『ドラゴンの迷路』目次へ
GM:佐田塚
PC1:Hover-B
PC2:自爆5秒前
PC3:御神楽
ログ編集:佐田塚
(敬称略)






アルフレッド・J・コードウェルは、問いかけた。
『この星は、どうあるべきか?何を目指すべきか?』
 
好戦的な少年は答えた。
「結局、力がなきゃ何ともならないのがセカイって奴だろう?『あるがまま』を目指せばいいさ」
 
尊大な少年は答えた。
「世界には、それを統べるものが……『世界を導くもの』というものが必要とは、思わないかい?」
 
厭世的な少女は答えた。
「すべての個……『それぞれが、絶対のもの』となれば、煩わしい喧騒も必要なくなる……違う?」
 
決意を持つ少年は答えた。
「『人間とレネゲイドの隔絶』……今ならまだ、いや、今だからこそ――成し遂げられる選択肢だ」
 
ある少女が答えた。
「……私たちの、目指す世界とは……」
 
――『滅び』が地球に到達するまで、あと30時間。




ダブルクロス The 3rd Edition /"Gatecrash"
キャンペーン『ドラゴンの迷路-Dragon's Maze-』
  最終話『迷路の終わり-Maze's End-』



十のエンブレム、ただ一つの目的地!







 
 G M: では、PC1から順に自己紹介をお願いしますー。
 香 澄: 了解、では。

 共通ハンドアウト
 シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル

 この星の重ねてきた記憶の断片……その9までが、集まった。
 『滅び』と名付けられたレネゲイドの結晶がこの星を壊すのを防ぐには、あと1つが必要だ。
 コードウェル博士は最後の記憶を生み出す地として、数多の戦いを、悲劇を、奇跡を生み出してきた、この黒巣市を選んだ。

 「『滅び』は悪意を持って地球を壊すのではない。触れれば壊れると知らないから、この星に触れてしまうのだ。
  これまでもそうだった。レネゲイドの意思と人間の意思は、触れあえば『衝動』という破綻を生むほどに乖離している。
  これより生み出すのはこの都市の記憶であると同時に、この星の記憶であり……我々、人間が目指す未来のカタチだ。

  それがあまりにも漠然としていては、レネゲイドもまた人間を理解などできないだろう……
  故に、私は『未来を作り出す』意思を持つ子らを集めてきた。これから行うのはその最終段階だ。
  この街で戦い、生きてきた者たちよ。私が提案するのはディスカッションだ。この星の未来のカタチを考えるための、な」

 タワー・クロスバベルでそう宣言した彼の手には、定まってない未来を示すかのように、数多の色の輝きを放つ『魔鍵』が握られていた。



●PC1 :“導きの戦乙女” 神野香澄
  シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル

    ――『滅び』が地球に到達するまで、あと30時間。支部長代理は、支部長室に君を呼び寄せた。
    ……すべての決着の舞台に、コードウェル博士は、君の参加を希望したという。

    一体何故、自分なのか……思い浮かぶものがないわけではなかったが……
    君の困惑が理解できているのだろう彼女は、いくつかのレポートを机に並べた。

    君自身、いつから得ていたのかわからない、古代種の力。
    それは、誰の何の陰謀でもない――只の数奇と偶然であるという結論だ。

    支部長代理は、自分の思うところを口にした。
    誰の意志でもなく、運命が君に永き時を授けた――『だからこそ』、君なのではないか?と。


 香 澄: 「この数日……そう、たった数日で世界は変わった」
 香 澄: 「そして、私を含めてその先の未来をどうするのか、あるいはどうなっていくのか――」
 香 澄: 「きっとそれを"最期まで"見届けるのが、この力(古代種)を与えられた私の役割なんだろうって。今となっては思うな」
 香 澄: "Leading-Valkyrie"神野香澄。
 香 澄: UGNエージェント兼大学生(1年)である穏やかな雰囲気の女性。
 香 澄: 失った友の意志を引き継いで、強い輝きを放つ"太陽の光"の剣と、
 香 澄: ステーション崩壊後に手にした"風"の力を武器に戦う。
 香 澄: "反逆の聖人"の宣言に戸惑いはしたが、UGNの理念と自らの良心を信じ、身を置き続けていた。
 香 澄: ――"本来の流れ"とは外れども、一つの区切りには違いないこの戦い。
 香 澄: その先で彼女が――彼女らが導く未来がどうなるかは、この"迷路"の出口次第。
 香 澄: エンジェルハイロゥ/サラマンダー/ハヌマーン(Opt.) HP:45 IV:15 
 香 澄: 基本侵食率:34+2% D−ロイス:古代種
 香 澄: PC間ロイス:"切った張った" 阿見川光 ■庇護/□不安
 香 澄: 「元の生活――とは行かなくても、いつか平穏な生活に戻してあげられる時が来ると良いな」
 香 澄: シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル 感情は後で。
 香 澄: 紹介は以上で。PLはHover-Bでございます。それではよろしくお願いいたします。



●PC2 :“切った張った”阿見川 光
シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル

    ――『滅び』が地球に到達するまで、あと30時間。“プランナー”が、街外れの公園に君を呼び寄せた。
    ……すべての決着の舞台に、コードウェル博士は、君の参加を希望したという。

    何でこれまた、自分なのか……“プランナー”は、思うところを述べた。
    コードウェル博士は、『既に自分の浸食率が100%を超えている』と言ったという。とても、理性的な瞳で。

    彼が今、どういう状況にあるのかは、彼女でさえも掴み切れていないという。
    だからこそ、斬るべき時を誤らないであろう、君を頼りにしたのではないのだろうか……それが、彼女の予想だ。

    “プランナー”は――自分が君の運命を捻じ曲げたのだと認め、言った。
    あなたが望むならばこれを最後とし、遺産の呪縛を断ち、望む日常へと還しましょう、と。

  光 : 「思い返せば、本当に色々あったなあ。すごく長かったような、あっという間だったような」
  光 : 「……でも、後悔なんて何一つしない。全部飲み込んで生きる覚悟がやっとできた」
  光 : "切った張った" 阿見川 光 ハヌマーンピュア
  光 : ほんの小さな好奇心が仇でになり、平凡な生活からOVに覚醒してしまった少年。
  光 : 覚醒のショックや衝動、侵蝕に加え、遺産なんて特殊なものを持ってしまったため、
  光 : 遺産強奪だの力試しだのと、個人・集団問わず色んな奴らにしょっちゅう遭遇する羽目に。
  光 : 元凶のプランナーを恨んだりEFの反動で血を吐きつつ、平穏を求めてきた結果は……
  光 : 【基本侵食率】28+4% 【HP】34/34 【行動値】6 Dロイス:遺産継承者
  光 : シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェルに、□有為/■猜疑心
  光 : 「こんな最後の最後になって、あの人をよく知りたいと思うのはどうしてなんでしょう」
  光 : PC間ロイス:“贋作” 神代 礼羽に、■連帯感/□隔意
  光 : 「今の事件が全部終わった後、UGNとFHってどういう関係に変わるのかね」
  光 : PLは自爆5秒前です。以上、よろしくお願いします。



●PC3 :“贋作” 神代 礼羽
シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル

――『滅び』が地球に到達するまで、あと30時間。ジャネッタ・マクレーンは、クロスバベルに君を呼び寄せた。
……すべての決着の舞台に、コードウェル博士は、君の参加を希望したという。

……何かの間違いではないか?何故、本物ではなく、贋作の自分なのか?
ジャネッタにも、回答は出せなかった。だが、推察できることは様々あった。

“インフィニティコード”のこと。ファルスハーツの首領としての博士のこと。ウロボロスのこと。
思い返すと、博士の選択は、君と、君の『仲間たち』の誕生に、深く関わってきた存在であった。

ジャネッタは……言うべきか否かを迷ったが、結局、君に一つの事実を告げた。
博士は、「ウロボロスを、起源でも進化でもなく。突然変異――否、癌細胞と呼んだ」……と。

――なら、『ウロボロスの起源種』を目指して生み出された自分とは、何なのか……?

 礼 羽: 「...誰だか判った上で話しをしていると、そう取って問題ないんだろうな?」
 礼 羽: 「.......俺だけが、という話なら他所を当たってくれ。俺達全員ということなら、話位は聞こう」
 礼 羽: 神代 礼羽(かみしろ らいは) どこぞの黒巣の有名人()によく似た風貌の少年。
 礼 羽: 尤も、夏場でも顔の大半を覆っているので、ぱっと見で似てるとは思われないかもだが。
 礼 羽: 某ウィルスの拡大によりマスクをしていても不審者扱いされなくなったのは良かった事なのだろうか?
 礼 羽: 今回の事実を告げられ、何を思うのか....中の人も判らない(ぉぃ)
 礼 羽: HP27 IV9 基本侵食率30%
 礼 羽: ウロボロス/バロース の 対抗種 にして、「濃縮体」であり「同属殺し」
 礼 羽: ...設定、中々にひでぇ(==
 礼 羽: PC間ロイス:“導きの戦乙女” 神野香澄 □有為■隔意「...宜しく。ただ、俺はお前たちが知ってる神代とは違うがな」
 礼 羽: シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェル □誠意■憎悪「お前がこのようなことを提唱しなければ...だったのに」
 礼 羽: 中の人は御神楽です。
 礼 羽: 以上、宜しくお願いします


 G M: GMは佐田塚にて。この物語を最後まで完遂できるように、皆さまよろしくお願いします。



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マスターシーン
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 G M: 【異界月の黒巣市】にて。タワー・クロスバベルの彼らが、ようやく落ち着いたのは、全てが佳境に入ってからだった。
 G M: 多くの戦いがあった。多くの血が流れた。多くの痛みがあった。それでも、彼らは皆生き残った。

 G M: 石崎 彰也「……もし、もし……」

 G M: 石崎 彰也は、傍らで気を失う少女を気遣い、触れないようにして声をかけていた。
 G M: 自身が触れることは、それだけで痛みに繋がる。それをわかっていたから。

 G M: 内海 悠美「……ん……」
 G M: 石崎「気が付いたみたいですね……安心してください、ここでの戦いは、全部終わりましたから。」

 G M: そう言って、彼は改めて周りを見回した。
 G M: 目が覚めた少女の前に広がった世界も、「すべてが終わり、後片付けがはじまった」と言うものだった。

 G M: 石崎「ですので、ええと……何て言えばいいんですかね、これは」

 G M: いつも通り――と言ってしまえれば楽だったろうに。何かが、いつもと違った。
 G M: その何かが形になるよりも、石崎 彰也が口を開く方が先だった。

 G M: 石崎「内海 悠美さん――で、いいんですよね?貴女は。ともかく一旦、避難してください。僕も、その――限界ですので」

 G M: そういうか否か、彼は倒れ伏した。

 G M: ……内海 悠美は、石崎 彰也に対する、二つのことを悟った。
 G M: アザトースを喚起し、制御するという無茶をやった今、石崎 彰也の身体はボロボロであるということ。

 G M: そして、もう一つ……ある意味、こっちのほうが重要なことだが……
 G M: 魔術の暴走を無理矢理抑え込んだ彼には、記憶に障害がある――特に、君のことを忘れている、という、君にとって度し難いことが起きているということを。



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オープニング1
シーンプレイヤー:“導きの戦乙女” 神野 香澄

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 G M: 浸食率上昇お願いしますー。
 G M: あ、ダイスあるかな?
  光 : #10d10
 ダイス: 10d10=(5+10+6+9+2+3+9+5+8+10)=67
  光 : 私のが有効ですね。
 香 澄: うい、では。
 香 澄: #1d10+36 [登場]
 ダイス: 1d10=(1)=1+36=37
 G M: ほいさ。

 G M: さて、君が呼び出されたのはエリュシオンの支配人室だ。UGNの任務で呼び出されるときは、いつもここだ。
 G M: 美鈴「神野さん。貴女に対してお話と、『依頼』があります」
 G M: 依頼。エージェントに対する君には、本来使われない言葉を使われた。
 香 澄: 「……"依頼"、ですか?」 首を傾げ。
 G M: 美鈴「まず、依頼の方から。件の“魔鍵”ですが、10が必要なうち、9本までが揃いました。二つに分かたれた神城の魔鍵も、無事に接合が終わり、機能に支障はないとのことです」
 G M: 美鈴「……残るはあと一つ。それを生み出そうとしているコードウェル博士は、ディスカッションと励起のための戦いを望みました」……そこまでは、博士本人がクロスバベルで宣言したから、君も判っていることだ。
 香 澄: そこまでは問題ない、ということで頷きを返す。
 G M: 美鈴「博士は、励起のための戦いのメンバーに、貴女を希望しました」
 香 澄: 「…………それは、私が特殊なRV保持者……"古代種"だからでしょうか」
 G M: 美鈴「……博士は、理由については口にしませんでしたが、恐らくは」
 G M: 美鈴「それと、それに合わせて、急ぎ、今まで調査していたものをまとめました」
 G M: 美鈴は幾らかのレポートを君に渡す。
 香 澄: 一礼して受け取る
 G M: 美鈴「……貴女の『種』に関し、博士と何かしらの因縁や背景があるのかもしれない、と思い、確認をしました……結果は、白でした」
 G M: 元々、どうして君が古代種の担い手になったのかについて、理由らしい理由は見つかっていなかった。
 G M: 美鈴のレポートは、UGNの調査能力を持ったとしても、『偶然』以外の理由は得られなかった……というものであった。
 香 澄: 「承知している例からすると、すぐには信じられないですが……本当に、分からないものですね」
 G M: 美鈴「……コードウェル博士の希望は、あくまで希望です。UGNからは強制することはできません。故に、『依頼』という言葉を使いました」
 G M: 美鈴「お引き受けしていただけますか?“導きの戦乙女”――この世界で最も新しき古代種、 神野 香澄さん」
 香 澄: 少しの間目を伏せて。
 香 澄: 「どこまで力になれるかは分かりませんけど……"Leading-Valkyrie"。その"依頼"、受領します」
 香 澄: 顔を上げて、そう答えた。
 G M: よろしくおねがいします――天城美鈴は、そういって君に頭を下げた。



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オープニング2
シーンプレイヤー:“切った張った” 阿見川 光

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 G M: 浸食率上昇お願いします。
  光 : #1d10+32
 ダイス: 1d10=(7)=7+32=39
  光 : 39%で。

 G M: さて、ハンドアウトではああ書いたけど、“プランナー”が君を呼びだす、ってよく判らん状況だな。“プランナー”が電話してくんの?ないわw
  光 : 脳内に直接話しかけるとかでいいんじゃないかな(何
 G M: そんな訳で、今日は一旦家に戻るなり何なりしようと思ったところ、公園にあの少女がいた。あろうことか君に対して手招きをしてきた。
  光 : うわー行きたくねーと思いつつも、行かないわけにもいかんな。
  光 : 「……今更何の用だよ。 2つ目の遺産でもくれるのか?
 G M: プランナー「阿見川 光さん……異界での邪神とその眷属との戦い、本当にお疲れ様でした」
 G M: プランナー「では、要件にいきましょうか。コードウェル博士のクロスバベルでの宣言はご存じですね?」
  光 : 「一応話には聞いてるけど。」
 G M: プランナー「ディスカッションと、魔鍵の励起のための戦い。私は、博士に『阿見川 光の参加を希望している、と伝えて欲しい』と言われました」
  光 : 「え、なんで俺!? もっと偉い人とか頭いい人とかしっかりした人とか、いくらでもいるじゃん!」
 G M: プランナー「理由については、博士は何も言いませんでした。ただ、彼は自分自身について『既にジャームである』と認識していました」
 G M: プランナー「正直、博士の状況については、私も、UGNも、FHも量りきれていないところがあります……それを見極めるためには、貴方の剣こそが最も適当であろう……とは、思います」
  光 : 「……結局これの能力って話か。」 苦い表情をする
 G M: プランナー「無論、今まで数多の戦いを切り抜けてきた貴方の実力を買っているのも確かです……しかし、博士がわざわざ私を介してこの伝言を伝えたのは、やはり『遺産』の存在を意識させるためだと思います」
 G M: プランナー「……この際ですので、認めましょう。『遺産』の存在によって、貴方の運命はねじ曲がった。それを持ち込んだ以上、捻じ曲げたのは私です」
  光 : 「……ずっと聞きたかったんだが。どうして俺を遺産と関わらせた? どうして、『俺』だったんだよ!?」
 G M: プランナー「……貴方でなければならなかったわけじゃありません。ただ、貴方が適任だったのです。今までの戦いがその証拠です。何が起ころうと、何が襲ってこようと、今なおこうして生きている」
 G M: プランナー「ただ、それも終わりです……いえ、本来“滅び”がやってきて、私のプランの全てが灰と消えた時には、本来終わっていたことでした」
 G M: プランナー「――あなたが望むならば。『これ』を最後とし、遺産の呪縛を断ち、貴方を日常へと還しましょう」
  光 : 「せめてそこで『あなたにしかできない事だった』とか言ってくれる気づかいは……まあ、できないんだろうな。たぶん。」
 G M: プランナー「実際、貴方ほどの根性のある人はそうはいませんので、かなり稀有な例だったとは考えてますが」(何
  光 : 「根性をプランの計算に入れんなよ!?」
  光 : 「とりあえず、戦いの方は参加するって伝えておいてくれ。」
 G M: プランナー「……ありがとうございます」
  光 : 「遺産のことは…・…全部終わってから改めて決める。」
 G M: プランナー「判りました。よろしくお願いします……この星のために」
  光 : じゃあプランナーに■懐旧/□厭気でロイス取って。 「ああ、わかったよ。」
 G M: 今となっては力のない一人のRBである彼女は、君に一礼した。



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オープニング3
シーンプレイヤー:“贋作” 神代 礼羽

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 G M: 浸食率上昇お願いします。
 礼 羽: #1d10+30 登場
 ダイス: 1d10=(7)=7+30=37
 G M: まぁ大体並んだ感じね。

 G M: さて、えーと、そういや君は姫凪さんのところに厄介になってたんだっけ。
 礼 羽: うむ。うちらは姫凪さん宅にご厄介になってる
 G M: んじゃまぁ、姫凪さんがメッタクソ頑張っていたことを当然知っている。ギルドを介してUGNと協力体制をしいて、異次元の邪神とやらにナニカサレタ黒幕をぶっこ抜いて、邪神そのものにも一矢報いた。
 G M: 当然、君達もついででUGNと協力して、襲ってくるジャームと戦ったりはしてたわけだ。……この、神代 優斗という男が起動したタワー・クロスバベルを拠点として。
 G M: そんなわけで、ここはタワー・クロスバベルだ。ハンドアウトではああ書いたけど、そうなると君を呼んだのは姫凪さんの方が適当かもね。
 礼 羽: そうだねー「礼羽君、話があります」とかそういう切り出しか(ぁ
 G M: ジャネッタさん「お久しぶりですわねー」んで、君の招かれた部屋では、ジャネッタさんも一緒にくつろいでいたと
 礼 羽: 「...あぁ、いつ以来だか(ーー」ちょいと間をあけつつ
 G M: 多分、1話のFHチームの集会の時には顔を合わせてただろうけど、ともあれ
 G M: ジャネッタさん「ここんとこ、あっちゃこっちゃで何やかんや大変でしたけども、無事に切り抜けていただけたようで何よりですわー。まー、多分こっからまた修羅場になるんですけども」
 礼 羽: 「...そうか。それは大変だな。まぁ、できる範疇はやっておく」これまでの扱いから、主になることはないしな、というような達観・諦観  >これから修羅場〜
 G M: 姫凪「ジャームとの小競り合いへの参加は一旦終わりにしていいので、ひと先ずは少し休息をとってください。何やら、少し奇妙な話が飛んできましたので」
 礼 羽: 「...あぁ、わかった」>少し休息  後半は聞き流した(ぇ
 G M: ジャネッタさん「……コードウェル博士が、最後の魔鍵を製作するにあたり、ディスカッション、そして励起のためと称した彼との戦いを提唱してきましたわ」
 G M: ジャネッタさん「問題は後者なんですけども、なんぼなんでもコードウェル博士VS黒巣市のOV全員VSダークライでは話になりませんので、メンバーは絞る必要があるわけでー、と考えてましたら、博士の方からご氏名がありまして」
 礼 羽: 「ふぅん。で、誰が行くのか?戦力というなら九衛辺りか?」
 G M: 姫凪「……コードウェル博士は、最後の戦いに神代 礼羽の参加を希望しました」
 礼 羽: 「....あいつ(優斗)k...と、まて、今誰を希望したと言った?」
 G M: ジャネッタ「あなた」
 礼 羽: 「......................は?」初めて出た素かもしれない何か
 礼 羽: 「...分からん」何故指名されたのかという部分が。という顔
 G M: ジャネッタさん「ああ、『何かの間違いなり冗談なりじゃないかー』みたいな聞き返しはしないでおいてあげましたわよ。アルフは時々はっちゃけるところはありますけども、やることに冗談はありませんので」
 G M: 姫凪「……博士の真意は、実際のところよく判っていません。彼なりに思うところがあったのだろう、とは思いますが」
 礼 羽: 「...よっぽど手駒に困って、数合わせとかだったら、とりあえず、ぶん殴る」(ぁ
 G M: ジャネッタさん「というか、『君にも自分をぶん殴って欲しい』が、アルフの依頼なんですけども」(何
 礼 羽: 余りモノっぽく指名することで、関心を向けさせるとか、なんという高等テクニック(
 G M: ジャネッタさん「何で名指しで貴方だったのか、については判りませんけども……ああ、でも、貴方と博士の関係については、言えることはなくもないですわね」
 礼 羽: 「...はっ。偽物に殴られたいとか、どういう性癖なんだか(まて」
 G M: ジャネッタさん「……ウロボロスはアルフが生み出したシンドロームですけど、アレは一体何なのか、聞いたことがありますの」
 礼 羽: 「...」
 G M: ジャネッタさん「元となったのは【輪廻の獣】。進化の途中に産まれてしまった星を蝕む癌細胞。それを基に、新たな進化を夢見て生み出された『イレギュラー』が、ウロボロスだと」
 G M: ジャネッタさん「まっこと、言いにくいのですけども……それが真であるのなら、『ウロボロスの起源』なるものを掘り下げる研究というのは……」
 礼 羽: 「...進化の逆を辿ると」
 礼 羽: 基礎研究は大切ですけどね><
 G M: ジャネッタさん「……アルフに、貴方に対して何か思うところがあるのだとすれば、多分そういったあたりではないか、と、まぁ……思ったわけでして」
 礼 羽: 「.....分かった。その指名には是と返しておく」
 G M: ジャネッタさん「では、よろしくお願いしますわ」
 礼 羽: 「あぁ、じゃぁ、ちょっと休んでくる....」(製品として見た時に、造られた価値は無かった。兄弟を殺してまで生き残った、俺(達)が居る意味の回答を用意してる....のは期待のし過ぎか)
   ふっ。と部屋を出る際に、自嘲めいた吐息が聞こえた様な、気がした。

 G M: 姫凪「……どう思います?」
 G M: ジャネッタ「んー。結局のところ、自分自身に対して答えを出せるのは、自分自身だけだと思うんですわよねー……わたくしも、貴方も、アルフも。出来るのは手伝いだけじゃないかと、わたくしは思いますわねー」



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マスターシーン
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 G M: 博士「……時間だな。誰からでも構わんぞ。私に次いで、彼らの元に向かうといい」

 G M: ――『滅び』が地球に到達するまで、あと24時間。

 G M: 黒巣市近郊。
 G M: アルフレッド・J・コードウェル博士は、少年少女達に、時の訪れを告げたのち、歩き出した。

 G M: 05'(イプシロン)「じゃ、オレから行くわ」

 G M: 最初に立ち上がったのは、喧嘩っ早そうな少年だった。

 G M: 04'(デルタ)「おや、先を越されたね」
 G M: 05'「どうせお前ら、うだうだ考えてる奴らばっかだろ?オレは先に済ませておくさ」

 G M: 言うが早いか、彼はぶんぶんと腕を回して街へと向かっていった。

 G M: 04'「なら、次鋒は僕が行かせてもらうよ。何、時間はある。君たちはゆっくり来るといい」

 G M: 尊大な態度の少年が、その後を追い、ゆっくりと歩き出した。

 G M: 『…………』

 G M: 残る4人の少年少女は、態々相談するのは面倒くさい、というように顔を見合わせた

 G M: 14'(クザイ)「……06(ヘキサ)……」
 G M: 06(ヘキサ)「はいはい、判ってるわ。……先に、私が行くわ……貴女達、どうする気?」

 G M: 09(ノナ)「……貴女に任せるわ、24'(オメガ)」
 G M: 24'(オメガ)「…………じゃあ、そういうことなら――」



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ミドルフェイズ1
シーンプレイヤー:全員登場(以後も同様なので省略します。

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 G M: 浸食率上昇お願いします。
 香 澄: #1d10+37
 ダイス: 1d10=(7)=7+37=44
 礼 羽: #1d10+37 登場
 ダイス: 1d10=(8)=8+37=45
  光 : #1d10+39
 ダイス: 1d10=(4)=4+39=43

 G M: ――『滅び』が地球に到達するまで、あと24時間。

 G M: 君達が指定された場所は、旧市街である。“バーネット”との戦いで破壊され、更地になった一角だ。
 G M: ちなみに君達3人の他にも、そこそこの数のPCが集まってきている。ロールプレイしたい子がいた場合、好きに登場させて良いとします。

 G M: まず最初にそこにやってきたのは……コードウェル博士だ。
 G M: コードウェル博士「……欠けなく、来てくれたか。君達の尽力に感謝を」
 香 澄: 「いえ……でも戦闘はともかく、ディスカッションの場所にしてはそぐわないような気がしますが……」
 G M: 博士「一番最初は此処でいい。我が子らには「誰からでも構わない」とは言ったが、どうせ最初に来るのは『あいつ』だろう」
 G M: 博士は手に持った、不思議な材質の“魔鍵”を君達に差し出す。それは、不規則に色を変え、淡い輝きを放っている。
 G M: ちなみに、光くんにはわかるけど、少なくとも今はまだ、博士はジャームではない。遺産は何の感情も押し付けてこない。
 G M: 博士「これが“魔鍵”だ。記憶の器として、土地の記憶を吸収している最中だ。これをもって、我が子ら……“マスターレイス”たちと問答をしてくれ。やり方は問わん」
  光 : 「来るまでにとりあえず聞きたい話もあるけど、間に合わないんだろうなー」
 G M: 博士「簡単な話であれば、聞くが」
  光 : 「あなた、『自分は既にジャームである』って認識してるって聞いたんですが。」
  光 : 「でも遺産が反応してないってことは、あれは比喩的な話?」
 G M: 博士「ああ、そうだ。私はジャームだ……今はまだ少々の『ズル』をして、こうして理性的な対話を成立させてはいるが、再び君達と会う時は、それでもごまかしの利かない状態になっているだろう」
 G M: 博士「納得がいかないというのなら、種を明かそうか。【ファイトクラブ】という現象を知っているかね?私は今、ジャームである自分を切り離しているのだよ……しかし、それは間違いなく存在するジャームだ」
  光 : 「あー、なるほど。」
 香 澄: 「……確かに通常の人格とジャームの人格を分けられる方法があるとしたらそれくらいですよね」
 G M: 博士「正気の自分と狂気の自分を切り分け、どうにかしてこうやって星を救おうとする意思を保たせることができた。
   だが、星を救うにあたり、アルフレッド・J・コードウェルと言う存在は、間違いなく邪魔なものになるだろう―‐星の未来を、君達と我が子らに託す」
 香 澄: 「では今のうちに私からも1つ。おそらく他の二人も同じ疑問はあるでしょうけど……」
 礼 羽: 霧人「...成程。ところで。各自がそれぞれ納得してるのかもだからあれなんだろうけど、ちょっと好奇心というか、選出者がいらっしゃるので、その最初の子が来るまでの間で聞けそうなこととしてーだ」
    選出理由聞きたいなー(ぁ  あ、細部は譲ろう(ぇ
 香 澄: 「単刀直入に。どうして、指名されたのが"私達"なんでしょうか」
 香 澄: 光と礼羽を合わせて示して。
 G M: 博士「……一人一人に語るには、少々話が長くなるな。端的に語ろう」
 G M: 博士はまず、神野 香澄を見た。
 G M: 「これより先、永き未来を生きる君に、直接託したいという想いがあった」
 G M: 阿見川 光を見た。
 G M: 「一人の少年として現在(いま)を戦い、生き抜いてきた君こそが、決着の相手に相応しいと考えた」
 G M: 神代 礼羽を見た。
 G M: 「……私という存在が消える前に、過去には清算をしなければならない。その数多の内の一人として、君を選んだ」
 G M: 博士「……これでいいだろうか?」
 香 澄: 「……私の身には、少しばかり重すぎる話ですね」
 香 澄: 「けれど、別に私一人だけで持てという話でもないのでしょう? なら、"何とかやってみます"」
 G M: 博士「それでいい……受け止め方は、それこそ君達に任せる」
 香 澄: その言葉に、深々と一礼で返した。
  光 : 「現代担当かあ。まあ今できることを必死にやるだけなら別にいいや。」
 礼 羽: 「...何の意をもって、どう清算とするのかは.....最後まで付き合えばいいのか.......数合わせと言われれば、何の感慨も抱かずぶん殴れた気もするが(==」
 G M: 博士「ああ、そんな君だからこそ選んだ。老人のわがままに付き合わせたことについては、悪いとは思っているよ」
 G M: 博士「……結局、私の自己満足にすぎないところも多々ある。身勝手な思想でウロボロスなるものを伝播させた存在として、ただただぶん殴ってくれて構わないよ」
 G M: 博士「では、問答が終わったら、そうだな……タワー・クロスバベルに来てくれたまえ。頼んだぞ」
 G M: 君達に“魔鍵”を預けた博士は、そう言うと姿を消す。ついで現れたのは……

 G M: “05'(イプシロン)”ヨハン・C・コードウェル「よ、っと……どいつもこいつもお初かね?それとも、見知った顔がいたかね?忘れちまったわ」
 G M: サラマンダーのエフェクトで飛んできた、こいつだ。
 G M: 「オレは“マスターレイス05'(イプシロン)”ヨハン・C・コードウェル」なんか、こいつ、臨戦態勢だ――(何
 香 澄: 「あー……」 この場所にした理由を何となく察した。
 礼 羽: 「...他は知らないが、俺は初見だな....で。早速か?」
  光 : 「さすが各々の性格ちゃんと把握してますね。」
 G M: ヨハン「父上はディスカッションっつーてたけど、結局人間ってーか生物ってーやつは、力比べをするしかないと思ってんのよな、オレ」
 G M: ヨハン「初っ端からこんなで悪いが、ウダウダ考えるのは他の奴らに任す。回りくどいことはなしだ。オレに関しては、言うこと聞かせたきゃ力でねじ伏せてみせてくれや」
 香 澄: 「……人間の歴史は争いの歴史とも言われてるから、間違ってはいないのよねそれ」
 香 澄: 「ともあれ、それをお望みであれば。受けて立ちましょうか」
 香 澄: それで良い? と他二人を見て。
  光 : 「こういうのばっかりだと困るからディスカッションするって話じゃなかったっけ……」
 G M: ヨハン「完全に捨て去るっつーのは無理だろ?ま、流石にコレやるのはオレだけだろうだから安心してくれ」
  光 : 「でもそれしかないんだろうなあ」(ため息
 礼 羽: 「あぁ、構わない」
 礼 羽: 「どうせ、言葉で話をしてもディスカッションにならないだろうしな」

 G M: さて、ミドルフェイズの判定についてですが、ちょっとFSっぽい形式をとりつつ、もっと簡単に事を進めます。
 G M: 判定に必要な技能と、目標値と、必要進行値を提示します。ハプニングやらはありません。
 G M: FSのように、目標値に達している場合、10の位+1が進行値に加算されます。技能に自信がない場合、『支援』を宣言すれば、他人の達成値に+3できます。
 G M: 必要進行値に達するまでにかかったラウンドに応じて、クライマックスのボスデータに強化が入ります。

 G M: ディスカッション?:“05'(イプシロン)”ヨハン・C・コードウェル  〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉 目標値:12 必要進行値:7

 G M: 以上です。何か質問ありますかね
  光 : 特になし。
 礼 羽: 進行上限はなし?
 G M: あ、なしです。
 礼 羽: 了解です。(戦闘系だとEFかますと中には3桁とかあるからねぃ)(出せるとは言ってない)
 G M: あと、誰から判定するかも自由であるとします。
 G M: では。

 G M: ヨハン「こいつは準備運動みたいなもんだ!ちょっと付き合ってくれや!」
 G M: 暫定的にラウンドで数えます。セットアップやら使いたいならそれも自由です。ラウンド1.
  光 : とりあえずセットアップなし。
 香 澄: 無しで。
 礼 羽: ありません
 G M: 誰からでもいい、って言うと逆に困るかもなので、IVチェックしましょう。香澄さん15、光くん6、礼羽君9ですな。
 礼 羽: でもって、どうすっかな。 RCで5d+2 白兵で1d+7なので、白兵すれば、9/10で+1は入る(何
 香 澄: 侵食+4でダイス13個の白兵11。
 礼 羽: (あ、ちがう。間違えた、進行値と目標値見間違えた)
 香 澄: んじゃま、うちが先にでいいですかね。
  光 : 侵蝕4でダイス12個の白兵4。 支援がダイス+7個の達成値+15
  光 : じゃあ香澄さん初手に支援入れるので行こう。
 香 澄: 了解。>支援
  光 : 《援護の風/ウィンドブレス》っす。 +4%
  光 : ダイス+7と達成値+15どうぞ。
 香 澄: あざっす。では、《炎神の怒り/コンセントレイト》。侵食+4で48%。
 香 澄: #20r7+11+15
 ダイス: 20r10=(10,9,3,6,4,7,2,5,5,9,4,8,3,2,5,9,2,10,9,8)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(8,6,4,4,5,4,6,2,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+20=21+11+15=47
 G M: 確かに難易度は軽くしたけど一気に5/7かw
 香 澄: 47で進行値5。一瞬でヨハンの懐に飛び込んで蹴りを放つ。
 香 澄: (武器構えてなかった&あくまでディスカッションなのでまぁ
 G M: ではまぁ、その蹴りはクリーンヒットする。ヨハン君も本気で死闘を演じる気はないものの、その一撃だけで君達の力量を大分量れたようだ。一歩後ずさりながらにやりと笑う。
 G M: そんなわけで、あとは達成値10以上出せればこの問答は終了するぜ
 礼 羽: 順番的にはこいつか。 が、特に性能を上げるモノは何もないんで.... 光に支援宣言がいいかな   12になる可能性が、50or59%
 礼 羽: >礼羽君
  光 : 支援受けて技能も足すと7か。5なら素で出そうだが。
  光 : じゃあそれで行きますか。
 礼 羽: 「...で、仕上げは任せた」演出で罪人の枷をヨハンに。結果として光に支援が飛ぶ(
  光 : では素で白兵判定。
  光 : #6r10+4+3
 ダイス: 6r10=(7,8,5,2,4,8)=8+4+3=15
 G M: OK、目標到達だ
  光 : 計算通り。蹴りの後ろに隠れて一気に接近、柄で腹に一撃。

 G M: ヨハン「――っっ!」ヨハンは距離をとり、いよいよ本気の構えなのだろう、研ぎ澄まされた《破壊の爪》を発動し、君達を一度に切り裂かんと構え――
 G M: ヨハン「――…………で、こうなって、オレが討たれる、か」以降のバトルをシミュレートし、納得したような腕を下げる。
 香 澄: 「……納得してもらえた?」
 G M: ヨハン「ま、思った通り、つええな、黒巣市は」お互い、本気で戦ったわけではないのだが、ヨハンにとってはそれで良かったらしい。エフェクトも解く。
 香 澄: 「まあある意味恐ろしい街だとは思うわよ、実際」 なお時々UGN側がヒャッハーするのも含む(何
 G M: ヨハン「……これは、今の話じゃなくて、仮定の話な。今みたいにレネゲイドの脅威が迫ってきたとき、それを力でねじ伏せなきゃならない時が来る可能性は十分にあった」
 G M: ヨハン「その時に、オレは、オレの力をもって従えて見せる。レネゲイドの進化を、力を研ぎ澄ますことで実現する。そういう存在になることこそが、父上の望みだった」
 G M: ヨハン「オレで無理なら、次の世代に。次の次の世代に。研ぎ澄まされた力を受け継いでいく……それが、“マスターレイス05'(イプシロン)”の役割だった」
 G M: ヨハン「ただまぁ、現実はこうなったわけで、どうにも、ここがタイムアップらしいからな……」

 G M: ヨハン「今をもって、オレは“マスターレイス05'(イプシロン)”の名を放棄する」

 G M: ヨハンはすっきりとした顔で、ぐいっと伸びをした。
 G M: ヨハン「今、世界を変えるのに必要なのは力じゃない以上、オレに出る幕はねぇ。またオレがケンカできるように頑張ってくれや」
 礼 羽: 霧人「まぁ、とはいえ。『力そのもの』が不要であるという話でもないし、背景として『在る』ことに意味があるので、まぁ、最後まで見ておいてください。。。彼らがどうするかは知りませんが(ぁ」
 G M: ヨハン「そりゃあ、オレだって宇宙に飛び立って逃げ出せるわけじゃないしなぁ。星の行く末は、嫌でも見届けることになるさ」
  光 : 「あー……なんか世界救っても、結局平和にはならないっぽいなあ」
 香 澄: 高人「そんなもんだろ。同じ人間同士ですら自分らと違いがあったら何かしら諍いやってたんだからそう簡単にゃ変わんねえよ」 光に。
 G M: ヨハン「おいおい、可愛いもんだろ、喧嘩ぐらい。今までと違って、人類を担うために力をかき集めていくような話でもねぇんだからな」
 礼 羽: 霧人「武力衝突をせず、自然と『棲み分け』をするにも、力は必要だしなー。あと上手くその力を使うのも。。。。。。使われるのも(==....36時間後に鍛錬予定とか、マジですか(==」
 香 澄: 高人「つかあれだ。いっそうち(クロ高Aクラス)に来たら退屈しねえんじゃねお前。方向性が違うかもしれんが」 カツサンドの奪い合いとかな(何>ヨハン
 G M: ヨハン「それ、いいかもしれねぇな。考えとくわ」高人の言葉にニヤッと笑った。



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ミドルフェイズ2
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 G M: 浸食率上昇をお願いします。
 香 澄: #1d10+48 [登場]
 ダイス: 1d10=(9)=9+48=57
 礼 羽: #1d10+45 登場
 ダイス: 1d10=(1)=1+45=46
 香 澄: 高いな……[エナヴェイトD]を使って1にしておく。49%。
  光 : #1d10+47
 ダイス: 1d10=(3)=3+47=50

 G M: さて、ヨハンには、次に新市街に向かうように指示された。そうだな、各務本社前としよう。
 G M: そこには一人の少年が待っていた。さっきと違って、特に戦闘をふっかけるような構えはとっていない。

 G M: “04'(デルタ)”シモン・D・コードウェル「お初にお目にかかる。僕は“マスターレイス04'(デルタ)”シモン・D・コードウェル」
 G M: 事情に詳しい人は、名前とプロフィールぐらいは知っている。未来を見通す魔眼を持っているとさえ言われている、冷徹なる指揮官だ。
 礼 羽: 「...どうも。」
 香 澄: 「此方こそ初めまして。U……いえ。"Leading-Valkyrie"神野香澄よ」
 香 澄: UGN、と一瞬言いかけたがやめた。今はその違いを示す意味はない。
  光 : 「阿見川 光だ。」
 G M: シモン「どうにも、ヨハンの奴はいつも通りだったらしいね。ま、他の連中は真面目にディスカッションを行う気でいるから、安心していい」
 G M: シモン「さて」
 G M: シモン「この世界はどうあるべきか。正しく未来を見据え、力なき人々を導く……指導者が必要だと考えている。それが、僕だ」
 G M: シモン「僕には可能性が、未来が見えるんだ。世界が正しくあるべき道程がね。それに従えば、人は正しく生きられる――」彼は、尊大な態度そのままに、尊大なことを口にした。
 G M: シモン「……」
 G M: シモン「――と言うことをとりあえず言っては見たが、見ず知らずに近い人間にそんなことを言われても、一分たりとも納得いくまい?」
  光 : 「そりゃそうだ。」
 香 澄: 「そうね。ただ先に言うなら、貴方のその考えは否定しないわ。ディスカッションの大前提だしね」
 G M: 今のは前振り、と言いたげに、彼は近くのガードレールに身体を預けた。君達にも手招きをして、楽な姿勢になることを求める。
 G M: シモン「もっと根本的なところを問おう。『星を導く指導者』なるものは、そもそも必要だと思うかい?」
 香 澄: こちらもその辺の柵か何かに腰掛ける。
 G M: シモン「要は世界の王様だな。これについて、僕に限った話ではなく、ね」
  光 : 「まあどういう形かはともかく、リーダーみたいなのがいる方がまとまりは良くなる気がする。」
 香 澄: 「……私の考えとしては。必要か否かで言えば"必要"。けど、"一人である必要はない"、ってところかしら」
 礼 羽: 「必要かという話なら、居た方が良いだろうな。必須かという話であれば、その限りではないが」
 G M: シモン「なるほど、リーダーと言う言葉を使うなら必要。しかしそれは絶対の個人である必要はないし、必須ではなく――いなければいないでも回る程度の存在としてのもの。と」
 G M: シモン「僕が言いたいのは、そんなマイルドな話ではない。複数の国が集まれば諍いが生まれるし、いなくても回る程度の指導者なら、今までの国家と変わらない」
 G M: シモン「レネゲイドの能力を研ぎ澄ましたならば、人類を正しく導く一人を生み出すことも、あるいは可能とは思わないかい?……そういう話だ」

 G M: さて、あらかじめ、必要な技能を指定しておこう。彼の言葉は、要するに絶対の存在を生み出すことの可否だ。彼の持っているもの、彼に響く言葉を紡ぐのに必要なのは〈意志〉だ。

  光 : 「いやあ、『どんな時も正しく導く』ってのは無理じゃないかなあ。」
 G M: シモン「……そもそもの問題として、『正しい指導者』なる存在が本当に存在できるのか、という疑問か。ま、簡単に納得させられる話ではないだろうね」
 香 澄: 「もう一つ問題点を挙げるとするなら、"その絶対的な存在が、常に私たちの味方でいてくれる"という保証ができないことかしらね」
 礼 羽: 「そして、意に反して従わない者が出たら、イレギュラーとして排除すると。それはそれは素晴らしい世界だ...あぁ、そんな者は発生させない。とかは言うなよ。それこそ無理だからな」
  光 : 誠二「トロッコ問題。お前なら当然知ってるよな。」
 G M: シモン「……結局のところ、指導者の存在そのものへの疑問だね、それらは。レネゲイドの超常を何度見てきた君達でも、完璧なるものが生まれるとは信じられない、か」
 G M: シモン「二つの分岐、どちらに進んでも誰かを轢いてしまうときにどうするか、という選択だね。知っているよ。スーパーマンを配置してみたり、色んな頓智で回避するジョークまであふれかえっていることも含めてね」
  光 : 誠二「実際に起きたらどうなるかは置いておこう。だがあれは『片方を助けることしかできない』という前提があって、どんな行動も間違いではない問題だ。」
 G M: シモン「間違いではない、か。僕は、スーパーマンを配置するのが正解だと真面目に考えていたクチだがね」
  光 : 誠二「いつどこで起きるか予言してスーパーマンを派遣できればな。だが完璧な予言ができないことは科学的に証明されてる。」
  光 : 誠二「だったら『絶対に正しい』って事自体が実現不可能だ。」
 G M: シモン「正解などない。故に、どんな選択でも間違いではない……か」

 G M: ディスカッション:“04'(デルタ)”シモン・D・コードウェル  〈意志〉 目標値:7 必要進行値:5→4

 G M: 『完璧な指導者など存在しない』と君達が確信しているのをみて、必要進行値が1減りました。
 礼 羽: ということでやってきまー
 礼 羽: #5r10+5 意志 「見えている範囲が個々異なる以上、須らく解決する事はないとは思うがね。機械の様に思考しないのなら兎も角」
 ダイス: 5r10=(8,9,10,8,1)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+10=15+5=20
 礼 羽: 3てーん(
 香 澄: おー。
  光 : おお。
 香 澄: では、続いてこちら行きますね。
 G M: ほいほい
 香 澄: #5r10+6 [意志]
 ダイス: 5r10=(5,4,4,2,4)=5+6=11
 香 澄: OK。
 G M: 達成也

 G M: シモン「……君達ですら――否、君達だからこそ、か。『完全なる存在』を否定するのなら、僕の持論は根底から成り立たないということになるね」
 G M: シモン「そして、それをあると断じることは――今の僕には、不可能だ」

 G M: シモン「いいだろう。『この世界に絶対の指導者は生まれ得ない』と――“マスターレイス04'(デルタ)”として、僕の思い描く世界の姿の否定を認めよう」

 G M: シモン「……僕はね。君達が無理だと否定した、『絶対の指導者』となることを目的として“マスターレイス04'(デルタ)”となったんだ」
 G M: シモン「僕が未来を視ることが出来るというのは、本当なんだよ。博士は『時のらせん』理論と呼んだね……縒り合った紐の中から多数の糸を見出すように、色々な可能性がある。それを視ることができるんだ」
 G M: シモン「ただ、『滅び』の襲来から以降、僕が星を統べる可能性は、どこにもなくなっていたからね。ここらが潮時というところさ」
 G M: そう言うと、シモンは立ち上がった
 香 澄: 流一「まーなんつーか、あれだ。"絶対"は無理でも、それを目指すこと自体は"正しい"と思うぜ」 話を聞いていたおっちゃんが。
 香 澄: 流一「人間ってのは、それを目指して生きてきたものでもあるとは思うからな……ってことで、喉乾いたろう? 次に向かう前に一息入れていきな」
 香 澄: そこの坊主(シモン)たちもな、と。いつの間にやらキッチンカー的なものが敷地に(何
 G M: シモン「俗人の発想だね。だが、今となっては僕も結局変わらない存在だからね。素直に受け入れるとするさ……そうだね、政治家でも目指してみるとするよ」

 G M: シモン「けど、そうだね。敢えて言っておこう。気を付けてくれ――星が滅ぶ可能性は、まだ大いに残っているよ。一つ、大きな見落としがある」
 G M: シモン「それが何かは……言ってしまうと逆効果だから、言えないがね。頑張ってくれたまえ、諸君」流一さんの飲み物は受け取りつつ、未来を見通せる少年は、最後にそんな忠告をした。
 礼 羽: 「...気にはかけておこう」



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マスターシーン
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 G M: “滅び”が地球に到達するまで、あと20時間。
 G M: こんな状況だというのに通常営業をしてくれるような店は多くはない。

 G M: ……かつて、行きつけだったラーメン屋が、まさにその剛の者だったことには、今は感謝している。

 G M: このラーメンの評判は、芳しくない。
 G M: 結局、別行動が多かった相棒も、素直に難色を示していた。

 G M: けれども、自分には、このふっとんだ味付けこそがあっている……そう、『彼女』は考えていた。

 G M: コードウェル「ここにいたのか、“24'(オメガ)”」
 G M: “24'(オメガ)”「……博士」

 G M: 一見してラーメン屋の空気にそぐわない、大物の空気を纏った男が入店してきた。

 G M: コードウェル「……馴染みの味、というやつか?ああ、私にもこれを頼む」
 G M: “24'(オメガ)”「そうですね……でも、その……今、この状況だから改めて聞きますけど……なんで、私だったんですか?」

 G M: “マスターレイス24'(オメガ)”。それが、一週間前に彼女に与えられた、新しい字だった。
 G M: 強い力がある訳でもない。特別な力があるわけでもない。そんな自分に与えられるには、大きすぎる名前だと、ずっと考えていた。

 G M: コードウェル「こないだと同じ言葉を繰り返そう。“マスターレイス”とは、意志だ。『世界を変えたい』という、な……」
 G M: “24'(オメガ)”「…………」

 G M: コードウェル「君の純真さこそが、今のこの世界を塗り替えるに相応しい。そう信じたからこその、選択だよ」
 G M: “24'(オメガ)”「そんなに、大層なものなんでしょうか……」

 G M: コードウェル「小さなものだとは、私も認めるよ。だが、その小さなものこそが、今は大事なんだ。
 G M:  これから乗り越えるべき嵐に、どうか負けないでくれたまえ。一週間の間だけだったが、君も私の『娘』なのだから」
 G M: “24'(オメガ)”「……はい」

 G M: アルフレッド・J・コードウェルは、既に、次の朝日を拝むことを諦めていた。
 G M: 自分と言う存在は、次なる世代の礎になる。それでいいと思っていた。故に、このラーメンが最後の晩餐となるのだろう。

 G M: ――彼は、自分が一つの大きな過ちを犯していることに、気づいていなかった。

 G M: “24'(オメガ)”「あ、それと……本当に、このラーメンで良かったのですか?」
 G M: コードウェル「ああ。次の世代を担う、君と同じものを食べたかったんだ」

 G M: “24'(オメガ)”「でも、このラーメン……」
 G M: コードウェル「――ぬぁんだこりゃあ!?」

 G M: ――ラーメン屋『ワイルドセブン』の店主は、世界の終焉が迫る時であっても、自分のスタイルを崩さない男だった。



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ミドルフェイズ3
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  光 : #1d10+50
 ダイス: 1d10=(5)=5+50=55
 礼 羽: #1d10+46 登場
 ダイス: 1d10=(1)=1+46=47
 香 澄: #1d10+49
 ダイス: 1d10=(7)=7+49=56
 香 澄: 流石に2つ目はないのでこのまま。

 G M: ――商店街。ラーメン屋『ワイルドセブン』をはじめとする様々な店が、開いていたり閉まっていたりしている。

 G M: “06(ヘキサ)”「……来たわね」陰気そうな雰囲気の少女が、ベンチに座って君達を待っていた。
 G M: くい、と帽子を上げると、彼女は君達の方を見て、言いたいことを簡潔に言い始めた。
 G M: “06(ヘキサ)”「……“マスターレイス06(ヘキサ)”、七里 千明よ。私の欲望は『静謐なる世界』。オーヴァードだのジャームだの、煩い世界は要らないと考えているわ」
 G M: 千明「そして、この地上に住むもの全員がOVになり、一人でも生きていけるようになれば、他人に干渉する必要もなくなる……と、考えたんだけど、どう思う?」
 G M: ……彼女の言うことは、随分と乱暴であった。ついでにいうと、シモンのように遠くを見据えてのことではなく、思い付きを語っているようにも見えた。
  光 : 「あなたのいう静謐っていうのは、つまり全ての人間が一人だけで生きていける世界ってこと?」
 G M: 千明「そうなるわ。他人が必要になるから、軋轢が生まれて、喧騒になって、伝播するの」
 G M: 千明「……繋がりを断つ以上、ジャーム化は避けられないかもね。けど、そもそも、ジャームの何が問題かって、理性を喪い、他人の居場所を侵すことでしょ?個々が他に干渉しなければ、ああだこうだ言う必要もなくない?」

 G M: ……彼女は、他者との繋がりを厭っているように見える。拒絶し、壁を作りたがる彼女と言葉を交わし続けるには、〈交渉〉が必要だろう。

 礼 羽: 「....衣食住はどうするんだ?自炊?自家栽培?」
 G M: 千明「モルフェウスがあるじゃない。これより対話するレネゲイドクリスタルの力とインフィニティコードを応用すれば、不可能とは思わないわよ」
 香 澄: 「……一つ聞いてもいいかしら」
 香 澄: 「そもそもどうしてそこまで、静かな世界を望むのか。誰からも干渉されたくないのか」
 G M: 千明「……元々の性格、と言う答えだけだと不満かしら?」
 香 澄: 「本当にそれなら理解はするけどね。……けど、"欲望"の根幹になるまでとなると何かしら理由があると思ったの」
 G M: 千明「……とはいえ、喧騒を嫌い、静かに生きたいという望み自体は生まれつきのものよ。色々あってFHで仕事をするようになってから、そういうことばかり考えるようになった、というのは認めるけどもね」
 香 澄: 「……欲望を満たすための他人への"干渉"を散々見せられ続けた結果、ってところかしらね」
  光 : 「じゃあ、今あなたが感謝や尊敬してる人っていますか?」
 G M: 千明「否定はしないわ。もう限界、って感じてたところで、博士が私を“マスターレイス”に誘ったの」……そう言う彼女は、この問答自体に『めんどくささ』を感じているようだ。
 G M: 千明「…………」光くんの言葉に、少し考えた
 G M: 千明「いないわ」
  光 : 「博士すら?」
 G M: 千明「ええ」
 香 澄: 高人「……横からで悪いけど一つだけ」 不景気な面の少年が手を挙げ。
 G M: 千明「何か?」
 香 澄: 高人「まー正直、アンタの気持ちは分からんでもない。……俺も一時はそういう連中のせいでいっそ自分が死ねばいいと思ってた側だ」
 香 澄: 高人「……けど、それが捨てたもんじゃないと思わせたのも同じ人間なんだわ」
 香 澄: 高人「その可能性も捨ててまで、他人の干渉すべてを否定していいもんか、とは思うね……ま、戯言だと思うならそれでいいさ」
 G M: 千明「…………」
 G M: 千明「共感するしないはともかくとして、嫌いじゃないとは言っておくわ。貴方の言葉」
 香 澄: 高人「そりゃどーも」 あ、判定入るならこちらはOKです。

 G M: ディスカッション:“06(ヘキサ)”、七里 千明  〈交渉〉 目標値:7→5 必要進行値:5→4

 礼 羽: うちは、どっちかを支援かな。1r10+0 の交渉力0である(
 香 澄: 5D+5。なおつい今朝追加したばかりの成長である(何
  光 : 2r+0 ほぼ成功の目はないな。
 G M: FSには影響あんまりないっていったじゃないですかぁ(何
 香 澄: 常套手段だし外すかなと思ったらピンポイントで拾ってきてんですよ今のとこ(何
  光 : これはむしろ支援はこっちがするべきか。礼羽さんは《無形の影》が最悪あるし。
 礼 羽: あぁ、うん。。。確かに5R+0にはなるか
  光 : そこにこっちで支援入れれば最大7D+18できる。
 香 澄: じゃあまずこっちでやってみます。
 礼 羽: はーい、ねがいます
 香 澄: #5r10+5
 ダイス: 5r10=(4,4,5,9,10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+10=15+5=20
 香 澄: 3点。
 G M: おーい、あと目標値5を出せば終わりだぞー(何
  光 : よし、礼羽さんを支援。達成値+3する。
 礼 羽: じゃぁ、無形のみでいくか?  一応、MJの支援貰えると助かるです  ありりです
 礼 羽: これで、ファンブル以外(
 礼 羽: 《無形の影》+4=51 使って
 礼 羽: #5r10+0+3
 ダイス: 5r10=(4,8,9,6,5)=9+0+3=12
 G M: OK。

 G M: 話しているうちに、何だかわかってきたことがある。
 G M: 彼女は、他人に干渉することも、他人に干渉されることも厭っているわけだが、どうにもそれが『徹底しすぎている』。
 G M: 普通のOVであれば、どれだけ他人を拒絶しようともロイスの存在が必要不可欠なのに、彼女にはそれすらもない。
 G M: これはOVというよりも、むしろ――

 G M: 千明「繋がりを断ち、ジャームになろうとも、他者に干渉しないように生きていけば問題ない……ま、私が出来たことだから他の人も――っていうのは、やっぱり無理なわけね」

  光 : 「……」 刀に触ってみる
 G M: 震えない。
 G M: 千明「妄想の膜で、自分を覆っているの。自分の世界に干渉されない限り、何物にも干渉しないように、ね」
 G M: 千明「私は、私の『静謐なる世界』を完成させているわ……博士にディスカッションに参加するように指示されて、こうやって真似事をしては見たけれど、これで務めは果たしたでしょう?“マスターレイス06(ヘキサ)”は、今日限りよ」
  光 : 「自分しかいない世界、か」
 G M: 千明「私とのディスカッションは、元々成立しなかったの……無駄に時間をとらせた、とか言われても癪だから、私の知っていることぐらいは教えるわ」
 G M: 千明「博士はマスターレイスを『世界を新しく変えるもの』と定義したの。そして、ギリシャ数字が真で、ラテン数字が偽としている」
 G M: ちなみに、“04'(デルタ)”みたいに、ダッシュがついているのがギリシャ数字で、“06(ヘキサ)”みたいにダッシュがついていないのがラテン数字ね。
 G M: 千明「つまり、私は元々、世界を変える存在としては偽りだったというわけ。……次に顔を出す“14'(クザイ)”も、私と似たような話をしだすかもしれないけど、彼は本物よ」
 G M: 千明「ただ、今の彼にはまだ迷いが残っているわ……彼自身のためにも、向き合うことを諦めさせないほうが良いと思うわ」 ……自らを外界から隔絶したジャームを名乗る彼女は、意外なほど饒舌に、彼のことを語った。
 香 澄: 「心に留めておくわ。……ありがとう」 おそらくは届かないだろうが。それでも感謝の言葉を告げる。 
 G M: 千明「干渉するのは嫌いだけど、眺めているのは嫌いじゃないから……ライトノベルとか」
 G M: 千明「じゃあ、後はそっちでやって……私は、私の望み通りに、引き籠るから」
  光 : 「……もしあなたの世界が破綻しそうになったら、終わらせてあげますから」
 G M: 返事はなかったが、聞こえてはいたのだろう。一度だけ君の方を振り返った。



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ミドルフェイズ4
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 G M: 浸食率上昇お願いします。
 礼 羽: #1d10+51 登場
 ダイス: 1d10=(8)=8+51=59
  光 : #1d10+55
 ダイス: 1d10=(8)=8+55=63
 香 澄: #1d10+56 [登場]
 ダイス: 1d10=(6)=6+56=62

 G M: エリュシオン。
 G M: 顔見知りが居るかは判らないが、話にはよく聞く、かつてUGNイリーガルだった青年がそこにいた。

 G M: “14'(クザイ)”「……“マスターレイス14'”、黒須 左京」
 G M: 左京「俺の経歴を知っている人間はいるか?俺の家族は、UGNに……オーヴァードに殺された。このような悲劇を、繰り返したくない。それが欲望だ」
 G M: 左京「本来なら、OVと人間を分かつなど絵空事だろう。だが、レネゲイドとの対話が成しえるのなら、これらを分かつことは、不可能ではない」
 G M: 左京「……レネゲイドの力を、全て『奴ら』に押し返す。人間を、化物から切り離す。今なら、可能だと思う」

 G M: 黒須 左京は、固い表情でそう語った。彼の心に隙を見出すには、〈知覚〉が必要となるだろう。

  光 : んー。GM、左京の事件の詳細について、PCはどこまで知ってていいの?
  光 : つまりリプレイで書かれてた詳細まで知ってていいのか。
 G M: 上級ルルブのパーソナリティぐらいは無条件で知ってていい。リプレイの内容まで掘り下げるとなったら、んー……まぁ、知っててもいいや。
 香 澄: 「情報としては知っているけど……その事件については、私がどうこう言う資格はないわね。UGNの過ちには違いないから」
 G M: 左京「……あくまでこれは話し合いだ。経歴は語ったが、それ以上を語る気もない。俺自身については、脇に置いてくれ」
 香 澄: 「……分かった」
 G M: 左京「ただ、非OVとOVが混ざり合っている状態は、あまりに歪だと、俺はそう考えている」
  光 : 「分かれていても各々で問題が起きる可能性は承知した上でか?」
 G M: 左京「問題のない世界と言うのが欲しいなら、シモンの弁を徹底させるしかなかろう。どうあっても問題が発生する以上、今ある問題を脇に置いて新しい問題だけを取り上げる、と言うやり方が正しいのかどうかだ」
 礼 羽: 科妓「...って言う風に、線引きしないといけないっていうのはどーかなーって、思うんだけどなー。OVとか詳しい事わかんないけどさ、分けたら分けたで結局起きる事は手段や規模が変わるだけで、一緒じゃない?」
    そもそも、OVと非OVという区分け方自体が認識できないヤツもいるわけで。観衆を乗せたバスを折り畳みつつ合流
 G M: 左京「力のない非OVが、OVの振りかざした腕で簡単に命を奪われる……それがなくなるだけでも、『手段や規模』の変わりようは桁違いではないか?」
 礼 羽: 礼羽「...で、非OVの窮地をOVが助ける事もなくなる、と」
 G M: 左京「……そうだ」頷いた。だが、その言葉には、僅かに迷いと未練があった。
 G M: 彼は、自分自身の思い描く理想郷が、何の問題もない世界だとは全く思っていない。ただ、『今よりはいい』と考えている。
 香 澄: 「……仮に分けられたとしても、そうなった時に大事なものが奪われることには変わりない」
 香 澄: 「手段や規模の話ではないのは、貴方だからこそ分かってるんじゃないかしら」
  光 : 「それでも垣根を越えて交わろう、相手を助けようとする奴が出てきたらどうする? それで殺される奴には何の罪がある?」
 G M: 左京「……都合のいい話ばかりだ。奪われる機会の方が、護る機会よりもずっと多いだろうに」
 礼 羽: 科妓「えー。それはいやだなー。 藤一とかなんだかんだ結構危なっかしい所にいるし、助けられる可能性減るのは困るー。あと友達とか。この街の人ととか」
 G M: 左京「……特に、そこの。お前とは、全く見えている世界が違うようだ。話が噛みあいそうにない」しなぎーの方をちらりと見て、少し困った顔をした。
  光 : 「そりゃそうだろう。OV同士だってこれだけ話も信条もかみ合わないことだってあるんだ」
 香 澄: 「……もう一つ。"レネゲイドの存在があったからこそ"生まれた人達はどうするの? というのもあるわよね」
 G M: 左京「もはや重箱の隅を掘り下げる作業だな……コードウェル博士め、ディスカッションとは銘打ったが、前提となる条件が全く違っている以上、噛みあうはずがないじゃないか、これは」
  光 : 「それなのに『人間』と『OV』なんて大雑把に分けたら、それが原因の新しい問題は起きないと?」
 G M: 左京「あと、少し主張が通じてない人間がいるから訂正する。『人間』と『OV』を分けるんじゃない。『OV』からレネゲイドを抜き取り、『人間』にするという主張だ」
    多分、自分でもこの訂正にあまり意味がないとは思っているが、せざるを得ないのは彼の性格だろう。
 G M: 左京「……同じことを目論んだ人間は、この街にもいる」
 G M: 左京「“無慈悲なる12時の鐘”も、かつては同じことを考えていた筈だ。この力があるから、駄目なのだ、と……だから彼女は、『運命の剣』を作った」
 礼 羽: 科妓「んじゃ、つまり。これまで通りってことかー」特異能力がOV由来と認識しきれてないヤツがここに(ぁ
 礼 羽: まぁ、OVというか特異能力を忌避も過信も偏執もしてないのもいるぜーという話byしなぎ(最後だうとー)  個性じゃん(的な
 香 澄: 「…………」 天城さんの名前が出てきたことに少し驚くも、それ以上の言葉が見つからない。

 G M: ディスカッション:“14'(クザイ)”、黒須 左京  〈知覚〉 目標値:7 必要進行値:5

  光 : じゃあ先鋒行きます。《コンセントレイト/電光石火》
  光 : オートで《援護の風/ウィンドブレス》も 71%まで上がるが仕方ない。
  光 : #19r7+3+15
 ダイス: 19r10=(3,10,2,7,9,5,5,8,1,5,8,8,6,5,5,9,9,6,10)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(10,10,6,7,2,3,2,1,4)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(2,9,6)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(3)=3+50=53+3+15=71
  光 : あ、やりすぎた。
 香 澄: (何
  光 : 8で終わり。
 礼 羽: w
  光 : #1d10 バックファイア
 ダイス: 1d10=(10)=10
 G M: おまいw
  光 : 負担が。

 G M: なんだかんだと言葉を尽くしたが、結局、彼はOVが人間に戻った時に生じる問題について、議題に乗せても仕方ないと考えている。
 G M: 人間が人間として生きる上で、苦難と言うのは避けられない以上、それについては自分自身で力を尽くすしかない、と、半ば以上割り切っているのだ。
 G M: 彼が心を僅かに動かしたのは、レネゲイドで救えるものの存在である。だが、それよりもレネゲイドが奪うものの方が遥かに大きい、と考えている。

 G M: 要は――

 G M: 美鈴「怯えているのですね。レネゲイドが何かを奪うということに」
 G M: 左京「……天城 美鈴か」
 香 澄: 「……支部長代理」 響いた声に向き直り。
 G M: 美鈴「貴方の言葉を認めます。貴方と私は、かつて似たものを見ていました。私も、レネゲイドの脅威に対する防衛手段として、『OVを人間に戻す』という選択をしていました」
 G M: 左京「過去形なんだな。何故、今は違うと語れる?」
 G M: 美鈴「気付いたからです。『拒絶』こそがジャーム化の一歩。非OVの身でそれを行っても、その身体がジャーム化するわけではない。しかし、心はジャームと変わらない」
 G M: 美鈴「他者との対話を完全に放棄し、相互理解の機会を奪う。それでは駄目だと、気づいたのです」
 G M: 左京「…………」
 G M: 左京「俺は……怯え、逃げたということか?」

 G M: その後、幾らかの問答を経て――黒須 左京は、“マスターレイス14'”の名を放棄した。



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ミドルフェイズ5
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 G M: 浸食率上昇をお願いします
  光 : #1d10+71
 ダイス: 1d10=(8)=8+71=79
 G M: ひ、光くーん
 香 澄: #1d10+62
  光 : kasumi-J_:1d10=(1)=1+62=63
 礼 羽: #1d10+59 登場
 ダイス: 1d10=(6)=6+59=65

 G M: 黒羽高校。
 G M: 校門前で、一人の少女が待っていた。この学校の人間ではない。
 G M: “09(ノナ)”「……」彼女は君達がやってくると、ぺこりとお辞儀をした。

 G M: “09(ノナ)”「私は、レリア・ジュリー。“マスターレイス09(ノナ)”の名は、今をもって放棄します」

 香 澄: 「……えーと」 その言葉には困惑の表情を浮かべ。
 G M: レリア「私は偽りの“マスターレイス”。元より、世界を変える意志を持つ存在ではありませんでした」
  光 : 「博士もそれは了承してるの?」
 G M: レリア「多分、こうするだろうという予想ぐらいはしていると思います」
 G M: レリア「私はただ、お父様――いえ、コードウェル博士とあの人のために、マスターレイスと名乗り、尽くしてきたに過ぎません。それも、全てが終わる今日までのことです。」
 香 澄: 「博士はともかく……あの人?」
 G M: レリア「……世界を変えたいという意志を持たない私には、ディスカッションの意図はありません。ただ、少し、昔の話をさせていただけませんか?」
 G M: 香澄さんの言葉には答えずに、彼女はそう言った。
 G M: レリア「……コードウェル博士を蘇らせたのは、私なのです」
 香 澄: 「…………え?」
 G M: レリア「全ては、激化するOVとジャームの戦いを憂いてのこと。『人とOVの共存』。博士の夢はそこにあり、私はそれを信じていました」
 G M: レリア「しかし博士の存在はいつしか、UGNと、世界各国の権力者にとって、邪魔でしかなくなっていました。博士の望みは『今ある日常』を変えることに他ならないのですから」
  光 : 「確かそれって、UGN時代の博士の信念だったような……おい、まさか……」
 G M: レリア「博士は、UGN上層部――アクシズに謀殺されたのです。彼らに与えられた『偽りの死』の中で、幽閉された」
 香 澄: 「……そんな事が……いや、今となっては何があったとしても不思議じゃないわね……」
 G M: レリア「私は、彼の骸と共に、FHへと投降しました。そして、奇跡的に彼を復活させることに成功した……その後の彼の活動については、少々の潜伏期間こそありましたが、皆さまの知る通りの物です」
 G M: レリア「……博士の望みは……『人とOVの共存』という理想は、今もなお本物です。けれど同時に、世界に対する憎しみもまた本物」
 G M: レリア「故に博士は、自分自身を二つに分けた……【ファイトクラブ】として。それだけではなく、それを自らの腹心と称し、様々な暗躍を行いました」
  光 : 「色々納得言った…・・としか言いようがないですね」
 G M: レリア「【悪夢の鏡像】という現象を、ご存じでしょうか?この二つの現象が混ざり合った結果、それは“宵闇の使途”リー・ヤーユエと言う名をつけられ、彼の使徒を名乗ってます、彼らは、同じ存在なのです」
 香 澄: 「UGNもまた、博士からすればとんだ裏切り者(ダブルクロス)だったってことね。はぁ……いくらなんでも色々変わりすぎだわ……」
 香 澄: 額に手を当てて思わずぼやき。
 G M: レリア「博士がFHのリーダーとして、そして使途を操り行ってきた様々な悪行は、理想と同じぐらいの破滅的な衝動をもって成してきたものです。それを擁護する気はありません」
  光 : 「11年前のことだから、今は関わってない評議員も何人かいる……と思うしかないかな」
 G M: まぁ、今のメンバーは大分入れ替わってるね。あー、李の爺さん辺りは普通にいそう
 G M: レリア「……私は、それでも博士を、そしてヤーユエを愛していました。故に、博士の『娘』として、彼らを助けてきました」
 G M: レリア「……これが、私の知る全てです。」
 香 澄: 「……あ。もしかしてシモン君の言ってたことってこの事なんじゃ……」 思わず。
 G M: レリア「……シモンが、何か?」
 香 澄: 「……"星が滅ぶ可能性は、まだ大いに残っている"」 ちょっと迷ったが。
 G M: レリア「……シモンが、そこまでのことを……私には思い至るものはありませんが、博士とヤーユエに、今伝えた以上の何かがあるのかもしれません……」少々予想外だったらしい、色々と思い返してみたようだが、具体的な発想に至らずに首を振る。
 G M: レリア「……今の私には、見守ることしかできません。全ての決着を、どうか、お願いします」
 G M: レリア「3−Aに行ってください。最後の“マスターレイス”が、貴方たちをお待ちしています」
 香 澄: 「分かった。ありがとう」
  光 : 「わかりました。 お元気で。」
 香 澄: 「……まあ、約束したからね。"何とかしてくる"」

 G M: 3−A。そこには、黒高の制服を着た、一人の少女が待っていた。
 G M: “24'(オメガ)”「……どーも」
 G M: “24'(オメガ)”「……初めまして……じゃない人も、いるね。私は“マスターレイス24(オメガ)”、久本 千歳――昔は、和泉 千尋という名前で、この3−Aにいたわ」
 G M: 礼羽君、君には見覚えがある。彼女はコンフラックス・セルの部下Dだ。
 礼 羽: あぁー
 G M: 千歳「私には兄と幼馴染がいたの。兄は、ジャーム化し、UGNに……幼馴染に討たれたわ。私はね、その場に居合わせ、OVである幼馴染を拒絶したの」
 G M: 千歳「『近寄らないで、化物』――自分が言ってしまった言葉を、今も覚えている。そして私は、UGNに記憶処理をされて、全てを忘れた」
 G M: 千歳「思い出したのは、幼馴染の彼がいなくなってから。彼に謝る機会は、永遠に喪われたわ……そのあと私は、今のパートナーと一緒にFHに入りOV化の手術を受け、顔と名前を変え、コンフラックス・セルで活動していたわ」
 G M: 千歳「……UGNを恨んでいないと言ったら、嘘になるわ。けど、結局、全ては、殻を閉じていたこの世界こそが問題だったとも思っている――そして、その殻は先日、破られた」

 G M: 千歳「私の望む世界は――『私は、私だ』と『貴方は、貴方だ』と、認め、判り合える世界」

 G M: 君達はもう、判定を行う必要はない。最後に残った“マスターレイス”である彼女の言葉を肯定するか、否定するか。それだけだ
  光 : OVの存在が公表されて望みがかなったのか。
 G M: 殻は破られた。望みが叶うかはこれからの人々の選択だ。
 G M: 人々が本当に分かり合えるのかどうかは、まだ判らないのだ。
  光 : 「まだ、鍵が開いただけだ。 扉まで開けたいなら、これから何をするかだぞ。」
 香 澄: 「……とはいえ。まあ、ここまで来た以上今更腹くくれない、なんて言えないわね」
 礼 羽: 「...今はその素地、切欠が出来たに過ぎん。その世界を求めるなら、他力本願ではダメだとは思うが」
 香 澄: 「"何とかしてみる"……だから、貴女にも、皆にも"手伝ってほしい"」
 香 澄: 「……これで回答になるかしら」
 G M: 千歳「――うん。まだ、私達はきっかけを得ただけだ。だからこそ」
 G M: 千歳「この、『分かり合いたい』という想いを、レネゲイドにも送りたい。それが、今やるべきこと。私達が、するべきこと。手伝って欲しい。手伝うから」


 G M: ディスカッションは終わった。君達と“マスターレイス”は、1つの回答にたどり着いた。



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マスターシーン
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 G M: ――呼んでる。呼んでる……!

 G M: UGN医療班ホワイトハンド。
 G M: 病室の一角は、もはや戦場だった。否、戦場になりかけていた。

 G M: 医師「“異界の巫女”の浸食率、下がりません!」
 G M: 院長「ソラリス能力者を!とにかく沈静化させるんだ!暴走だけはさせちゃならん!」

 G M: “滅び”の到来に呼応するように、【再活性】ジャームはなおも数を増していた。
 G M: のみならず、無自覚なOVや高浸食率OVの中には、状況を超えて一気にジャームになるものも現れだした。

 G M: 特に彼女は……“異界の巫女”新条 梢のジャーム化は、何としてでも避けなければならない事態だった。
 G M: 彼女は、周囲の注目に反し、ノーマルなOVだった……ただ、そのあまりにも高すぎる浸食率を除けば!

 G M: 院長「とにかく、持たせるんだ!あの星がいなくなるまで!」



 G M: 新条 梢のケースは極端なものだとしても、世界各地で似たような現状が起こっていた。
 G M: 世界の多くが、この世の終わりを実感していた。

 G M: ――“滅び”が地球に到来するまで、あと14時間。



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クライマックスフェイズ1
※なお、クライマックスフェイズにおける浸食率上昇は一度のみとし、シーンは切り替わるものとして扱う。

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 G M: 侵食率上昇をお願いします。
 礼 羽: #1d10+65 登場
 ダイス: 1d10=(10)=10+65=75
 香 澄: #1d10+63
 ダイス: 1d10=(5)=5+63=68
  光 : #1d10+79
 ダイス: 1d10=(1)=1+79=80
 G M: 確定でいいかな
 香 澄: OKで。
 礼 羽: はーい。変更なんてできない
  光 : OKです。

 G M: タワー・クロスバベル前。
 G M: 君達の他に、多くの人間がそこには集まっていた。例えば、黒巣市のUGNのOV達。例えば、天城美鈴支部長代理。
 G M: 例えば……

 G M: “マスターレイス”千歳「あれ、そういえば七里さんは?」
 G M: 左京「あいつならもう帰ったぞ。『駄目だった時の為に、宇宙に引き籠る準備をしておく』そうだ」
 G M: ヨハン「自由なヤツだなぁ、シモンの奴もどっか行っちまったし……どうした、レリア?」
 G M: レリア「……シモン君の言ってたこと……『星が滅ぶ可能性』……それが、よくわからなくて……」
 G M: ヨハン「まぁ、そうだよなぁ……こう言っちゃなんだけど、父上は強い。強いことはまちがいねぇ……けど」

 G M: ヨハン「リーの奴を含めて考えても――“マスターレイス”数人でかかれば、どうにでもなるぐらいの強さなんだよな……」


 G M: コードウェル博士「……先ほどぶりだな、諸君」

 G M: 彼は、やってきた。光くん。君の認識は、先ほどとは違う……彼がジャーム化していると、断言できる。
 G M: 君達の携えた魔鍵は、虹色の淡い輝きを放っている。最初に受け取った時よりも、少し雰囲気が変わっている……不規則とも言えたそれは、色合いを虹色に規則的に変えている。
 G M: その様子を見て、博士は満足げに頷いた。
 G M: 博士「なるほど……虹色、いや、"Separate Color"とでも呼ぶべきか。無数の色を調和させた輝きこそが、この街には相応しいわけだな」
  光 : 「色々な色、か。ジョークみたいな言葉だ。」
 香 澄: 「でも、確かにこの街……いや、これから目指す世界にはふさわしい色かもね」
  光 : 「これで必要なものは揃ったと思うけど。それでも戦わなくちゃいけないのか?」
 G M: 博士「――それは、君自身もよく判っていることだと思う」
 G M: 博士「今の私は、喜びで満ち溢れているよ……かつての努力が実を結ぼうとしていることに対しての満足感と」
 G M: 博士「――それを破壊することが出来ることへの期待感だ」
 香 澄: 「……やっぱり、どちらもあるんですね」
 G M: 博士「『人とOVの共存』……私が志した理念が実現に至るなら、喜ばしいことだ。だが私には、だからこそ、それを破壊したいという衝動を抑えることはもはやできない」
 礼 羽: 「...完全なる聖人君子なんてのは居ない訳だ。片面しかねーのは、人じゃぁ、ない。ってところか?」
 香 澄: 「つまり、どちらに転んでも望み通り。という事ですね」
 G M: 博士「少々極論ではあるが、否定はしないよ。私の場合は、両立させるために余りにも無茶をしすぎた、というところもあるがね」礼羽の言葉に頷く。声色はかつてとあまり変わってはいないが、雰囲気は決定的に違う。今の彼は、破滅的な衝動に対する喜びを抑えきれていない。
  光 : 「なら。 片方の望みだけかなえる。それが俺たちにできる精いっぱいだ。」 抜刀。
 G M: 博士「それでいい。かつて私の目指したものが、真に正しいものだったとしたら、君達が勝つだろう。そして、唯の私のエゴでしかなかったのだとしたら、私が勝つだろう」
 香 澄: 「ならば、皆が望む結果にしましょうか」
 香 澄: 「……清算すべき"過去"と。託された"未来"と。そのために今(現在)――私"達"は、貴方を超えていく」
 香 澄: 決めてなかった感情を確定しておきます。シナリオロイス:アルフレッド・J・コードウェルに ■感服/脅威を。
 香 澄: ならびにSロイスを彼に指定します。
 G M: そうだね。Sロイスを結ぶならここでお願いする。
  光 : 同じくコードウェル博士をSロイスに指定。
 礼 羽: うーん。うーん。 博士のポジネガを反転 誠意を表に。 Sロイスにも指定
 G M: 了解。

 G M: 博士「リー・ヤーユエ。我が旧き友よ」
 G M: リー「――……ここに」博士の『影』より、無表情の男が現れる。
 G M: それは、博士の【ファイトクラブ】によって生み出された人格。【悪夢の鏡像】として肉体を得た博士の深層。またの名を……【傍らに立つ影】。
 G M: 博士「いこうか」
 G M: リー「はい」

 G M: さて、現状で明らかになっているDロイス、およびEロイスは以下のような感じだ。
 G M: 博士:【傍らに立つ影】【ファイトクラブ】
 G M: リー:【悪夢の鏡像】

 G M: なお、いつも通り、PCと敵の位置関係は5mで全員同一エンゲージとさせていただきます。質問はありますかね?
 礼 羽: 位置については了解です。
  光 : 今のところなし。
 香 澄: 無いっす。
 礼 羽: (なお戦闘中成長の予定(EFの類)です><)



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戦闘開始――ラウンド1!
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 G M: IVの宣言と、セットアップをお願いします。、
 香 澄: IV15。セットアップは無し。
 礼 羽: IV9 セットアップ無
  光 : IV6、セットアップはなしです。
 G M: リー・ヤーユエのIVは19。 博士のIVは……65だ。ナニコレ
 香 澄: 遥か彼方ってレベルじゃねえのが来た。(何
  光 : クララさんより上かもしれん。
*sada_GM topic : IV:博士65>リー19>香澄15>礼羽9>光6   (博士、リー)==5m==(PC)

 G M: IV65(公式データ故許せ):コードウェル博士

 G M: 博士「……そう言えば、こうして人前で能力を見せるのも久々だな。よく知らぬ人間が、何故全盛期の肉体を取り戻したのかと不思議がっていたが」
 G M: マイナー:《生命の黄金律+赫き剣+スーパーランナー》 *sada_GM topic : IV:博士65>リー19>香澄15>礼羽9>光6   (リー)==5m==(PC、博士)
 G M: 博士「単純な話だ。『身体を最適化させる能力が元々あった』に過ぎない。人との共存を決めた時には、人と共に老いてゆくと決めてはいたが、FHについたが故に相応の生き方を選んだに過ぎない」血の細剣を握った博士が、君達に肉薄する。
 G M: メジャー:《爪剣+渇きの主+血の宴》
 G M: 赫き剣はHP10使ってて、爪剣と合わせて攻撃力+28、ドッジDは−1。範囲攻撃。
 G M: #27r7+18
 ダイス: 27r10=(4,4,2,8,2,9,5,6,8,3,10,8,5,8,7,3,1,6,2,6,1,1,7,9,7,3,5)=Critical!!
 ダイス: 10r10=(1,9,4,1,3,8,1,4,4,1)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(10,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(2)=2+30=32+18=50
 G M: 【傍らに立つ影】より《妖精の手》。
 G M: 1r10+40+18
 G M: #1r10+40+18
 ダイス: 1r10=(5)=5+40+18=63
 G M: あ、ちなみに。この《妖精の手》は攻撃にしか使わないことを約束します。
 G M: 範囲攻撃ですので全員リアクションをお願いします。
 香 澄: 初手から飛ばしてくるなぁ。
 礼 羽: 《背徳の理》3Lv 《レネゲイドアブソーブ》1Lvを新規申請
 G M: OK
  光 : 初手から辛い。自分はとりあえずガード。
 礼 羽: でもって、喰らう
 香 澄: あ、じゃ光君カバーしますわ。《炎陣》で70%。
  光 : と、感謝。
 G M: では、ダメージ
 G M: #7d10+28
 ダイス: 7d10=(6+9+9+1+5+3+10)=43+28=71
 香 澄: 一撃で吹っ飛んだので《リザレクト》。
 G M: 装甲無視71。HP回復で《赫き剣》で20回復。
 香 澄: #1d10+70 [リザレクト]
 ダイス: 1d10=(3)=3+70=73
 礼 羽: 《背徳の理/レネゲイドアブソーブ》としつつ、リザレクト
 香 澄: 光の前に飛び出してそのまま斬り裂かれる。
 礼 羽: #1d10+6+80 リザレクト
 ダイス: 1d10=(6)=6+6+80=92
  光 : 「神野さん!」
 G M: 最後に《夜魔の領域》を宣言。未行動になって行動終わり。
 香 澄: 「……このくらい平気。気にしないで」 口元の血を拭う。
 G M: 博士「さて、次が来るぞ」

 G M: IV19:リー・ヤーユエ
 G M: マイナー:《骨の剣》
 G M: メジャー《伸縮腕+爪剣+形無き剣+血の宴+コンセントレイト》
 G M: リー「……私は博士の影」
 G M: エフェクト構成がよく似ている。それもそのはず、彼は【悪夢の鏡像】。アルフレッド・J・コードウェルより枝分かれした存在なれば。
 G M: #11r7+6
 ダイス: 11r10=(3,1,4,3,10,1,3,1,10,8,10)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(9,2,4,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+20=21+6=27
 G M: 《妖精の手》。
 G M: #1r10+30+6
 ダイス: 1r10=(5)=5+30+6=41
 G M: ドッジD−4。で判定お願いします。
 G M: あ、同じく範囲ね
 礼 羽: 「...段々とあいつに似るもの癪だが」《浄玻璃の鏡》を新規取得申請
 G M: OKです
 礼 羽: #13r10+2 《浄玻璃の鏡》で回避
 ダイス: 13r10=(6,10,8,7,6,5,3,1,3,3,1,3,7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+10=11+2=13
 G M: CR10ではなぁ……w
 礼 羽: ま、そんなもんかー
 香 澄: 礼羽君を《炎陣》でカバー。75%。
 礼 羽: 感謝です  侵食+1=93%
  光 : 《リフレックス/電光石火》 84%に
 香 澄: 光に《援護の風/ウインドブレス》。79%。
 香 澄: ダイス+4の達成値+9を。
  光 : 感謝。では。
 香 澄: 今度は礼羽の前に出て、光に向いた刃は風で逸らす。
  光 : #15r7+4+9
 ダイス: 15r10=(10,6,10,10,4,8,3,2,1,9,8,2,3,5,1)=Critical!!
 ダイス: 6r10=(5,8,1,9,3,1)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(7,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+30=35+4+9=48
 G M: お、がんばった
  光 : #1d10+24 バックファイア
 ダイス: 1d10=(2)=2+24=26
 香 澄: おーし。
  光 : と、間違った。2点だから22店までHP減った。
 礼 羽: 軽減いる?
  光 : でもドッジは成功。支援感謝です。
 G M: ええと、カバーした香澄さんのみダメージか
 香 澄: 無しで良いです。HP3しかないから食らった時点で死ぬ。
 礼 羽: ですねぃ
 G M: #5d10+23
 ダイス: 5d10=(4+5+3+8+1)=21+23=44
 香 澄: #1d10+79 [リザレクト]
 ダイス: 1d10=(8)=8+79=87
 香 澄: HP8/45の87%で立つ。
 G M: OK、こっちはこのラウンド行動終了だ。


 G M: IV15:神野 香澄
 G M: 博士「さぁ、見せてくれ。神野香澄よ。UGNよ。世界を護るという意志を」
 香 澄: 「……では、参ります」 オートで[ウェポンケース]効果で妖刀(ウェポンマスタリー)装備。
 香 澄: マイナー:《シャインブレード》。妖刀攻撃力+11。
 香 澄: メジャー:バーニングエッジ <白兵>+《炎の刃/コンセントレイト:SR/炎神の怒り》 侵食率+2+7で94%。
 香 澄: 対象は目の前のコードウェル博士。追加効果は特になし。
  光 : では支援を。《援護の風/ウィンドブレス》 88%
  光 : 7D+15追加を。
 香 澄: 感謝です。では。
 香 澄: #22r7+11-1+15 [支援込み]
 ダイス: 22r10=(5,4,5,1,3,10,3,3,8,8,7,4,10,8,8,1,10,9,9,10,9,10)=Critical!!
 ダイス: 13r10=(2,3,8,6,2,8,8,3,4,1,6,5,2)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(2,9,2)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+30=34+11-1+15=59
 香 澄: 59で。
 G M: おっけ
 G M: 《蛇の動き+リフレックス》
 G M: #28r8+15
 ダイス: 28r10=(4,10,4,10,9,2,2,1,5,8,8,8,1,5,2,7,4,9,3,1,6,9,3,5,3,10,5,4)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(6,4,8,6,4,1,5,9,2)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(2,9)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+40=44+15=59
 G M: 同値回避(真顔)
 香 澄: まさかの。
 香 澄: 光の放った風で勢いを増した"太陽の剣"を一閃――したが、寸差でかわされた感じか。
 香 澄: ともあれHP5/45で終了。
 G M: 博士「……僅かに、足りなかったな。ああ、言っておこう。これが我がエフェクトの全てだ」
 香 澄: 「……ええ。そしてこちらも、まだ全力じゃないこともお分かりのはずですよね」
 G M: 博士「エフェクトによる強化は、研ぎ澄ませば研ぎ澄ますほどレネゲイドに呑まれて行く。故に人としての能力をこそ重んじた。FHに場を変えても、私のそれは変えなかった」
 G M: 博士「能力による進化は、次世代の子らが……我が子供たちがやってくれる……加えて言えば、やはりと言うべきか……こうしてジャーム化しても、浸食率は精々が150%といったところだったな。私の『影』と変わらない」


 G M: IV9:神代 礼羽
 G M: 博士「神代 礼羽。敢えて言わせてもらう――君が産まれたことに意味はなかった」
 G M: 博士「ウロボロスの起源を追い求める行為は、どれだけ突き詰めても、結局は【輪廻の獣】に行きつく外にない。星の癌細胞を産みだす行為に過ぎなかった」
 G M: 博士「だからこそ、更に私は君にこう言う」
 G M: 博士「君が生きている意味を、見せて欲しい」
 礼 羽: 「...それは、つまり。今、此処に居る意味を示してみせろ、と」《暴食の神蛇》3Lvを新規申請
 G M: 博士「そうだ、それが私は見たかった。そして、願わくばこの先の未来を生きて見せて欲しい――もっとも、それは私に打ち克ったらならばの話だが」
 礼 羽: 「...自分にしか出来ない事、ね...」auto:ウェポンケースから高振動ブレードを取り出し
 礼 羽: mia:高振動ブレードを起動『攻撃12/命中-1/ガード2/至近』
 礼 羽: 《暴食の神蛇/原初の赤:罪人の枷/無形の影/重力の手枷/コンセントレイト:ウロボロス》+17=110% (暴食が許可されてたら)
 G M: 暴食の神蛇どこのデータだっけ
 礼 羽: EA125p リアクションにEF使えない
 G M: あ、リアクション不可か
 G M: OK、それを何とかする手はない
 礼 羽: あ。ちょっとまって
 礼 羽: 武器装備してない手で殴る><
 G M: ああw
 礼 羽: 不可じゃないよ。素回避等は可能。
 G M: 素手攻撃力変更エフェクト使ってもいいのよ?
 礼 羽: まぁ、ダメージは色々乗るからきっと、それなりに...ということで、素手で(優斗君だったら合計威力-になるけど、こいつならわんちゃん(ぇ
 礼 羽: 「...とりあえず、ぶん殴る。というのだけは、やっとく」あ、対象は目の前の博士
 礼 羽: #13r7+2 リアクションにEF不可、命中したらラウンド間-32達成値、シーン間-2DP
 ダイス: 13r10=(1,3,1,1,4,4,8,5,9,7,7,6,1)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(7,4,10,4)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(8,7)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(7,9)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(9,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(10)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+60=64+2=66
 G M: ここでぶん回してきたか!素で回避
 G M: #26r10+15
 ダイス: 26r10=(7,1,1,7,5,5,7,2,10,1,9,7,7,7,3,6,5,8,5,8,2,10,10,5,6,8)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(6,9,5)=9+10=19+15=34
 G M: 命中したぞっと
 礼 羽: えーと。【対抗種】【同属殺し】が乗っかって....
 G M: 博士はウロボロスを持ってるから乗るね<同族殺し
 礼 羽: #12d10-5
 ダイス: 12d10=(7+10+8+8+9+2+8+3+7+4+3+1)=70-5=65
 礼 羽: 本当、思いっきり殴ってるなぁ(遠い目
 G M: リー「……!!」《デモンズウェブ》を宣言。
 G M: #6d10
 ダイス: 6d10=(5+2+5+1+6+9)=28
 G M: 28軽減してえーと、37ダメージか
 G M: 結構痛い上、再行動が大分残念なことになりそうだ!
 礼 羽: で、こちらは反動でHP3/27に
 礼 羽: 寧ろ、再行動を実質無くすために頑張った><  優斗君とは違う礼羽君の戦い方(
 G M: 博士「……っ、なるほど……大したものだ」


 G M: IV5:阿見川 光
 G M: 博士「阿見川 光……さぁ、私を見ろ」
  光 : 「正直言って、OVになろうが遺産を持とうが。俺は自分がそこまで大した奴だと思ったことはないけど。」
  光 : 「『だからこそ』ここに呼ばれた。真意はどうあれ、そう思っておくことに決めた」
 G M: 博士「自分がそこまで大した奴だと思ったことはない……か」
 G M: 博士「……私も、私自身をそう思っているよ」
  光 : 「それじゃあ、凡人代表が行かせてもらう!」 マイナー:《リミテッドイモータル》 90%になって、32点までHP回復。
  光 : メジャー:《コンセントレイト/電光石火》  94%になって博士に攻撃。
  光 : #15r7+4
 ダイス: 15r10=(3,9,3,3,10,10,6,4,5,1,3,1,10,7,1)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(9,9,10,7,9)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(8,3,10,8,6)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(4,10,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+40=41+4=45
  光 : 白兵の45
 G M: さっきと同じリアクションだが、随分と弱体化されている……!
 G M: #26r8+15-32
 ダイス: 26r10=(9,2,7,8,10,3,1,1,8,7,4,2,9,9,3,8,1,8,8,9,6,7,10,7,5,4)=Critical!!
 ダイス: 11r10=(1,9,9,7,7,7,7,6,9,5,7)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(3,8,5)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+30=35+15-32=18
 G M: 弱体化されてなかったら47で避けてた……!
 香 澄: うちがGMだったら「-32ぃぃぃぃぃぃ!」とか叫んでた(何
  光 : #5d10+15 計算どおり。
 ダイス: 5d10=(9+6+2+8+2)=27+15=42
  光 : 42点、装甲は有効。
  光 : #1d10-32 そしてバックファイア
 ダイス: 1d10=(5)=5-32=-27
  光 : 5点。
 礼 羽: 礼羽君、仕事した(><w
 G M: 装甲はない、が、結構だいぶ痛い……!


 G M: IV0:博士
 G M: さっきと同じコンボだな。(コンセントレイト宣言忘れはさておき)
 G M: 《爪剣+渇きの主+血の宴+コンセントレイト》。全くばらけてないからそのまま範囲攻撃だ。
 G M: #25r7+18-32
 ダイス: 25r10=(3,10,10,8,2,7,8,10,3,2,2,3,3,7,4,5,4,7,2,5,4,5,7,7,5)=Critical!!
 ダイス: 10r10=(10,3,1,2,8,1,6,10,3,3)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(7,4,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+30=35+18-32=21
 G M: よ、《妖精の手》!
 G M: #1r10+40+18-32
 ダイス: 1r10=(9)=9+40+18-32=35
 G M: 達成値35。命中したら20回復やで。
 礼 羽: 《リアクション:ウロボロス》2Lv新規申請をば
 G M: リフレックスか、了解
 礼 羽: 《浄玻璃の鏡/リアクション》+3=113%
  光 : 《リフレックス/電光石火》 ワンチャン狙える数字
 香 澄: ここは《炎神の怒り/リフレックス:SR》。HP2/45の99%。
 礼 羽: #16r7+2
 ダイス: 16r10=(10,4,3,5,9,3,6,5,9,8,7,3,5,6,8,6)=Critical!!
 ダイス: 6r10=(3,1,6,1,7,3)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(2)=2+40=42+2=44
 香 澄: #13r7+15
 ダイス: 13r10=(10,3,3,7,1,8,6,2,8,7,9,10,9)=Critical!!
 ダイス: 8r10=(10,1,3,8,2,6,10,5)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(6,8,8)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(3,4)=4+30=34+15=49
 礼 羽: 回避できた
  光 : #15r7+4
 ダイス: 15r10=(8,5,7,9,9,7,5,9,3,2,7,6,10,10,1)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(1,5,10,8,4,2,6,5,5)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(6,9)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+30=35+4=39
 香 澄: 避けた。
 G M: おー、全員回避しおった
  光 : #1d10-27
 ダイス: 1d10=(2)=2-27=-25
  光 : 98%、HP25点で回避。
 G M: 博士「……大したものだ。本当に大したものだ」

 G M: クリンナップ、あるかな、こっちゃないよ
  光 : なしです。
 礼 羽: こっちはありません。博士の-32達成値が消える位かな
 香 澄: 《フェニックスの翼》。103%のHP12/45。



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ラウンド2
==============================





 G M: セットアップ……
  光 : なし!
 礼 羽: ありません
 G M: …………
 香 澄: 《ミラーイメージ》。107%のラウンド中ドッジCr-1、代わりに攻撃力-5。
  光 : そして最初のイニシアチブで《スピードフォース》!
 G M: すまない、まだ、こっちのセットアップがある
  光 : と。
 G M: 博士「ようやく、レネゲイドの声が馴染んできた」
 G M: 博士「ところで、衝動とは結局なぜ起こるのか、判るか?分析は出来ていたが、今、ようやく実感できた」
 G M: 博士「レネゲイドはな、既に……いや、常に、我々との意思疎通を求めている……我々に声を投げかけているのだ」
 G M: 博士「その声を、我々はどう受け取るか……大きく、12のパターンに分けられる」
 G M: 博士「我々は、その12をこう呼ぶ――解放、吸血、飢餓、殺戮、破壊、加虐、嫌悪、闘争、妄想、自傷、恐怖、憎悪」
  光 : 「衝動……」
 G M: 博士「レネゲイドにとっては唯の挨拶が、質問が、同意が、共感が、我々にとっては致命的な衝動に聞こえてしまう……それが、浸食率が高まり同調が増すごとに狂い、レネゲイドの声を受け入れ、ジャーム化に至る理由だ!」
 G M: 博士「故に私は解決を――レネゲイドとの共存を願ったのだ!このような……このような悲しき事象を何とかするために!」

 G M: 博士「このような!」

 G M: 【システムダウン:オート】!
 G M: #26r10+20
 ダイス: 26r10=(4,9,10,7,7,10,9,7,8,9,1,1,8,9,10,4,6,6,4,8,3,9,7,7,7,4)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(8,10,6)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(3)=3+20=23+20=43
 G M: 〈意志〉で43出せ!でなければこのラウンドはオートアクションは使えない!
  光 : #4r10+4 一つ一つの達成値がひでえ
 ダイス: 4r10=(10,3,8,8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=8+10=18+4=22
  光 : そこそこ回ったが失敗。
 香 澄: #8r10+6+1 [意志:思い出の一品込み]
 ダイス: 8r10=(4,2,5,9,6,5,6,3)=9+6+1=16
 礼 羽: #8r10+5 意志
 ダイス: 8r10=(6,1,6,3,10,3,9,8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(2)=2+10=12+5=17
 香 澄: ダメだ。
 G M: さて、長々と語ったがセットアップは終わりだ。
 G M: ええと、《スピードフォース》だって?
  光 : では改めて《スピードフォース》で割り込み行動
 G M: OK


 G M: スピードフォース:光
  光 : マイナーで《ライトスピード》 メジャーアクションで2回行動する。
 G M: うお、一気にいったな
  光 : 1回目:《コンセントレイト/電光石火/疾風迅雷》  組み合わせた攻撃へのリアクションでドッジ不可。
 G M: OK、弾く手段はない
  光 : そしてダメージが入ったら、鬼斬りの古太刀の効果で《システムダウン》が解除される。
  光 : #16r7+4 では参る
 ダイス: 16r10=(1,10,3,7,1,3,1,6,7,8,1,2,5,8,3,6)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(9,3,2,5,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+20=25+4=29
  光 : 29だがドッジ不可。
 G M: リアクション不可じゃなかったらどうにでもなる達成値ぃぃぃw
 G M: ダメージきなさい
  光 : #3d10+15
 ダイス: 3d10=(9+9+7)=25+15=40
  光 : 装甲有功の40点。
 G M: ラウンドを跨いだ。忘れかけられてるヤーユエの《デモンズウェブ》が使えるぞ
 G M: #6d10
 ダイス: 6d10=(2+10+3+5+3+3)=26
 G M: 14、通った……
 G M: ……
 G M: 博士「は、はは……どういうことだろうなぁ、これは」総ダメージ、93……そして
 G M: 博士「大概の場合、ジャーム化すればもう少し、生命力が活性化されるものなのだがな……」《生命増強》を……彼は、所持していない。
 G M: 彼のHPは……85のままだ。
 G M: アルフレッド・J・コードウェルは倒れ伏す。エグザイルの生命力か彼の意思力か、意識は保っているが[戦闘不能]だ。
 G M: リー・ヤーユエ「――……博士」一言声を上げはしたが、戦意は失っていない。
 G M: 博士「見事……後は、奴だ……私の憎悪が生んだ影を、討ち滅ぼしてみよ……」戦闘は続行となります。


 G M: 《ライトスピード》の追加行動をどうぞ。
  光 : 「そうさせてもらう!」 2回目:《コンセントレイト/電光石火/一閃》 リー・ヤーユエのエンゲージへ移動しつつ攻撃
 香 澄: 《援護の風/ウィンドブレス/ヘヴンアイズ》! 侵食率115%、ダイス+5の達成値+19!
 香 澄: [システムダウン]消えたはずだから使えますよね?
 G M: あ、OKです。
 香 澄: あ、あとHP-5で7/45です。
  光 : #21r7+4+19 支援感謝。
 ダイス: 21r10=(8,8,3,3,1,4,10,1,5,10,7,8,3,4,10,8,8,3,3,10,2)=Critical!!
 ダイス: 10r10=(8,5,2,6,2,3,9,6,5,6)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(4,1)=4+20=24+4+19=47
  光 : 白兵の47 今度はドッジ可能
 G M: ガード。
 G M: ダメージください。
  光 : #5d10+15 こっちはガード型か
 ダイス: 5d10=(1+9+4+10+6)=30+15=45
  光 : 45点、装甲ガード有効。
 G M: 《隆起する大地》。
 G M: #1d10+15
 ダイス: 1d10=(1)=1+15=16
 G M: 23抜けたな
  光 : #2d10-25 そしてバックファイア
 ダイス: 2d10=(4+3)=7-25=-18
  光 : 120%のHP18点になって。 以上で行動終了
 G M: リー「……っ!」打撃をうける、が、致命打ではない。


 G M: IV19:リー・ヤーユエ
 G M: 彼はなおも破壊の為に研がれた爪を振るう。
 G M: 《渇きの主+伸縮腕+異形の祭典+爪剣+形なき剣》。全員対象。
 G M: #11r7+6
 ダイス: 11r10=(3,10,8,2,5,10,5,1,2,5,6)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(5,10,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(9)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(2)=2+30=32+6=38
 G M: なーんか避けられそうな達成値してやがる
 G M: あ、でもドッジD-4個な
 香 澄: 《炎神の怒り/リフレックス:SR》。HP4/45の119%。
 礼 羽: 《浄玻璃の鏡/リフレ》+3=116%  4DPは痛いのぅ
 香 澄: #13r6+15 [ミラーイメージ込み]
 ダイス: 13r10=(4,9,3,10,1,6,5,8,6,5,6,7,9)=Critical!!
 ダイス: 8r10=(8,9,1,10,9,4,5,9)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(6,1,1,10,10)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(6,9,4)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(9,3)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+50=51+15=66
 香 澄: 避けた。
 礼 羽: #12r7+2
 ダイス: 12r10=(3,3,8,6,3,4,10,6,7,6,1,2)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(4,1,5)=5+10=15+2=17
 礼 羽: 此奴は喰らった
  光 : 《リフレックス/電光石火》  124% じわじわ上がってくる
  光 : #12r7+4
 ダイス: 12r10=(5,4,4,8,8,6,1,9,2,9,3,8)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(6,4,4,9,8)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(3,7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(9)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+40=45+4=49
 香 澄: 頑張った。
  光 : #1d10-18 成功だがバックファイア
 ダイス: 1d10=(3)=3-18=-15
 G M: OK、礼羽くんだけな。
 礼 羽: 「...馴れない事はするもんじゃない...か」かもーん(ちんまい値であればいいなぁ
 G M: #4d10+23
 ダイス: 4d10=(3+10+8+6)=27+23=50
 G M: 50点装甲無視。リーさんは20回復
 礼 羽: それはどうしようもない。 初期の素になった誰か をタイタス昇華して復活
 G M: OK。
 礼 羽: 徐々に優斗君への柵が薄くなっていく、的な何か。になればいいかなぁ


 G M: IV15:香澄さん
 香 澄: 「……大丈夫?」 礼羽君に声をかけつつ剣を構えなおす。
 礼 羽: 「どこぞの実験環境よりかは、な」気概は衰えてませんね
 香 澄: 返ってきた返答に頷いて。大きく剣を振りかぶる。
 香 澄: マイナー:無し
 香 澄: メジャー:フラッシュハーケン <白兵>+《炎の刃/コンセントレイト:SR/炎神の怒り》+《吠え猛る爪》+《フレイムタン》
 香 澄: 対象:リー(単体/視界)、装甲無視、HP-3の1/45。
 G M: ギリギリやな。きたまえ
 香 澄: #17r7+11-1
 ダイス: 17r10=(6,9,7,3,5,7,2,8,10,10,1,2,10,2,4,9,7)=Critical!!
 ダイス: 9r10=(3,5,4,3,2,5,10,4,2)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(5)=5+20=25+11-1=35
 香 澄: 35。
 G M: 伸びてないな。ともあれガードだ
 香 澄: んじゃダメージ。
 香 澄: #4d10+25+12-5 [ウェポンマスタリー/シャインブレード/ミラーイメージ込み]
 ダイス: 4d10=(2+10+2+9)=23+25+12-5=55
 香 澄: 55点装甲無視。大きく振り下ろすと同時、鎌状の光がリーに向かって回転しながら飛んでいく。
 G M: そこそこしっかり痛かった
 G M: リー「……っ……ぐ……」こいつに戦意喪失などと言う言葉はない。


 G M: IV9:礼羽くん
 礼 羽: もう、枷の必要はないのよなぁ(ぁ
 G M: なんだよね(ぁ
  光 : ガード型っぽいしね。
 礼 羽: 単に力押しでいくか。。。
 礼 羽: mia:移動してエンゲージ
 礼 羽: MJ:《無形の影/重力の手枷/巨人の斧/コンセントレイト:ウロボロス》+13=129% で、今度こそちゃんと刃で殴る(まて刃の意味
 礼 羽: #14r7+7 命中時シーン間2PD
 ダイス: 14r10=(7,6,1,1,4,9,9,9,9,3,8,7,5,9)=Critical!!
 ダイス: 8r10=(4,7,4,2,6,1,8,1)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(8,3)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+50=56+7=63
 礼 羽: 攻撃時は回るなぁ(
 G M: 《デモンズウェブ》も《隆起する大地》も品切れだからなぁ……そのままガードと言うほかない。ダメージどうぞ
 礼 羽: 対抗種と同属殺しあるが、発動するのは対抗たけかの バロさんも持ってないだろうし
 G M: あ、こいつはエグザイル/ブラム=ストーカ:オルクスだから、同族殺しは効かないぞ、と
 礼 羽: うにー
 礼 羽: #10d10+12+12 装甲有効
 ダイス: 10d10=(1+2+4+8+10+9+3+4+1+5)=47+12+12=71
 礼 羽: 71点装甲有効の斬属性
 G M: えーと(計算)
 礼 羽: で。こいつは HP8/27 と
 G M: リー「がっ……」その一撃を受け、倒れ伏す。[戦闘不能]だ。
 G M: 博士「……見事」
 G M: 戦闘終了……それと同時に、魔鍵の輝きが少しずつ強まっていく。
 G M: 博士「……完成したか。見よ、あれが、この黒巣市の記憶の全てを宿した魔鍵――」

 G M: 博士「――……?」博士の顔が、困惑に染まった。その理由は、君達も判った。
 G M: 虹色の輝きが、突如漆黒のそれに変わったのだ。

 G M: リー・ヤーユエ「――……」
 G M: ――【再活性】。

 G M: 博士「リー・ヤーユエ?……お前、何だその姿は……いや――」
 G M: 「……その白い仮面は……」



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クライマックスフェイズ2
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 G M: 侵食率上昇は省略。

 G M: そのジャームは、白い仮面を被り、この星で最も凶悪な獣――人の姿をしていた。
 G M: 美鈴「あれは……あの姿は……【輪廻の獣】……!?」
 香 澄: 「……これか。シモン君の言ってた"可能性"」
  光 : 「全てを正しく予想することは不可能。本当に言った通りだった」
 G M: 姫凪「何でまた、こんな唐突に――あ、いや……」


 G M:     *    *    *
 G M: 異界月の黒巣市。
 G M: コードウェル博士「……ふむ、諸君らも間に合ったようだな」ぼろをまとった男を抱きかかえながら、君達を振り返る。
 G M: コードウェル博士「――モルブス。我が右腕たる【輪廻の獣】よ。今まで、よく働いてくれた。休むと良い」
 G M: モルブス「……すべては、博士の御心のままに……博士の、お役に立てたのなら……」インフィニティコードを主導した感染者は、『儀式の阻止』という最後の役割を終え、眠りについた。
 G M:     *    *    *


 G M: 姫凪「あの時か!!」
 G M: 博士「は、はは、ははははははははは!そういうことか!私の憎悪は、全てを今この瞬間に賭けていたか!」
 G M: 美鈴「【輪廻の獣】はまずい!アレは星の癌細胞……ガイアの遺した遺跡を喰らうことができる存在です!」

 G M: さて、ルール的な話をしましょう。
 香 澄: へい。
 G M: Dロイス【輪廻の獣】は、ウロボロスにしか取得できないDロイスです。何故なら、ウロボロスを持たない存在が輪廻の獣を宿すと、無差別に破壊を振りまく存在になるからです。
 G M: また、死ぬとその場にみずからの分身を残し、別の人間に憑りついて新たな獣を宿します。これらの現象を、3つのEロイスで表現します。

 G M: 【破壊神顕現】。
 G M: 【悪意の伝染】。
 G M: 【不滅の妄執】。

 G M: 【輪廻の獣】を中心として、影の姿のジャームがあふれ出す。それは、これまでこの黒巣市で倒してきたジャームの姿をしている。
 G M: 霧人「うげぇ!これ、“頭蓋書庫”の時と同じ現象だ!ざっきー先生じゃなくてこの土地の記憶を基にジャームを肉付けして大量生産してやがる!」
 G M: 美鈴「魔鍵から記憶を吸いだしたというの……!?クロスバベルに到達させてはいけません!賢者の石が取り込まれたらすべてが終わります!」
 G M: 対応するように、クロスバベルが門を閉ざす。
 G M: ここまでが【破壊神顕現】【悪意の伝染】の演出ですね。今、周囲のOVは、“マスターレイス”を含め、影のジャームの迎撃に追われています。

 G M:    *    *   *
 G M: タワー・クロスバベル内部。
 G M: 優斗「言われた通りに封鎖したけど……これ、どうなんの?」(==;
 G M: シモン「僕に見えたのはクロスタワーが陥落する未来だ……まさか、【輪廻の獣】とはね」
 G M: 部下A「……幻視の黒巣市において、【輪廻の獣】によって【輪廻の獣】を喰らう現象を見たことはありますが」
 G M: けやき「【輪廻の獣】全員塔の中じゃないっすか!?こっから門開けるんすか!?」
 G M: 湖月「無理無理無理、どう考えても陥落の方が早い!」
 G M:    *    *    *

 G M: 博士「は、は、は……」何がおかしいのか、博士は笑い続けている。
 G M: 周囲は地獄絵図だ。輪廻の獣もまた、君達に狙いを定めようとしている。
  光 : 「笑うしかないのはわかるが……すげえ腹立つな」
 G M: 博士「――【輪廻の獣】の伝播を絶やす手段が……まだ、ここに残ってる」
 香 澄: 「…………方法は」
 G M: 博士「【輪廻の獣】はウロボロスの祖であり、同時に、ウロボロスは【輪廻の獣】の抗体だ」
 G M: 博士「【輪廻の獣】を取り込むことができ、尚且つ、レネゲイドウィルスを灼ける存在……ウロボロスの、対抗種」
 香 澄: 「…………」 無言で礼羽の方を見た。
 礼 羽: 「...」説明からのこっち注目でちょっとたじっ
  光 : 「予測……してたのか?」
 G M: 博士「【輪廻の獣】は、【輪廻の獣】で殺せる……こんな、こんな可能性があったとは……予想してなかったからこそ、笑っているのだ……!」
 G M: 博士「私が導けるのはここまでだ!後は君達が、君達の道を進むといい!それが私の憎悪を斬り裂けるとしたら、最早それもよし!」

 G M: 博士「如何な結末が待っているとしても、どの道ここがドラゴンの迷路の終わりだ!さぁ、往くがい――」
 G M: 影の一撃が、博士の身体を吹き飛ばす。その最期まで、彼は笑っていた。
 香 澄: 呆然とするも、それは少しの間だけ。博士の消えた跡に黙祷を捧げ。

 G M: 輪廻の獣「……」仮面を被った、コードウェル博士に似た姿の男は、君達を見据えた。
 G M: 【不滅の妄執】により、輪廻の獣が死亡した場合、シーンから退場して復活し、【破壊神顕現】が解除されません。
 G M: ただし、この【不滅の妄執】は、神代 礼羽の攻撃で1点でもダメージを与えられた場合、解除されます。
 香 澄: 「……方法は分かった。なら、後はやるだけね」 大きく息を吸って。リー・ヤーユエ――【輪廻の獣】に向き直る。
  光 : 「結局最後はいつもシンプルか。嫌いじゃないけどさ」 リー・ヤーユエに、□同情/■脅威でロイス取得。
 G M: ヨハン「よくわからないが、手段があるんだな!こっちゃ抑える!後頼んだわ!」
 香 澄: 同じくリー・ヤーユエに□感服/■脅威でロイスを取得。あと礼羽君に■連帯感/不安で。これで7つフル。
 G M: 美鈴「皆さん、お願いします!これが……これが最後です!」
 礼 羽: 「...これが在る意味というなら、皮肉じゃないかな、博士...」  同じくリーに、□有為/■脅威をば
 G M: だからこそ、笑っていたのだろう。
 礼 羽: 「が、自分にしか出来ないというのは、こういうことか」多分、責任というプレッシャーが来てるんだろうな><

 G M: これが、最後の落とし穴。避けるか嵌るかは、この一戦の結果次第……



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戦闘開始――ラウンド1!
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 G M: さて、輪廻の獣だが、【再活性】の際に【悪夢の鏡像】を【変異する悪夢】で変換させている。その能力は、かなり改変されている。
 G M: 具体的には、能力と技能はコードウェル博士と同じものになっている。
  光 : 一番高い部分がー!?
 G M: 同時に、浸食率は150%をキープしている。【再活性】によってHPは浸食率と同値(天井は最大HP)まで回復してるので、どんだけ高くても現在150だ。
 G M: 【再活性】は既に使われている扱いだ。全てのエフェクトのレベルは+3されており、[戦闘不能]になった際に[死亡]する……【不滅の妄執】さえなければ、だが。
 G M: 以上、何か質問はあるかな
 香 澄: 無いっす。 *sada_GM topic : IV:輪廻の獣65>香澄15>礼羽9>光6   (輪廻の獣)==5m==(PC)
  光 : ありません。
 香 澄: あ、セットアップはまた《ミラーイメージ》。123%。ラウンド中ドッジCr-1、攻撃力-5。
 G M: ああ、セットアップこちらはない。
  光 : こちらもセットアップなし。
 礼 羽: ありません

 G M: IV65:輪廻の獣
 G M: あ、言い忘れてました。奴は[暴走]しています。そして、それを解除する気はありません。
 G M: 輪廻の獣「――」奴自身の攻撃は、今までと大きくは変わらない。
 G M: マイナー:《骨の剣》
 G M: メジャー:《渇きの主+伸縮腕+爪剣+形無き剣+血の宴》
 G M: #23r7+18
 ダイス: 23r10=(2,3,2,6,9,8,7,1,5,10,5,4,2,1,1,6,2,5,1,8,10,10,6)=Critical!!
 ダイス: 7r10=(6,9,1,3,6,8,1)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(5,3)=5+20=25+18=43
 G M: 回らん時は回らないなぁ!?
  光 : DPは変わらず?
 香 澄: 《炎陣》。125%にて礼羽君をカバー。
 G M: あ、そうだ、忘れてたごめん
 G M: 形無き剣もレベルアップしてる。DP7
  光 : 《リフレックス/電光石火》でドッジ 自分の《援護の風/ウィンドブレス》も判定に乗せる。
  光 : #17r7+4+16 132%まで上がるが
 ダイス: 17r10=(8,6,7,3,6,6,2,6,9,5,1,10,6,10,2,1,3)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(8,7,5,1,9)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(4,9,7)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(8,10)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(8,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(4)=4+60=64+4+16=84
  光 : ドッジ成功 #1d10-15
 ダイス: 1d10=(9)=9-15=-6
  光 : バックファイアでHP6点に。
 香 澄: おー。
 G M: ダメージは香澄さんだけか……
 G M: #5d10+32
 ダイス: 5d10=(4+1+9+4+5)=23+32=55
 G M: 装甲無視55ダメージ。そしてHP20回復
 G M: じゃない、32回復だ。
 G M: (あ、最大HPが非開示情報なので、どんだけ回復したかは内緒な)
 香 澄: 初期ロイスの「黒マントの男」を切る。HP20/45で復活。
 G M: さようなら謎の男!
 香 澄: 結局明かされることは無かったけど仕方ないね!(何

 G M: あ、《夜魔の領域》。こいつもさっきと同じことしてくる奴です
 G M: で
 G M: IV15:香澄さん
 香 澄: 待った。その前のイニシアチブで《コンダクト》。礼羽君を先に動かす。
 香 澄: 侵食率は135%へ。
 香 澄: 血を吐きながらも、光と風で攻撃への最短ルートを指し示す。
 G M: では、行動をどうぞ
 礼 羽: あいさ。
 礼 羽: auto:剣をぽい mia:移動して獣にエンゲージ
 礼 羽: MJ:《暴食の神蛇/原初の赤:罪人の枷/無形の影/重力の手枷/巨人の斧/コンセントレイト:ウロボロス》+17=146%
 礼 羽: 「期待されるというのは、重たい...が」
 礼 羽: #14r7+7 博士に行った様な、顔面(仮面)目掛けて、殴る
 ダイス: 14r10=(6,7,3,5,7,5,3,8,10,1,6,7,1,2)=Critical!!
 ダイス: 5r10=(9,3,9,2,10)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(8,1,9)=Critical!!
 ダイス: 2r10=(7,4)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(1)=1+40=41+7=48
 G M: うん、タイミングが悪かったのかスルーされたけどもう一度言います。
 G M: こいつは[暴走]しています
 礼 羽: autoもかなって思って一応色々乗せたのです(
 G M: ダメージをください
 礼 羽: 相手リアクションにEF使用不能、EF装甲無視、当たれば達成-32、シーン間2DP  でもって
 礼 羽: #8d10+12-5 物理装甲有効
 ダイス: 8d10=(4+8+6+1+5+9+2+8)=43+12-5=50
 G M: 装甲はないが、こいつの大本はリー・ヤーユエだ。つまり、《デモンズウェブ》がある。
 礼 羽: 50点 あ、対抗種込みです
 G M: 更にこいつは《異形の加護》を使う。これは[暴走]中はダメージ軽減エフェクトの効果に+3Dする効果だ。
 礼 羽: んー
 礼 羽: よし。新規取得よろしきや
 G M: お、やるか
 礼 羽: 優斗君ばりの(何) 《レネゲイドディゾルバー》を1Lv新規取得申請
 G M: おう、おう……!
 G M: 《デモンズウェブ》を打ち消されたら、《異形の加護》も意味をなさない……!
 礼 羽: うむ。癌に対する対抗種らしく(
 G M: てなわけで、そんな感じの打ち消しでおk?それとも《異形の加護》にしてくれる?してくれない?(><;
 礼 羽: デモンズウェブですね><w
 G M: わーん、12d軽減がー
 香 澄: ……《デモンズウェブ》って、80%制限じゃなかったっけ。
 礼 羽: 80%かそれだと消せない
 G M: ヤーユエのオプショナルはオルクスだ。
 G M: あっw
 G M: なるほどそっちがあったか
 G M: どないする?取り下げてもいいし、ほんとに《異形の加護》の方を打ち消してもいい
 礼 羽: だとすると、加護の制限-じゃないと思うので取り下げで。
 G M: や
 G M: 異形の加護は制限-やで。あれはエグザイルの通常エフェクトだ
 G M: (レネゲイドウォー参照
 礼 羽: あぁ、ウォーか。そっちまで見えてない。が、−ならそっち消します
 G M: おっけ、9dでいくら出るかの勝負だ
 G M: #9d10
 ダイス: 9d10=(3+6+6+8+2+3+10+2+10)=50
 G M: ……ぴたり、だと……
 礼 羽: んー
 礼 羽: 「...くっそ.....っ...これだけ期待されてて、この様(ざま)で終わらせられるか」  新規取得申請 《裏切りの真名》
 礼 羽: なお。メインプロセスとしてはこれ以上何もできないので終わりです
 G M: ほい。
 G M: で、イニシアチブですが。
 礼 羽: 「せめて、傷一つ....」《裏切りの真名》を使用します
 G M: OK、ダメージをどうぞ
 礼 羽: #3d10+15 150%だったのでそれ補正済
 ダイス: 3d10=(7+1+3)=11+15=26
 礼 羽: 26点のHPダメージ
 G M: ……通ります。そして、《不滅の妄執》の解除条件が果たされました。
 礼 羽: 「...どうだ、ちゃんと道は繋げた、ぞ」
 G M: 輪廻の獣「――!??!?!?!?」自らを妬くレネゲイドの存在に、大きく仰け反り、動きを止める。
 礼 羽: #4d10+152
 ダイス: 4d10=(3+8+8+4)=23+152=175
 礼 羽: でけぇよ><
 香 澄: 上がったなぁ……。
 G M: ひええ><
  光 : もう動かすわけにはいかん。

 G M: 改めて、IV15:香澄さん
 礼 羽: あぁ、達成-32と2DPは当たればいいので、影響下です(獣
 G M: mjd
 香 澄: 「ありがとう。……ここまで頑張ってもらったなら、私も意地見せないとね」
 香 澄: ■"プロミネンスバースト" 《シャインブレード》→<白兵>+《炎の刃/コンセントレイト:SR/炎神の怒り》+《吠え猛る爪》
 香 澄: +《神速の鼓動/ファイナルフラッシュ》+《フラットシフト》+[インフィニティコロナ]
 G M: フラットシフト様は本当にご無体な御方
 香 澄: 対象:"輪廻の獣" 侵食率は《シャインブレード》の+2のみで137%。装甲無視、リアクションCr+1(暴走で意味ないけど)
 G M: 達成値からダメージまで、きなさい!
 香 澄: HP-3で17/45。さらに《援護の風/ウィンドブレス》。ダイス+5、達成値+9!
 香 澄: #23r7+11-1+9
 ダイス: 23r10=(8,10,6,8,5,3,10,8,1,6,5,1,8,3,2,1,2,3,1,6,5,6,1)=Critical!!
 ダイス: 6r10=(5,10,10,7,2,3)=Critical!!
 ダイス: 3r10=(3,4,7)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(8)=Critical!!
 ダイス: 1r10=(6)=6+50=56+11-1+9=75
 香 澄: 達成値75!
 G M: ダメージ、きなさい!
 香 澄: #8d10+79 [ダメージ]
 ダイス: 8d10=(4+6+5+5+9+5+2+8)=44+79=123
 香 澄: 123点装甲無視。
 香 澄: フェンス状の光が輪廻の獣を取り囲み、彼女の姿が消え――現れたと同時、光が砕けて無数の閃光が走る!
 G M: えーと、さっきの裏切りの真名が26だったから……
 香 澄: あ、侵食率はさらに+4で、141%。
 G M: こ、これは……《隆起する大地》+《異形の加護》!
 香 澄: ……押し込み時だな。《ゴッドウィンド》! 《隆起する大地》を消して151%!
 G M: そんなものがあったのか……!?
 香 澄: 実は持ってました(何>《ゴッドウィンド》
 G M: ……
 G M: 《不死不滅》!
 G M: HP60で回復!
 香 澄: 「……言ったでしょう。私"達"は貴方を超えていくって」 行動終了。
 G M: オルクスの能力で壁を作ろうとするが吹き飛ばされる!基礎HPは85、リー・ヤーユエの《生命増強》は60……145が……ギリギリ……足りた!

 G M: IV6:光くん
  光 : 「俺は二人ほど器用じゃないから。ひたすら斬るくらいしかできない!」 マイナーは《リミテッドイモータル》 134%で18点までHP回復。
  光 : メジャーは《コンセントレイト/電光石火/マシラのごとく/一閃》で、移動して斬る!
 G M: もうダメージ軽減エフェクトもない。達成値を出して、ダメージを算出するといい。
  光 : #12r7+4 まず達成値
 ダイス: 12r10=(6,8,7,3,8,4,1,10,2,3,5,2)=Critical!!
 ダイス: 4r10=(6,4,4,2)=6+10=16+4=20
  光 : いや、今はこれでいい。ダメージ出します。
  光 : #3d10+60+15
 ダイス: 3d10=(10+10+6)=26+60+15=101
  光 : 装甲ガード有功の101点。
  光 : #1d10-18 後バックファイア
 ダイス: 1d10=(7)=7-18=-11
  光 : 見えない速さで、力尽きるまで切り続ける。
 G M: OK……それが決着だ。

 G M: 輪廻の獣「――」その獣……アルフレッド・J・コードウェルの妄執は、鬼断ちの古刀によって、切り刻まれる。
 G M: ゆっくりと倒れ伏していくが、そのさなかにはもう、ボロボロの影になり、霧散していく。それと同時に、クロスバベルを取り囲んでいたジャームの影も消えていく。
 G M: ――戦闘終了です。

 G M: 美鈴「……終わったのですね」
 G M: “マスターレイス”久本 千歳「ううん、最後の仕上げがある」いつの間にやら魔鍵を握っていた千歳が、霧散していく影の中心へと駆け寄る
 G M: 千歳「これもまた、黒巣市の記憶だから……そして、これで、最後」そして、影を魔鍵に取り込んでいく……やがて、魔鍵は、再び輝きを取り戻す。

 G M: 千歳「……UGNとFHをはじめとする色々な人たちが戦い、生きてきた場所。そして、UGNとFHが協調することによって完成した魔鍵。これの作成を提唱したコードウェル博士の理念にあやかって、この名前をつけたいと思ってる」
 G M: 千歳「『ガーディアンズの魔鍵』と」

 香 澄: 「……うん、良い名前だと思う」 頷く。
 香 澄: 「それじゃ、最後の仕事……で良いのかしら。"魔鍵"は作っただけじゃダメよね?」
 礼 羽: 「...此れ(塔)に使って初めて意味成すらしいからな」」
 G M: 美鈴「はい。タワー・クロスバベルの最上階。レネゲイドクリスタルの元に、それを差し込むための設備があります」
  光 : 「時間もあんまり余裕あるわけじゃないし、後はさくっとお任せする感じで。」
 香 澄: GM、ここで途中成長を申請します《リプレッション》2レベルを。
 G M: おっけ
 香 澄: で、礼羽君に使用して侵食率を10点分引き下げます。こちらは161%に。
 礼 羽: 助かります。175>165 に。
 香 澄: 「じゃあ、行きましょうか。本当の決着を見届けに」 光と、礼羽の肩を軽くたたいて。
 香 澄: 礼羽に触れた時、ついでにRVをほんの少し吸い取っていく。触れた手の痛みはあえて無視した。

 G M: では、君達は、最後の“マスターレイス”らと共に、最後の鍵を携えて塔を登り始めた。



 G M:      *     *     *

 G M: 混乱を前に最初に立ち上がった、誇り高きギルドの主従がいた。
 G M: 最後のSoGを名乗る、運命を超えた少女と、その友人たちがいた。
 G M: 八州の約束を果たし、友と再会したストレンジャーズの少女がいた。
 G M: 身に宿す雷神と共に戦い続けた鴻央会の若頭と、その恋人がいた。
 G M: 力なき身で相方と共に生き延びたティンダロスの若者がいた。
 G M: 全てが終わった後の友人らとの再会を待ち望むテンペストの兄妹がいた。
 G M: 何者を相手にしても人々を護り続けた、特調の女刑事がいた。
 G M: 夢の中で、これより現実となる夢を見続けていた宇宙友愛協会の女がいた。
 G M: 最後は協調し、二分された魂を繋ぎとめた神城の企業戦士たちがいた。
 G M: ……UGNとFH、二つの組織のオーヴァードたちが居た。

 G M: ――10のエンブレム、ただ一つの目的地。

 G M: 差し込まれた10の鍵から伝えられた記憶は、賢者の石に送り込まれ……【滅び】と名付けられた結晶に光を送り届けた。


 G M:      *     *     *

 G M: □□□□□『$B$*$*!"7/C#$N@<$,J9$3$($?$>(B』……やがて、君達の元に、声らしきものが聞こえてきた。
 G M: □□□□□『縺薙s縺ォ縺。縺ッ縲√?縲√%繧後〒縺?>縺ョ縺具シ』
 G M: レネゲイド『……これ、か。この言葉ならば、伝わるのか?』それはやがて、無機質ながら、言語と言えるものになっていった。
 香 澄: 本当に伝わるようになった驚きを押さえつつも、黙って見守る。
 G M: 美鈴「……はい。レネゲイドよ、我々は貴方がたとの対話を望んでいます」
 G M: レネゲイド「見せてもらった……君達の能力、思想、想い、歴史、感情……それらの全てを、可能な限り」
 G M: レネゲイド「そして驚いた……人類とは、地球とは……これほどまでに小さく、脆く、か弱い存在だったとは……我々の声が、そのまま破滅をもたらすほどに……」
 G M: レネゲイド「そして、驚いたことはもう一つある……そんな小さな存在が、我々に飲み込まれずに、こうして意志を届けたということだ……」
  光 : 「どれだけ小さくたって、生きてるからな」
 G M: レネゲイド「今ならわかる……数多の歴史、数多の戦い、数多の苦難、数多の悲劇……それを繰り返しながらも、君達の胸の内には、我々に負けぬほどの大きな力があることが……」

 G M: ちらりと、その意識は何処かを向いたようだった。その意識は、先ほど読み取った光景を反芻した。


 G M:      *     *     *

 G M: 病室。

 G M: 石崎 彰也「世界の終わりを、こんなくたびれたおじさんと過ごさずともいいでしょうに」

 G M: 彼らは、空を見上げていた。“滅び”が地球に到達するまで、後幾ばくか……
 G M: 彼は、甲斐甲斐しく世話をしてくれる彼女に感謝をしつつも、何も思い出せないことを申し訳なく思っていた。

 G M: 他のことについては大体のことは整理がついた。けれど、彼女のことについてだけは、どうしてももやがかかる。
 G M: それが、本当に申し訳なかった。彼女の顔を見ればわかる。自分は、大切な何かを忘れてしまったのだ。

 G M: 石崎「まだ、一日程度の時間ですが、判ります……かつての僕は、貴女のことが、決して嫌いではなかったんでしょうね。
 G M:  貴女といた時間は、きっと今よりも騒々しくて、はちゃめちゃで……かけがえのないものだったんでしょうね」

 G M: 病的なノイマンの推察は、決して的外れなものではなかった。
 G M: 喪われたものの大きさをずっと量り続けながら、彼は過去を掘り返せるような言葉を探し続けていた。


 G M: 石崎「……内海さん。これより、世界は終わりを迎えるのかもしれません。避けられるのか、そうでないのか、もう、他人に委ねるしかない状態です」
 G M: 石崎「ですが、もし。もしも、これで世界が終わらないのでしたら……」

 G M: 石崎 彰也は、大切なものを喪った身で、それでも彼女に渡せる言葉を探した。

 G M: もうボロボロの自分に。何か大切なものを失くした自分に。狂人としてジャームに死を叩きつけ続けていた自分に。
 G M: ただ、自分がいつの間にやら吹っ切れていた理由には、恐らく彼女の存在が大きく関わっていると洞察した自分に。

 G M: 何か、言えることがあるとするならば……
 G M: 何か、できることがあるとするならば……
 G M: 何か、紡げるものがあるとするならば……

 G M: そこまで考えて、ああ、と得心した。
 G M: かつての……そして、今の僕は、彼女を好きになっているらしい。

 G M: 石崎「終わらないのでしたら……一緒にまた、新しく何かを作り始めませんか?」

 G M: 思わぬ誘いに目を見開いた彼女は、そのまま頬を赤く染め、表情を目まぐるしく変えながら……
 G M: 最終的には悪戯っぽい笑みを浮かべて彼の方に身を乗り出す。

 G M: 悠美「作っちゃう?3人で迎えちゃう?先生がどうしてもっていうんなら仕方ないなぁ」
 G M: 石崎「……は?」

 G M: 流石に呆気にとられた。ぽかんと開けてしまった口に、シャーベット化したリンゴが突っ込まれた。
 G M: 照れ隠しだろう。

 G M: 石崎「もがっ」
 G M: 悠美「じゃ、まずはこんなとこで。時間はたっぷりある、そうだよね?」

 G M: 石崎「……ええ」

 G M: 2人で一緒に、また空を見上げる――石崎 彰也は、内海 悠美にロイスを結んだ。
 G M: ……クロスバベルより一条の光が天へと昇って行ったのは、その時だった。


 G M: 石崎「……あ。でも、高校卒業までは、いけませんからね。高校卒業までは」


 G M:      *     *     *

 G M: レネゲイド「我々の知らない意志、我々の知らない感情、我々の知らない心――我々の知らないその力を……ロイスと、呼んでいたな。君達は」
 G M: レネゲイド「我々は、君達が『衝動』と呼ぶような意志を押し付けていただけだったようだ……もう少しで、全てを壊してしまうところだった」

 G M: レネゲイド「もしも、君達さえ、良ければ……我々も、君達と、ロイスというものを、結んでみたい」

 G M: ……何者かが、ゆっくりと頷いたように感じられた。それは、『ガイア』と呼ばれるEXレネゲイドだった。
 G M: レネゲイドとガイアは、お互いにロイスを結んだ。


 G M:      *     *     *

 G M: 新条 梢「――え?」

 G M: 彼女は星を見ていた。身体からあふれ出した『力』が、火と重力波をまき散らしているのにも構わずに。
 G M: その力が周囲を破壊しつくすのも秒読みだと思われていたその時、突如その現象が消え去った。

 G M: 医師「……え?い、“異界の巫女”の浸食率――い、1%未満……?」
 G M: 院長「何だって?」

 G M: 梢「――うん、そうだよ。私には大事な人がいるよ。パパも、ママも、友達も、みんな大事だよ」
 G M: 梢「――みんなを傷つけることになるなら、そんな力、いらないよ」

 G M:      *     *     *

 G M: 一か月後。

 G M: がちゃり。

 G M: 無限書庫「やっほー、お久しぶりー!やー、何とかなるだろうとは思ってたけど、本当に何とかなってよかったよかったー」
 G M: 無限書庫「そんなわけで、世界はえーっと……どうなったかな?」



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バックトラック
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 G M: た、大変お待たせしました(何
 G M: えーと、Eろいすがー
 G M: コードウェル博士:【ファイトクラブ】【システムダウン】
 G M: リー・ヤーユエ(輪廻の獣):【悪夢の鏡像】【再活性】【変異する悪夢】【破壊神顕現】【悪意の伝染】【不滅の妄執】
 G M: いじょ!
 G M: 8つですな
 礼 羽: Eは使用します(でないと帰るのがー
 礼 羽: #8d10-165
 ダイス: 8d10=(4+5+3+4+9+7+8+10)=50-165=-115
 G M: がっつりへってくれた
 香 澄: えーと、侵食率が161%でD1/ロイス5/タイタス1。Eは使います。
 香 澄: #8d10-161
 ダイス: 8d10=(5+7+5+8+4+5+4+7)=45-161=-116
  光 : 145% 使うと微妙な数値になりそうだが使う。
  光 : #8d10-145
 ダイス: 8d10=(8+10+5+7+4+4+10+9)=57-145=-88
 香 澄: 116まで低下。トレイルの思い出の写真で-4して112で通常振り。
 香 澄: #5d10-112
 ダイス: 5d10=(1+1+9+9+3)=23-112=-89
 香 澄: うし、89%で通常帰還。
 礼 羽: で。D1、初期1(1は昇華済)、博士S、輪廻獣、で香澄さんに。あ、今は完全にネガポジは表で(今更) 空1は光君に取って 5個か
  光 : えーと、リー・ヤーユエがジャーム化したのでロイス切って。 4個だけど他は切れない。このまま振る。
  光 : #4d10-89
 ダイス: 4d10=(3+2+7+9)=21-89=-68
  光 : あ、やっぱり。まあとにかく帰還。
 礼 羽: #5d10-115 通常で行けるだろう
 ダイス: 5d10=(7+6+7+4+7)=31-115=-84
 香 澄: あ、そうかリー氏ジャーム化してんだ。
 礼 羽: 帰還しましたー
  光 : まあ元からジャームだったかもしれんが。
 G M: 全員の帰還を確認。



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サプリメント
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 G M: 【ステージ:迷路の終わり】
 G M: 「あの次元の存在は口外厳禁だ。全ての結末が、あまりにも特例過ぎる」
 G M: 「ハッピーエンドに向けて全ツッパしましたからねー、やむなし(>ヮ<;」

 G M: ステージ概要:
 G M: キャンペーン「ドラゴンの迷路」が完遂されたのちの黒巣市です。
 G M: 『滅び』の到来と言う星の危機は、レネゲイドとの対話により回避されました。
 G M: のみならず、本来『異物』でしかなかったレネゲイドとのコミュニケーションは、人類の大きな危機の回避に繋がりました。

 G M: 『ジャーム化』の回避です。
 G M: 元々、レネゲイドとのコミュニケーションの摩擦が原因で起こったこの現象は、今や回避が可能な問題となっております。
 G M: とはいえ、それは『レネゲイド能力の喪失』という、小さくはない代償を支払ってのものになりますが。

 G M: 世界情勢も大きく変わっております。まず、FHのリエゾンロードやSoGといったレネゲイド犯罪組織が瓦解しました。
 G M: 元FHは大きく二つに分かれ、思惑はどうあれUGNとの協調路線をとるものと、今なお欲望に任せ悪事に手を染める者が居ます。

 G M: また、レネゲイドの真実が世界に伝播されており、『滅び』の回避が行われた今、改めて『どう歩み寄るか』を模索している段階です。
 G M: UGNの存在も公のものとなり、世界各国と改めて協調するようにその体制を変えようとしています。
 G M: 組織改革、そして旧FH派閥との融和にあたり、UGNは再び名前を『ガーディアンズ』と変えました。
 G M: 博士の理想に一歩近づいたことを示すかのように。

 G M: ジャーム化を回避する方法が見つかったとはいえ、レネゲイドの力は多くの人間の欲望を狂わせています。
 G M: 本人の意思によりジャーム化した者を犯罪者として裁く法整備の準備も、着々と整えられています。
 G M: これからの『ガーディアンズ』の仕事は、そういったレネゲイド犯罪者の鎮圧となります。


 G M: ステージルール:
 G M: このステージにおいてはバックトラックにおいて、最終侵食率が100%以上だった場合、
 G M: ジャーム化する代わりに【ニュートラライズ】することを宣言することができます。

 G M: 【ニュートラライズ】について。
 G M: ジャーム化の間際に、自らに宿ったレネゲイドとの対話を試みることです。
 G M: 侵食による負担が限界に至ったと悟ったレネゲイドは、自らを鎮静化させます。

 G M: これは人間がOVに覚醒するのと同じぐらいに大きく身体を書き換える行為であり、
 G M: 一度行ってしまうと再度のOV化は基本的に不可能とされています。

 G M: 侵食率は限りなく0%に近くなり(同時に、0%にはなりません)、
 G M: 《ヒューマンズネイバー》を除く全てのエフェクトが使用不能になり、常時エフェクトの効果も消失します。

 G M: これによりオーヴァードとしての能力は実質的にすべて失われることになります。
 G M: ルール上はジャーム化と同じくNPCとなるため、キャラクターシートをGMに提出してください。


 G M: また、レネゲイドビーイング専用エフェクトが追加されます。
 G M: これは通常通りに経験値を支払って習得することができます。

 G M: 《ソードトゥプローシャ》
 G M: 最大レベル:1 タイミング:メジャー
 G M: 技能:〈RC〉 難易度:効果参照
 G M: 対象:単体 射程:至近
 G M: 浸食値:1 制限:RB
 G M: 効果:対象のレネゲイドに働きかけ、強制的に鎮静を行うエフェクト。
 G M: 対象がジャームであり、[昏倒]状態である場合のみ使用できる。対象のジャーム化を解除する。
 G M: 【ニュートラライズ】を行った時同様に、浸食率はほぼ0%となり、《ヒューマンズネイバー》を除く全てのエフェクトが使用できなくなる。
 G M: 難易度は下限を5とし、対象のジャームの状況により変動する。GMが設定すること。



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マスターシーン
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 G M: タワー・クロスバベルの一室。

 G M: 姫凪「では、手筈通りにお願いします」
 G M: “プロフェシー”「わかったのですよ」

 G M: “終の風”の前には、今までの依頼人と、これからの奇跡を起こしてくれるという少女が居た。
 G M: 奇しくもその少女には見覚えがあった。“幻視の黒巣市”にて、《ハートレスメモリー》を行った少女だ。

 G M: これから行われることは、彼に対する報酬である。
 G M: 本来、他のステージには決して持ち出してはいけない奇跡。

 G M: 『ジャームを人間に戻す行為』――《ソードトゥプローシャ》。

 G M: “幻視の黒巣市”から、プレインズウォーカーなる男にくっついて旅立ち幾星霜。
 G M: 背負い続けてきた棺は、漸く役割を終えようとしていた。

 G M: “プロフェシー”「《凍結保存》……この条件なら……」

 G M: 《ソードトゥプローシャ》は、まだ新しいエフェクトだ。研究も浅く、万能とはいえない。
 G M: だが、それは確かに効果を発揮した。

 G M: 砂村 けやき「ん……あれ……?アニキ……?なんっすか、くたびれた顔してるっすね……」

 G M: ――《ソードトゥプローシャ》は、強制的に【ニュートラライズ】を行うエフェクトだ。
 G M: 砂村 けやきは、もうOVではない。ただの人間になった。

 G M: "終の風"「トリック・オア・トリート。おはよう、眠り姫/スノーホワイト。約束通り奇跡を起こしてみせたが、いかがかね?」

 G M: “幻視の黒巣市”、懐かしい言葉だ。世惑い続けて摩耗した記憶、ただのオーヴァード(ヒルコ)が世惑い子(エトランゼ)になったこの軌跡/奇跡の原点。

 G M: 色々、そう、色々あった。拠点とした世界線で地球の地軸が変わる大災厄に見舞われ、生き残ったトーキョーでその世界線の死んだ部下と再開した。
 G M: 自らの内に宿る星の癌細胞と謳われた獣/魔王と誓約を交わした、別の世界線で御標という法則に支配された世界を旅した、あるいは、あるいは…

 G M: そうやって歩き続けた、織り上げた、世界の軌跡という織り糸で、今日この日、ようやく望んだ絵図を織りきった。
 G M: ただまあ……そう、楽しかったのだろう、その冒険は。故に―――


 G M: Today is a good day to die.(今日は死ぬにはいい日だ)


 G M: と、自分だけならここで完結だが、次は彼女との新しい物語/軌跡に付き合わなければならない。

 G M: 姫凪「――確かに、報酬は渡しました。ああ、言うまでもないことですが……」

 G M: 判っている。このステージは、君達の居場所ではない。報酬を受け取った今、すぐさま立ち去るべき場所だ。
 G M: 故に、誰の目も届かない、この一室を選んだのだ。

 G M: 姫凪「……お元気で」

 G M: 天凪 終「ああ、世話になった。まあ、縁があれば因果の交差路で会おう」
 G M: 天凪 終「ではいこうか、けやき嬢? 悪徳と災厄だらけだが、それ故に美くしくも騒々しい世界へ」

 G M: Divine Work:Hyper Item/Cat Trail
 G M: 神業:超越品/猫の道

 G M: 棺から抱き上げた少女をさらって、自分以外、誰も知らない猫の道/未知を通って陽炎のように消えていく。

 G M: さあ、新しい冒険を彼女と皆で始めよう。
 G M: 悪徳と災厄で塗れた街で、けれども、醜くも美しい 芳晴(かんば)らしき日々/frabjous days を。

 G M: ――― XYZ






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エンディング1
シーンプレイヤー:“導きの戦乙女” 神野 香澄

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 G M: それからしばらくの間、慌ただしく時が過ぎていった。
 G M: エージェントである君も、非OV市民の混乱を収めたりと何だかんだ忙しかった。ジャームも出なかったわけじゃない。
 G M: それらに一段落がついたころに、支部長代理が君のことをタワー・クロスバベルに呼び出した。

 G M: そんなわけで、久々にやってきたようなクロスバベルです。黒巣市にとっては新たなランドマークになってます。
 香 澄: 「"Leading-Valkyrie"、参りました」 数回ノックの後、部屋に入って一礼。
 G M: 賢者の石の設置されている最上階は流石に基本的に立ち入り禁止区域ですが、今回呼び出されたのはそこですね。
 G M: 美鈴「待っていましたよ、神野さん」
 G M: 女性「初めまして。神野 香澄さんね。私は、大宙ヒカル」
 G M: 大宙ヒカル。聞いたことはある。衛星軌道上にいる支部長だ。この女性の姿はホログラムだとか。
 香 澄: 「……こちらこそ、初めまして」 UGNでは名の通っていた支部長の来訪に驚きの表情を浮かべた後、改めて挨拶を。
 G M: ヒカル「今日は報告のために立ち寄っただけだけど、貴女にも挨拶がしたくてね。無理いって声かけてもらったわ」
 香 澄: 「私に、ですか?」
 G M: 美鈴「ああ、報告というのは、今の宇宙(そら)の状況についてです。ついでに聞いていってくれませんか?」
 香 澄: 「あ、はい。承知しました……宇宙ってことは、レネゲイドの"本隊"のことですか?」
 G M: ヒカル「ええ。“本隊”や“滅び”と呼ばれた――今は“友なる石/Fellwar Stone”と呼んでいるレネゲイドの流星群は、
 G M:  ごく少数を除いて元の場所に戻っていったわ。自分たちが大勢で接触するには、我々が小さすぎることを理解して、ね」
 G M: この辺りについては、ニュースにもなったぐらいだ。新しい星座がいくつか出来上り、天文分野では話題になっている。
 香 澄: 「そうですか……良かった」 ようやく、本当に終わったことを理解したのか胸をなでおろす。
 G M: ヒカル「衛星軌道上で宇宙のレネゲイドの状況を観察していたRBに『ホルス』っていうのがいるんだけど、彼がこれからの交流の橋渡しになる形で落ち着いたわ」
 G M: ヒカル「……そして、同様に重要となるのが、タワー・クロスバベルを擁する黒巣市(ここ)ね」
 香 澄: 「ああ、ここがいわば通信基地みたいなものでしたからね……昔は想像もしていませんでしたけど」
 G M: 美鈴「10本の星の記憶の結晶は、タワー・クロスバベルを正常に稼働させています。レネゲイドとの交流の中心点となるこの場所は、これから重要な拠点となるでしょう」
 G M: 美鈴「……具体的などうこう、は、まだ形になってませんが、ね」
 G M: ヒカル「遠い話だけど、機能の解析が終わったら、軌道エレベーターとしての役割をこなしてもらいたい、とは考えてるわ」
 香 澄: 「軌道エレベーター、ですか……それはまた、大きな話ですね……」
 G M: 美鈴「どうにも、遺跡の用途として、そういう運用を考えられていたような節があるんですよね……『なるほど、バベルの塔か』と、かつては気にも留めてませんでしたが」
 香 澄: 「どういう話になるにしても、上手くいくと良いですね……いえ、"何とかやってみよう"ですね」
 香 澄: 「コードウェル博士に、そう託されたわけですし」
 G M: ヒカル「頑張ってね、神野さん。美鈴支部長代理は、将来的に、貴女を支部長にすることを考えてるから」
 G M: 美鈴「ちょっと、それはまだ秘密です、決まったわけじゃありませんし」
 香 澄: 「…………へ?」 思わず変な声が出た。
 G M: ヒカル「レネゲイドの寿命は人間では計り知れないわ。それと対話する人間の中にも、長い時を生き続けられる人間いるとなると、それは心強いことなの」
 G M: ヒカル「……私や、あなたみたいな」
 香 澄: 「…………あー………」 その言葉を聞いて、得心はいった。
 G M: 美鈴「……気負ってしまう必要はありませんよ。何かを決めるとしても、まだ、先の話です」
 G M: ヒカル「まぁまぁ。とはいえ、何にしろ。これから、よろしくね」
 香 澄: その言葉に改めて顔を上げて。
 香 澄: 「……はい、宜しくお願いします!」 事件の始まり以来の、久しぶりの笑顔で答えた。

 G M: ――未来に、希望はある。



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エンディング2
シーンプレイヤー:“切った張った” 阿見川 光

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 G M: 色々となんやかんやがあった。
 G M: 一般高校生である君にとっては、ジャームが現れた訳でもなく、UGNや旧FHがあれやこれやむつかしい話をしてるのは、遠い他所の話だろうが。
 G M: 何はともあれ、“プランナー”からの呼び出しだ。『剣』を持って、いつぞやの公園にきてほしいとのことだ。

 G M: “プランナー”「いままで、お疲れさまでした、光さん」
  光 : 「まあ、色々濃い体験ばっかりだったのは確かだけど」
 G M: “プランナー”「世界は、今、変革の時を迎えています……それは、すべての“プラン”の意味がなくなり、レネゲイドビーイングの互助組織であるゼノス代表という、今までとは全く違う立場になった私も等しく、です」
  光 : 「で、これの話だよな?」
 G M: “プランナー”「――結論から言ってしまえば、そうなります」
 G M: “プランナー”「鬼切の古太刀の役割は、星にとって害を為すジャームを切ること。私の数多の“プラン”において、それが重要になる場面がありました……しかし、それも過去のもの」
 G M: “プランナー”「最もこの星を憂い、そして最もこの星を憎んだコードウェル博士が眠りについた今、すべての役割は果たされたといえます」
  光 : 「それにもうジャームは出てこないか、あるいはこれなしでも戻せるようになったらしいからな。」
 G M: “プランナー”「これより現れるジャームは、不可抗力の悲劇によるものではありません。人間の黒い魂が産み出したものとなります。それを何とかするのも重要な話となりますが……わざわざ、望まぬ人間に遺産を押し付ける時代は、終わりました」
 G M: “プランナー”「……もっとも、あなたが『そう』と望むのであれば、その剣の所持者であることを続けることもできますが」
  光 : 「……いや。返したって、全部なかったことになる訳じゃないけど。役目が終わったものが残ってたら別の問題が起きるしな。」
 G M: “プランナー”「では、この場でお預かりしましょう。あるいは、『剣の返却』以外に、今までの災難について、私に望む対価なりはありますか?」
  光 : 「この刀は返す。その上で、起きたことは全部俺のものだ。いいことも、悪いことも。」
  光 : 「だから、他には何もいらない。」
 G M: “プランナー”「……で、あれば。私は、阿見川 光という存在が、この星の為に成したことを、忘れないことにします」
 G M: “プランナー”「この星の、黒巣市という街に、ある黒幕の陰謀により災難に巻き込まれ、そしてなおも戦い続け、ついには星を苛む闇すらも切り裂いた少年がいたことを」
  光 : 「あんたは、これからどう生きてくんだ?」
 G M: “プランナー”「どうでしょうね……私も、永き時を生きてきた存在ですが、全ての“プラン”はあの『星々の襲来』に備えてのものでした。それがなくなった今は、レネゲイドビーイングの仲間とともに『これから』を考える段階です」
 G M: “プランナー”「……どの道、あなたよりは長生きをしているかと」
  光 : 「なら、いつかまた会うこともあるかな。運がよけりゃ。」
 G M: “プランナー”「……ええ。私もあなたも、同じ星に生きる以上は」
 G M: “プランナー”は古刀を受け取ると、一礼をして去っていく。
  光 : 「じゃあ、その時までさよならだ」 背を向けて歩き出した。

 G M: ――君達は、現在(いま)を生きている。



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エンディング3
シーンプレイヤー:“贋作” 神代 礼羽

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 G M: あれから。ジャネッタさんも姫凪さんも、めちゃくちゃ忙しそうだった。
 G M: 特に姫凪さんは、ジャーム化したナンバーズを引き連れて、治療のための何やかんややその他諸々、未だに落ち着きそうにない。
 G M: で、もうFHとしての任務などあるわけもなく、どうしたものかと思っていたところ、思わぬ珍客がやってきた。

 G M: “マスターグレイヴ”墓守清正「……よう」
 G M: “マスターグレイヴ”。何だかんだ、今回の騒動の初期からUGNに協力するFH勢として並んで仕事はしていた。顔見知りレベルでは、一応ある。
 礼 羽: 「...此処に来るとか、何かあったのか?暇人?」言うに事欠いて
 G M: 墓守「モノのついでに寄っただけだが……逆に、お前らン中に暇な奴がいたら手伝って欲しいことがあってな。ぶっちゃけ、雑用になっちまうンだが」
 礼 羽: 「内容次第、だな。此処しばらくは姫凪さんも忙殺されてるのであまり空けておくのは難しい」
 G M: 墓守「ジャネッタのやつが中心になって、UGNとFH残党の講和が成立したのは知ってるだろ。ついでにあいつが仕事寄越してきやがった」
 G M: 墓守「UGNとFHの非合法実験の始末……ってやつだ。黒巣市にもまだ色々残ってる、ンだが、これがまた、今までとは状況が変わってしまっててな」
 G M: 墓守「UGN側の情報も流れてくるようになったので仕事が捗りだした……のはいいンだが、肝心のターゲットがな……大体死んでる」
 礼 羽: 「...其処に、どう絡めばいいんだ?」完全な後始末なのか、状況によっては保護なのかもしれんが
 G M: 墓守「【活性化】騒ぎで多くのジャームが暴れては討たれてを繰り返した結果、まともに抵抗するようなジャームが碌に残っていないンだ」
 G M: 墓守「旧アジトを漁って、ターゲットが死ンだ証拠を確認して、生き残りが居たらまぁ、保護。墓守っつーか墓荒らしだ。こうなってくると、完全に雑務だ。何でもいいから人手が欲しい」
 礼 羽: 「...成程。系列...というにはセル毎に特色が違いすぎるが...ついでに経験的に調べやすかろう、ということか」墓荒らしするなら、墓の中知ってる方が、知らないよりは
 G M: 墓守「大体、そんなところだ。復讐対象の確認が終わったらそのうちどっかに仕事を投げ渡すとしても、今はまだ俺のテリトリーだからな、FHでつるンだ方がまだやりやすいしな」
 G M: 墓守「それに、お前さんも『そういう奴らはいなくなった』ってのは、確認できてた方が良いだろ?」
 礼 羽: 「...違いない」自分たちの様な経緯生まれは増えてたまるか。という意味を込め
 礼 羽: 「何人手を挙げるかは確認の要があるが....保護も目的というなら、数人は手を挙げるだろう」
 礼 羽: 「とりあえず、兄妹に確認は取るんで、出発まではゆっくりしてろ。それ程待たさないだろうさ」インスタント珈琲を出して、席を離れる
 G M: 墓守「……悪いな、長居する気はなかったンだがな」
 礼 羽: 「気にするな。ちょっとした心の変化だ。今回の結果、な」
 礼 羽: 誰かを只恨むのではなく、誰かの為に動く事を知った彼は、それは偽物なのかそれとも。。。 

 G M: ――過去を積み重ね、人は生きる。



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グランドエンディング
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 G M: ――UGN本部。

 G M: アッシュ「その支部長はさっさと外せ。この忙しい時に自己保身ばかりの馬鹿を立てさせるな。それともお前も同類か?」
 G M:  ――……全く、しばらく席を外しているうちに無能ばかりが蔓延っていて困る」
 G M: クリフ「こりゃまた忙しそうだね。査察部に出戻りして、気落ちしてるかと思ったが元気そうで何よりだ」
 G M: アッシュ「馬鹿なことを。李大人の後ろ盾こそなくなったが、私自身の能力が削げたわけでも、地位を追われたわけでもない」
 G M: クリフ「元の位置からやりなおし、というだけだものね……とはいえ、今の『ここ』で、どこまでやる気だい?君は」
 G M: アッシュ「……さてな。美鈴のやつに好き勝手やられてしまったんだ。あいつの青写真が見えてから割り込んでやるさ」
 G M: クリフ「やれやれ、ミスズ君も多難だね。ま、ここまで来たらもう、人とOVでなく組織の問題だ。どうにでもなるか」


 G M: ――留置所。

 G M: 天船 巴「……わたくしを笑いに来た、と言ったところでしょうか?」
 G M: ジャネッタ「ええ、そりゃ盛大に笑いたいですわね、けらけらと。でも留置所ではお静かに、と釘を刺されてますの」
 G M: 天船「……で、ご用事は?」
 G M: ジャネッタ「わたくし、アメリカ戻って政治家やるつもりなんですけども、一緒に来て手伝っていただけません?」
 G M: 天船「……正気ですの?知ってますわよね?わたくしはもう――」
 G M: ジャネッタ「ニュートラライズによって、レネゲイド能力を失っている。けど、あなたの性格の悪さは自前でしょう?」
 G M: 天船「…………後悔するかもしれませんよ?」
 G M: ジャネッタ「上等」


 G M: ――街角。

 G M: 街頭テレビ『労働厚生省の朝田 利通議員は、レネゲイドと呼ばれる存在について――』
 G M: 春日 恭二「……かくて、レネゲイドは世に広まった、か……」
 G M: 朝田 利通『……かつて、UGN、FHと呼ばれた組織ですが、各国との協力のもと形を変え――』
 G M: 春日「忘れるなよ。UGN。貴様らの進む道に義が失われたときは――」
 G M: 朝田 利通『――我々は、統合された組織を『ガーディアンズ』と呼ぶことに決めました』

 G M: 春日「――私は、再び貴様らの前に現れるからな」


 G M: ――医療施設。

 G M: ヨシュア「……そうか。アルフレッドの意識はまだ戻らないか。一命をとりとめたと聞き、もしやと思ったのだが……」
 G M: 医師「容態は安定しております。レネゲイドは完全に鎮静化されており、彼の身体は常人のそれとなっております。
 G M:  理論上は、意識を取り戻す可能性は十分にありますが、それがいつになるかは……」
 G M: ヨシュア「おそらくは、最後だろうな。この星の課題のすべてにケリがついたとき、彼は目を覚ます……そんな気がする」

 G M: ヨシュア「その時を、私は待っているぞ……お嬢さんたち、彼のことをよろしく頼むよ」

 G M: レリア、カイエ「はい」


 G M: ――……

 G M: “プランナー”「行くのですね、あなたは」
 G M: “プレインズウォーカー”「ええ。他人様に飛ばされて何やかんや苦労はありましたが、楽しかったので。今度は、自分の足で世界を渡ります」
 G M: “プランナー”「呆れましたね。折角世界が落ち着いたというのに」
 G M: “プレインズウォーカー”「どこぞの世惑い子(エトランゼ)に影響されましたかね。ま、二度と会うことはないかもしれませんが、お元気で」

 G M: 都築 京香「……さて、“プラン”も何もなくなった私は、唯の都築 京香。この世界で、のんびりと貴方がたのことを見守らせてもらいますね、人の子らよ」


 G M:      *     *     *

 G M: ……君達は、エリュシオンの支配人室に呼び出された。そこが『ガーディアンズ』の拠点であることは、もはや公然の秘密だ。
 G M: 美鈴「貴方がたに依頼があります。旧市街にてジャームが暴走し、それは未だ市内に潜伏しているとの情報です」
 G M: ああ、登場させるPCについては、裏ではあれこれ言ったけど、割と任すw
 香 澄: 高人「……あー、例によって。てか、多少は頻度減ってるとはいえまだまだ多くないですかね」 ぼやいて頭掻く。
  光 : 綴「何でも急に大きく変われないものですわ。」
 G M: 美鈴「警察も警戒態勢を敷いてはいますが、やはりノーマルにジャームの相手は無理があります。あくまで状況の観察が限界です」
 香 澄: 高人「……まあ、そりゃ確かに。元々他所と比べてもおかしいレベルに多かったし減っただけでもマシか」
 G M: 美鈴「それがこの街だ、とか言ってしまうと話が終わってしまうところですが……しかし、減っているのは間違いない、という希望的な見方はあります。それに」
 G M: 美鈴「相手は、レネゲイドの力を抑え込めなくて暴走しているのではなく、暴走を愉しんでいるような輩。遠慮の必要はありません」
 香 澄: 良平「…………つまり、"生死問わず(Dead or Alive)"ってことでOK?」
 香 澄: 横でしれっと茶飲んでた少年。
 G M: 美鈴「狙って殺されるのは困りますが、『やりすぎ』の上限については、極めて緩く見積もって問題ないかと」
 礼 羽: 霧人「死体にしちゃうのはちょっと控えて貰えると嬉しいかな。瀕死ならまだ、良いんじゃないかな...一応医療班には伝えとくから」
 G M: 美鈴「夜堂院さんも、よろしくお願いしまうね。報酬の方は滞りなく支払わせていただきますので。後程、お爺様にも挨拶に伺います」
  光 : 綴「ありがたいことですこと」 呆れ気味に
 G M: 綴んのお爺様は最近UGNに首輪をつけられてかなりしょげている。隠居ジジイも同然だ。
 香 澄: 良平「…………ん」 高人「りょーかい。じゃ、なるべく早く片づけてきますわ」
  光 : 綴「では、早く終わらせるとしましょうか」
 礼 羽: 霧人「...いってらー」


 G M:      *     *     *

 G M: ジャーム「うへぁはははははっは!この“精神ドリッパー”の餌になるがいい!お前の精神を切り刻んでやる!」
 G M: ……"Mind dripper(精神ドリッパー)"?"Mindripper(精神裂き)"ではなく?
 G M: 何やら頭の悪そうなジャームが暴れている。
 香 澄: 高人「…………」
 香 澄: 無言で空間に穴をあけて手を突っ込んで何かを取り出し。
  光 : 綴「ある意味正しいですわね」 ワイヤーを髪につなぎつつ
 礼 羽: 科妓「...こいつ面倒くさいんだよー。物理的なのは、ちょいちょい直しながらやってるけどー」まってましたーと二人をお出迎えしつつ
 香 澄: 高人「星になーれ♪」 速攻接敵、振りかぶった大漁旗をドリッパーの顔面にフルスイング(何
 G M: ジャーム「あひゃひゃひゃのばー!?」星にはならぬが軽く吹き飛びはする。
 香 澄: 高人「……あれ、ひょっとして意外としぶといコイツ?」
 香 澄: しなぎーの方を向きつつジャーム指差し。
 礼 羽: 科妓「ね?面倒くさいでしょ?」《折り畳み》を展開して使用済みのアンチマテリアルライフル見せつつ、頷く(何
  光 : ワイヤーで切るのもアホくさい。絡めて地面に叩きつけておこう。
  光 : 綴「せめてあの程度一撃で締めてもらえませんかしら。おじい様たちを黙らせるくらいはできませんと」 
 G M: そうは言うが、そのジャームはさらに綴さんの一撃を受けながら、床を転げた末に立ち上がるぞ。こいつを黙らせるには、もう一息必要そうだ。
 G M: ジャーム「貴様ら……ガーディアンズか!」
 香 澄: 高人「割と本気で殴った筈なんだけどな……あ、なんか正気に戻った?」
 礼 羽: 科妓「うん、バイト先の一つです!」どや
 G M: ジャーム「丁度いい、貴様らを倒して名を挙げてくれる!」
  光 : 綴「無理ね。」
 香 澄: 高人「……できるもんならどーぞ」

 G M: ジャームは激高し、君達に襲い掛かる――彼の浅い願望が叶わなかったことは、言うまでもないことである。



 G M: ……もう、君達を“裏切り者(ダブルクロス)”と呼ぶものは、いない。



ダブルクロス The 3rd Edition / "Gatecrash"
キャンペーン『ドラゴンの迷路 -Dragon's Maze-』
  最終話『迷路の終わり-Maze's End-』
                    ――End.



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ボーナストラック
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 G M: 話は、『滅び』が地球に至ると確定する直前に遡る。

 G M: 中東、某所――俗に、『19年前の遺跡』などと呼ばれる場所。
 G M: 現代のレネゲイド史の始まりとも言える場所に、彼はいた。

 G M: 「……」

 G M: 彼を指す名は幾つかある。
 G M: “闇梟”、“放蕩魔術師”、『部下A』……等々。だが、本名で呼ぶのなら……

 G M: スタンレー「星の巡りとレネゲイド濃度を見るに……有り得るとしたら、今、ここ」

 G M: UGNの宇宙ステーションにハッキングまでして入手したデータを基にした結論だが、本音、違っててほしいと思っていた。
 G M: 余りにも時間が足りなかった。セルを外れた単独行動の身であり、任務を依頼された博士とも連絡がつかなかった。

 G M: 諦めて伝言だけを“血騎士”……部下Bに預け、ここまで来たわけだが――


 G M: スタンレー「――……ハズレ。んー、これをもって頓挫」

 G M: 当たりを引いたら引いたでまずかったわけだが、ハズレとなるとそれはそれで困ったことだ。

 G M: いよいよ手掛かりが何もなくなった。
 G M: 『石崎彰也死亡フラグ先読み事件』は、これにて迷宮入りとなるだろう。

 G M: 何か機会があればまた探りに来るところだが、今のところは出来ることがなくなった。

 G M: スタンレー「博士にどう伝えますかねぇ、これ……」

 G M: ……

 G M: …………

 G M: ……………………

 G M: “ファートゥム”「はて。私は何故ここに……」

 G M: スタンレーが立ち去った後、ニアミスの形で、FHのある男が、その遺跡に立ち寄っていた。
 G M: 立ち寄った本人自身、理由がよくわかっていない……「なんとなく」であった。

 G M: その時間は、世界に大した影響のない話だった。如何なからくりかはさておき、神出鬼没は彼の持ち味だ。
 G M: 気持ちを切り替えて、彼は行動を、任務を再開した。

 G M:  昨日と同じ今日。
 G M:  今日と同じ明日。
 G M:  世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
 G M:  だが、人々の知らないところで。
 G M:  世界はすでに変貌していた。

 G M: これは、『これより変貌する世界』の物語ではない。
 G M: これは、『すでに変貌していた世界』における物語。

 G M: “ファートゥム”「セントラルドグマの伝言をお伝えします」


                    ――TO BE CONTINUED ...?