、その触媒には――『運命の剣』とでも名付けようか。
 
 G M: 医師「医学、医療を用いて、ジャームを人間に戻す。それは、手段からして間違っていたのですね……」
 
 G M: ――さしずめ、アスクレピオスの業(カルマ)とでも呼ぶべきか。
 
 G M: ああ、そうだ。なまじレネゲイドをウィルスなどと呼んでしまった故に、我々はやり方を間違えた。
 G M: 『彼ら』には『彼ら』なりの意思がある。それをまず、踏まえる必要があるのだ。
 G M: それを踏まえ、相互理解を得ることでのみ、ジャームの悲劇を回避することはできるのだ。



 G M: 美鈴「……」

 G M: とは言え。天城美鈴自身も、やり方を誤ったことがないとは言わない。
 G M: 件の遺跡を露呈に怯え、『オデッセイ』という書物の著者、沙原 三奈を監禁したことがある。
 G M: ……正確には、彼女が事故で意識不明になったのにかこつけてそのまま眠らせ続けたのだが。

 G M: 趣旨は変わらない。他者との対話を完全に放棄し、相互理解の機会を奪った。その事実は変わらない。
 
 G M: 美鈴「私は……いえ、我々は、UGNは、話し合わなければならない。今こそ、世界と」
 
 
                      ――TO BE CONTINUED NEXT GATECRASH.